空港ラウンジを利用できるおすすめの法人カード9選を比較!サービス内容や選ぶ際のポイントを解説

[投稿日]2025年11月28日

※本ページにはプロモーションが含まれています

空港ラウンジを利用できるおすすめの法人カード9選を比較!サービス内容や選ぶ際のポイントを解説

出張時の空港での待ち時間を、快適なラウンジで過ごせたら便利ですよね。法人カードには、そんな願いを叶える空港ラウンジサービスが付帯しているものがあります。

しかし、カードによって利用できるラウンジの種類や同伴者の可否など、サービス内容はさまざまです。

本記事では、法人カードで使える空港ラウンジの種類ごとに、おすすめのカード9枚を比較・紹介します。各カードの特典を一覧で比較できるので、自社に最適な一枚を見つける参考にしてみてください。

法人カードで利用できる2種類の空港ラウンジサービス

法人カードで利用できる2種類の空港ラウンジサービス

法人カードに付帯する空港ラウンジサービスは、大きく2種類に分けられます。

  • カード特典の空港ラウンジサービス
  • プライオリティ・パス

それぞれのサービス内容や特徴、どのようなビジネスパーソンに向いているのかを詳しく解説します。

カード特典の空港ラウンジサービス

法人カードに付帯する空港ラウンジサービスは、クレジットカード会社や信販会社が独自に、または共同で運営・提携している特典です。このサービスは、対象となる法人カードと当日の搭乗券を提示するだけで、国内の主要空港とハワイのラウンジを無料で利用できます。

ラウンジ内ではフリードリンクや無料WiFi、電源コンセントなどが提供されており、フライト前の時間を有効活用できます。カードの種類によって同伴者無料の有無などサービス内容に違いがあるため、利用シーンに合ったカードを選ぶことが重要です。

たとえば、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」や「三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)」は、同伴者1名までラウンジ利用が無料です。一方で、「JCB法人カード(ゴールド)」の場合、空港ラウンジの同伴者利用は有料となります。

国内出張がメインで、特に出張先で同僚や部下と合流するようなケースが多い方には、同伴者無料特典が付帯したカードはおすすめです。

プライオリティ・パス

プライオリティ・パスは、世界中の空港ラウンジサービスを受けられる会員制サービスです。

近年ではレストランやスパ・マッサージなどと提携し、サービスの多様性が大きくなっています。対象店舗に会員カードを提示すると、決められたクレジットが付与されるようになり、サービスを受けることが可能です。

世界146の国や600以上の都市で、合計1,800を超えるサービスが提供されています。プライオリティ・パスには、プランは3つあり、年会費469米ドルかかる最上位プラン「プレステージ会員」が無料で付帯する法人カードもあります。

たとえば、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」は、「プレステージ会員」に無料で登録できると明記されているため、コストパフォーマンスが高いです。

ただし、プライオリティ・パスを利用するには、法人カードが到着した後に別途申し込み手続きをしなければなりません。同伴者の利用料金については、公式サイトで明確に料金が記載されている場合もあれば、問い合わせが必要なケースもあります。

このように、プライオリティ・パスは海外出張が多いビジネスパーソンにとって非常に価値の高い特典です。付帯する法人カードを選ぶ際は、会員ランクだけでなく、同伴者料金の有無や登録プロセスの違いといった細かな条件まで確認することが重要です。

空港ラウンジを利用できるおすすめの法人カード9選を比較

本記事で紹介する、空港ラウンジを利用できるおすすめの法人カード9選を2つのカテゴリに分けて比較します。

1つ目は、国内の主要空港ラウンジを中心に利用できる法人カードです。2つ目は、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が付帯する法人カードです。

それぞれの年会費、ポイント還元率、旅行傷害保険を以下の表にまとめました。

【空港ラウンジサービスが付帯する法人カード】

カード名年会費(税込)基本還元率旅行傷害保険
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)5,500円0.5%~・海外:最高5,000万円
・国内:最高2,000万円
JCB法人カード(ゴールド)11,000円0.5%~・海外:最高1億円
・国内:最高5,000万円
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)2,200円0.5%〜・海外:最高2,000万円
・国内:最高1,000万円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード49,500円1.0%~・海外:最高1億円
・国内:最高5,000万円
PRESIDENT CARD50,000円1.0%〜公式サイトに記載なし

【プライオリティ・パスが付帯する法人カード】

カード名年会費(税込)基本還元率旅行傷害保険
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード33,000円0.5%~・海外:最高1億円
・国内:最高5,000万円
UCプラチナカード0円1.0%~・海外:最高1億円
・国内:最高5,000万円
三井住友ビジネスプラチナカード for Owners55,000円0.5%~・海外:最高1億円
・国内:最高1億円
apollostation PLATINUM BUSINESS22,000円0.8%~・海外:最高1億円
・国内:最高5,000万円
※条件達成で年会費が無料または優遇される場合があります

空港ラウンジサービスが付帯する法人カード5選

まずは、国内の主要空港ラウンジサービスが付帯する法人カードを5枚紹介します。

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)
  • JCB法人カード(ゴールド)
  • ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  • PRESIDENT CARD

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は、三井住友カード株式会社が発行する、個人事業主や中小企業の経営者を対象とした法人カードです。

カード名三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)
申し込み資格満18歳以上の法人代表者・個人事業主
※高校生は除く
年会費5,500円
※年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
追加カード年会費無料
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数18枚
ETCカード年会費無料
※入会翌年度以降、前年度の利用がない場合は550円
国際ブランドVisa・MasterCard
カード利用枠~500万円
基本還元率0.5%〜
還元方法Vポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高300万円
・海外ショッピング保険:最高300万円
・国内旅行傷害:最高2,000万円
・海外旅行傷害:最高5,000万円
主な付帯特典・利用枠最大500万円
・旅行予約サービス「Vトリップ」
空港ラウンジの同伴1名まで無料
発行スピード約1週間
必要書類代表者の本人確認書類
※税込表示

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)では、国内の主要空港とハワイのラウンジサービスも無料で利用できます。プライオリティ・パスは付いていませんが、国内出張がメインの方であれば、十分なサービスです。

また、年間100万円の年会費無料の条件を達成すると、継続特典として10,000円相当のVポイントが還元されるため、実質的な還元率も高くなります。年間100万円以上の経費利用が見込め、コストを抑えながらゴールドカードを保有したい事業者の方におすすめです。

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)の詳細は、以下のリンクからご確認ください。

JCB法人カード(ゴールド)

JCB 法人カード(ゴールド)

JCB法人カード(ゴールド)は、株式会社ジェーシービーが発行する、中小企業や個人事業主向けのゴールド法人カードです。

カード名JCB法人カード(ゴールド)
申し込み資格満18歳以上の法人代表者・個人事業主
年会費11,000円
※オンライン入会:初年度無料
追加カード年会費3,300円
※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加のカードも無料
追加カード発行手数料なし
追加カードの発行上限数複数枚
ETCカード年会費無料
国際ブランドJCB
カード利用枠~500万円
※所定の審査あり
基本還元率0.5%〜
還元方法Oki Dokiポイント
※2026年1月からJPOINTに変更
付帯保険・国内ショッピング保険:最高500万円(自己負担額3,000円/事故)
・海外ショッピング保険:最高500万円(自己負担額3,000円/事故)
・国内旅行傷害:最高5,000万円※1
・海外旅行傷害:最高1億円※1
主な付帯特典・一般カードの特典+
・サイバーリスク保険:75万円
・国内・海外航空機遅延保険:2〜4万円※1
・ドクターダイレクト24
・不正検知システム
空港ラウンジの同伴有料
※金額はラウンジによって異なる
発行スピード約2~3週間
必要書類・法人の本人確認書類(現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書)
・代表者の本人確認書類
※税込表示
※1:利用付帯

JCB法人カード(ゴールド)にも、空港ラウンジサービスが無料で付帯しています。そのほかにも、航空機遅延保険や年間最高500万円のショッピングガード保険が付帯するなど、国内出張向けのサービスが充実しています。

ただし、海外で利用できる空港ラウンジはハワイのみです。国内外の旅行傷害保険も、旅行代金のカード決済が必要な「利用付帯」である点にご注意ください。

また、ポイントプログラムとして、年間の利用額に応じてポイント還元率が最大1.0%まで向上する「JCB STAR MEMBERS」プログラムが用意されています。2026年1月より「J-POINTボーナス」に名称変更し、より貯めやすく、使いやすくなる予定です。

年間のカード利用額が多く見込め、国内出張の機会が多い事業者の方におすすめです。JCB法人カード(ゴールド)の詳細は、以下のリンクからご確認ください。

ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)

ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)

ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)は、ライフカード株式会社が発行する法人カードです。

カード名ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)
申し込み資格法人代表者・個人事業主
年会費2,200円
※初年度無料
追加カード年会費2,200円
※初年度無料
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数3枚
ETCカード年会費初年度無料/次年度以降 1,100円
※以下のいずれかの条件を満たした場合は、翌年度も無料
 ・カード(ETCカード含む)を1度でも利用した場合
 ・ETCカードを追加するカードが年会費有料の場合
 ・ETCカードを追加するカードがビジネスカードの場合
国際ブランドVisa・MasterCard・JCB
カード利用枠~500万円
基本還元率0.5%
還元方法サンクスポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:なし
・海外ショッピング保険:なし
・国内旅行傷害:最高1,000万円
・海外旅行傷害:最高2,000万円
主な付帯特典・一般カードの特典+
・シートベルト傷害保険
空港ラウンジの同伴記載なし
発行スピード最短3営業日
必要書類本人確認書類
※税込表示

決算書の提出が不要で、最短3営業日で発行されるため、設立間もない企業や個人事業主の方でも申し込みやすくなっています。年会費は2,200円(税込)と低価格でありながら、空港ラウンジサービスも付いているコストパフォーマンスの高さが特長です。

また、海外旅行傷害保険がカードを保有しているだけで適用される「自動付帯」であるため、保険が適用されないリスクがないため、安心できます。一方で、ポイント還元率は0.5%で、追加カードの発行は最大3枚までです。

設立直後で事業用のクレジットカードを迅速に必要としている方に適しています。ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)の詳細は、以下のリンクからご確認ください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、アメリカン・エキスプレスが発行する法人カードです。

カード名アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
申し込み資格・年齢が満20歳以上であること
・法人もしくは個人事業主
年会費49,500円
追加カード年会費・付帯特典あり:13,200円
・付帯特典なし:無料
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数99枚まで
ETCカード年会費無料
国際ブランドAmerican Express
カード利用枠一律の利用限度額の設定なし
基本還元率1.0%〜
還元方法メンバーシップ・リワードポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高500万円
・海外ショッピング保険:最高500万円
・国内旅行傷害保険:最高5,000万円
・海外旅行傷害保険:最高1億円
主な付帯特典・グリーンカードの特典+
・メンバーシップ・リワード・プラス:初年度年会費無料
・士業の紹介
・ヘルスケア無料電話相談
・ビジネス・フリー・ステイ・ギフト
・ポケットコンシェルジュキャッシュバック特典
・Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー
・ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
・ゴールド・ワインクラブ
空港ラウンジの同伴1名まで無料
発行スピード約3週間
必要書類【法人の場合】
・代表者の本人確認書類
・登記簿謄本または印鑑証明書
【個人事業主の場合】
・代表者の本人確認書類
※税込表示

ビジネスシーンにおけるステータスの高さが特徴で、手厚いビジネスサポートやトラベル特典が用意されています。国内の主要空港ラウンジをカード会員本人だけでなく、同伴者1名も無料です。

ただし、年会費は49,500円(税込)とゴールドカードのなかでは高額なため、特典を十分に活用できるかどうかが決め手となります。

出張が多く、ステータスを重視する経営者の方におすすめです。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

PRESIDENT CARD

PRESIDENT CARD

PRESIDENT CARDは、株式会社UPSIDERが発行するプレミアム法人カードです。

カード名PRESIDENT CARD
申し込み資格法人の代表者
年会費50,000円
追加カード年会費無料
※メタルカードは有料
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数無制限
ETCカード年会費記載なし
国際ブランドVISA
カード利用枠最大10億円
基本還元率1.0%〜
還元方法PRESIDENT CARDポイント
付帯保険記載なし
主な付帯特典・国内外空港ラウンジ無料サービス
・市内ラウンジ・都市型ワークラウンジ無料サービス
空港ラウンジの同伴記載なし
発行スピード最短
必要書類マイナンバーカード
※税込表示

PRESIDENT CARDは、一般的なプライオリティ・パスとは異なる「Dragonpass」というラウンジネットワークを採用しています。世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジに加え、国内のワークスペース「SHARE LOUNGE」も無料で利用できるため、空港だけでなく、都市部のワークスペースも利用する方におすすめです。

ただし、年会費は50,000円(税込)と高額です。PRESIDENT CARDの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

プライオリティ・パスが付帯する法人カード4選

次に、1,800を超える空港ラウンジとサービスを使える「プライオリティ・パス」が付帯する、ワンランク上の法人カードを4枚紹介します。

  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
  • UCプラチナカード
  • 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
  • apollostation PLATINUM BUSINESS

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾン・ビジネス・アメリカン・エキスプレス カード(プラチナ)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、株式会社クレディセゾンが発行するプラチナ法人カードです。

カード名セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
申し込み資格満18歳以上の法人代表者・個人事業主
※高校生は除く
年会費33,000円
※初年度無料
追加カード年会費3,300円
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数最大9枚
ETCカード年会費無料
国際ブランドAmerican Express
カード利用枠最高9,990万円
基本還元率0.5%〜(海外利用時は1.0%)
還元方法永久不滅ポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高300万円
・海外ショッピング保険:最高300万円
・国内旅行傷害:最高5,000万円
・海外旅行傷害:最高1億円
主な付帯特典・JALマイル最大1.125%還元
・コンシェルジュ・サービス
・プライオリティ・パス
・Tablet® Hotels加盟ホテルVIPアップグレード
・セゾンプレミアムゴルフサービス
・オントレ entrée
・セゾンフクリコなど
空港ラウンジの同伴1名につき4,400円
発行スピード最短3営業日
必要書類本人確認資料
※税込表示

世界中の空港ラウンジが回数無制限で利用できる「プライオリティ・パス」の最上位ランク「プレステージ会員」に無料で登録できます。これまで、プライオリティ・パスの会員カードを受け取れましたが、2025年11月4日(火)以降に申し込みをすると、アプリに切り替わる予定です。

ポイントは有効期限のない「永久不滅ポイント」で、有料の「SAISON MILE CLUB」に登録すると、JALマイルの還元率が最大1.125%までアップします。

年会費は33,000円(税込)ですが、登記簿謄本や決算書が不要で申し込みやすい一枚です。

海外出張が多く、効率的にJALマイルを貯めたい経営者の方に適しています。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

UCプラチナカード

UCプラチナカード

UCプラチナカードは、ユーシーカード株式会社が発行するプラチナカードです。

カード名UCプラチナカード
申し込み資格安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く)
年会費16,500円
※初年度無料
追加カード年会費3,300円
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数無制限
ETCカード年会費無料
国際ブランドVisa
カード利用枠最高700万円
基本還元率1.0%〜
還元方法UCポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高300万円
・海外ショッピング保険:最高300万円
・国内旅行傷害:最高5,000万円
・海外旅行傷害:最高1億円
主な付帯特典・UCプラチナゴルフサービス
・グルメクーポン
・コンシェルジュサービス
・国内・海外空港ラウンジサービス
・FP(ファイナンシャルプランナー)・士業相談サービス
・プラチナポイント特典:還元率常時2倍
・通信端末修理費用保険:最高3万円
空港ラウンジの同伴無料(年6回まで)
発行スピード2〜3週間程度
必要書類本人確認書類
※税込表示

UCプラチナカードには、空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」が無料で付帯されていますが、回数制限があり、年間6回までです。回数無制限で利用できるプライオリティ・パスを付帯する他社カードと異なるため、特に海外出張や旅行の頻度が多い方にとっては注意が必要です。

しかし、UCプラチナカードのメリットとして、家族カード会員もプライオリティ・パスの対象となる点が挙げられます。家族カードの年会費は3,300円(税込)が必要ですが、本会員と同様に、家族カード会員もそれぞれ年間6回までラウンジを無料で利用できます。

年会費は16,500円(税込)とプラチナカードとしては手頃な価格帯です。個人向けカードですが、法人口座を引き落とし先に設定できるため、ビジネス利用にも対応しています。

航空機での出張が多く、家族でプラチナカードの特典を試したい方におすすめです。UCプラチナカードの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

三井住友ビジネスプラチナカード for Owners

三井住友ビジネスプラチナカード for Owners

三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersは、三井住友カード株式会社が発行するハイステータスなプラチナカードです。

カード名三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
申し込み資格満30歳以上の法人代表者、個人事業主の方
年会費55,000円
追加カード年会費5,500円
追加カード発行手数料無料
追加カードの発行上限数記載なし
ETCカード年会費無料
国際ブランドVisa・Mastercard
カード利用枠原則200万円~
基本還元率0.5%~
還元方法Vポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高500万円
・海外ショッピング保険:最高500万円
・国内旅行傷害:最高1億円
・海外旅行傷害:最高1億円
主な付帯特典・コンシェルジュサービス:航空券・乗車券・ホテルなどの手配
・国内空港ラウンジ無料
・プラチナホテルズ:ホテル優待
・空港宅配サービス
・空港クローク優待サービス
・WiFiレンタルサービス
・プラチナグルメクーポン
・宝塚歌劇優先販売
・プラチナワインコンシェルジュ
・プラチナオファー
空港ラウンジの同伴1名につき$35
発行スピード約2~3週間
必要書類・法人の本人確認書類(現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書)
・代表者の本人確認書類
※税込表示

満30歳以上の法人代表者または個人事業主を対象とし、年会費も55,000円(税込)と高額に設定されています。プライオリティ・パスのほか、コンシェルジュサービスやプラチナホテルズなど付帯特典は充実しています。

なかでも、選べる無料保険は特徴的です。三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersに付帯している旅行傷害保険を、ゴルフ保険や個人賠償責任保険など、ほかの保険に無料で切り替えられます。

コンシェルジュサービスを重視し、付帯保険を自分に合わせて選びたい経営者の方に適しています。三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

apollostation PLATINUM BUSINESS

apollostation PLATINUM BUSINESS

apollostation PLATINUM BUSINESSは、出光クレジット株式会社が発行するプラチナ法人カードです。

カード名apollostation PLATINUM BUSINESS
申し込み資格個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方
年会費22,000円
※年間300万円以上の利用で次年度年会費が無料
追加カード年会費3,300円
※年間300万円以上の利用で次年度年会費が無料
追加カード発行手数料記載なし
追加カードの発行上限数9枚
ETCカード年会費無料
国際ブランドVisa・アメリカン・エキスプレス
カード利用枠記載なし
基本還元率0.8%~
還元方法出光まいどプラスポイント
付帯保険・国内ショッピング保険:最高300万円
・海外ショッピング保険:最高300万円
・国内旅行傷害:最高1億円
・海外旅行傷害:最高5,000万円
主な付帯特典・サイバー保険:最高100万円
・国内空港ラウンジ無料
・コンシェルジュサービス:航空券・乗車券・ホテルなどの手配
・Visaビジネスオファー・ビジネス・アドバンテージ
・優待サービス
空港ラウンジの同伴1名につき$35
発行スピード最短3営業日
必要書類代表者の本人確認書類
※登記簿謄本や決算書の提出不要
※税込表示

付帯するプライオリティ・パスは、カード独自の特典として利用回数が上乗せされ、合計で年30回まで無料でラウンジを利用できる手厚い内容です。一方で、基本のポイント還元率は国内0.8%と、他のプラチナカードと比較するとやや低い水準です。

年間のショッピング利用額が300万円以上の場合、翌年度の年会費22,000円(税込)がかからなくなります。年間300万円以上の経費決済があり、コストを抑えつつ手厚いプライオリティ・パス特典を利用したい事業者の方におすすめです。

apollostation PLATINUM BUSINESSの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

空港ラウンジを利用できる法人カードの選び方

空港ラウンジを利用できる法人カードの選び方

空港ラウンジを利用できる法人カードを選ぶ際には、以下の3つの点を押さえることが大切です。

  • 利用できる空港ラウンジの数や場所
  • 同伴者の利用可否
  • 年会費と付帯特典のバランス

自社にとって本当に価値のある一枚を見つけ出すために、見ていきましょう。

利用できる空港ラウンジの数や場所

法人カードを選ぶ際は、利用できる空港ラウンジの数や国内外の拠点、提携ネットワークの種類を確認することが重要です。事業の特性によって適切なラウンジネットワークは異なり、国内出張が中心か海外渡航が多いかによって、重視すべきカバー範囲が異なるためです。

特に海外渡航が多い方は、世界にある多くのラウンジを網羅する「プライオリティ・パス」付きの法人カードを選びましょう。最適なカード選びのためには、自社の出張パターンを詳細に考慮し、主に利用する空港や地域を幅広くカバーしているかを比較検討することが欠かせません。

同伴者の利用可否

法人カードを選ぶ上で、同伴者が無料でラウンジを利用できるか、あるいは有料の場合の料金が公式サイトに明記されているかは、重要な確認項目です。カード会社によって、空港ラウンジの同伴者規定に関する情報開示の透明性に差があります。

たとえば、「三井住友ビジネスプラチナカード for Owners」は、公式サイトで国内空港ラウンジの「同伴者1名まで無料」と明確に記載しています。一方で、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」は有料ですが、公式サイトには、同伴者の利用料金は具体的に記載されていません。利用する空港のラウンジによって金額が異なるため、それぞれの空港の公式サイトをチェックする必要があります。

同伴者を伴う出張が多い場合は、利用条件が明確で、かつ無料枠が設定されているカードを選ぶことが、実質的なコスト削減になります。

年会費と付帯特典のバランス

年会費の金額だけでなく、空港ラウンジや旅行傷害保険、コンシェルジュサービスといった付帯サービスの総合的な価値を比較することをおすすめします。

各カードの年会費と主要な特典は、以下の通りです。

機能三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
年会費 (本会員)55,000円 (税込)33,000円 (税込)
年会費 (追加カード)5,500円 (税込)3,300円 (税込)
同伴者利用 (国内ラウンジ)1名まで無料公式サイトに記載なし
海外旅行傷害保険 (最高)1億円1億円
特徴的な特典国内ラウンジ同伴者無料の透明性サイバー保険など現代的ビジネス特典

上表からわかるように、三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersは年会費が高めですが、国内ラウンジの同伴者が1名まで無料です。一方で、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、年会費を抑えつつサイバー保険といったIT関連の特典を重視する企業に向いています。

自社のニーズに合った費用対効果の高いカードを比較し、年会費とサービスのバランスが最も取れたカードを選びましょう。

空港ラウンジを利用できる法人カードのよくある質問

空港ラウンジを利用できる法人カードのよくある質問

法人カードに付帯する空港ラウンジサービスは、出張の多いビジネスパーソンにとって便利な特典です。しかし、利用条件はカードによって異なり、疑問を持つ方も少なくありません。

ここでは、特に質問の多い以下の3つの点について、それぞれ詳しく解説していきます。

  • 同伴者も空港ラウンジを利用できますか?
  • 空港ラウンジの利用方法を知りたい
  • プライベートでも法人カードの空港ラウンジサービスを利用できますか?

同伴者も空港ラウンジを利用できますか?

法人カードでの空港ラウンジ利用は、原則としてカード会員本人のみが無料であり、同伴者は有料です。ただし、年会費の高いプラチナやゴールドカードでは、同伴者も無料で利用できる場合があります。

具体的なカードの例は、以下の通りです。

カードの例同伴者の利用条件
JCB法人カード(ゴールド)有料
※金額はラウンジによって異なる
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)1名まで無料
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード1名につき4,400円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード1名まで無料
※税込表示

主要な法人カードを比較すると、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは標準的なランクでも同伴者無料の特典を提供しているのが特徴的です。JCBや三井住友カードなどは、プラチナ以上のプレミアムカードで同伴者無料の特典を設けている場合があります。

同伴者料金はラウンジごとに異なり、支払いは、利用する法人カードで行うのが一般的です。一方で、本会員とは別に追加カードを持つ従業員や家族は「同伴者」とは見なされず、本会員と同様の資格で無料でラウンジを利用できます。

空港ラウンジの利用方法を知りたい

空港ラウンジの利用は、以下の手順で進めます。特に、受付で提示が必要なものを忘れると利用できないため、事前の準備が重要です。

  1. カード発行会社の公式サイトで、利用する空港に対象ラウンジがあるかを確認する
  2. ラウンジの受付カウンターで、法人カードと当日の搭乗券を必ず提示する
  3. カード名義と搭乗券の名義を確認後、ラウンジに入場できる

スマホアプリに表示されるカード画面では、利用できない場合があるため、物理的なプラスチックカードを持参しましょう。カードを忘れた場合はラウンジを利用できない恐れがあります。

一部のカードには、年間の無料利用回数に上限が設定されています。また、多くのラウンジでは、1回の搭乗につき出発時か到着時のどちらか1回のみ利用可能と定められています。

なお、カード会社提携の「カードラウンジ」と、航空会社が運営する「航空会社ラウンジ」はまったくの別物ですので、間違えないようにしましょう。

プライベートでも法人カードの空港ラウンジサービスを利用できますか?

プライベートな旅行で法人カードの空港ラウンジサービスを利用することは、現実的には可能ですが、許されるかどうかは「カードの決済方式」と「会社の規定」によって決まります

ラウンジの受付では、有効なカードと搭乗券さえあれば旅行の目的を問われることはないため、入室自体はできてしまいます。しかし、問題となるのは会社のコンプライアンスです。

特に法人口座から引き落とされる「法人決済型」カードの場合、カードに付帯するサービスは会社の資産と見なされるため、私的に利用することは就業規則違反にあたる可能性があります。利用できる可能性が高いのは、カードの利用代金が従業員個人の口座から引き落とされる「使用者支払型」の法人カードです。

この場合、カード自体の私的利用が認められていることが多く、その付帯サービスであるラウンジもプライベートで利用できると解釈できます。一方で、利用代金が直接法人口座から引き落とされる「法人決済型」のカードは、原則として利用すべきではありません

このカードを私的に利用すると、就業規則違反として懲戒処分の対象となるリスクがあります。プライベートな旅行でラウンジを利用したい場合、まずご自身の法人カードがどちらの決済方式かを確認しましょう。その上で、会社の経費利用に関する規定を確認することが重要です。

まとめ

本記事では、法人カードに付帯する空港ラウンジサービスの種類や選び方、おすすめのカード9選をご紹介しました。空港ラウンジサービスは、主に国内で使えるカード特典と、世界中で利用できるプライオリティ・パスの2種類です。

出張の頻度や場所、同伴者の有無などを考慮して、自社に適した法人カードを選ぶことが重要です。気になる法人カードがありましたら、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。

なお、空港ラウンジ以外の項目で法人カードを比較・検討したい方は、以下の記事をご参考ください。おすすめの法人カード・コーポレートカードを、項目ごとに一覧表にて比較しています。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

翌年以降の基本料金が最大無料になる割引制度もございます。

■店舗一覧
バーチャルオフィス1渋谷店
東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8B

バーチャルオフィス1神保町店
東京都千代田区神田神保町2-10-31 IWビル1F

バーチャルオフィス1広島店
広島県広島市中区大手町1-1-20
相生橋ビル7階 A号室

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

東商 社長ネット 株式会社バーチャルオフィス1 牧野 傑
キャリアコンサルタントドットネット 牧野傑(まきのすぐる)
Yahoo!知恵袋(株)バーチャルオフィス1牧野傑
Yahoo!知恵袋回答集

起業記事一覧
トップへ