UPSIDERカードの評判・口コミは?メリット・デメリットも解説

[投稿日]2025年04月23日

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UPSIDERカードの評判・口コミは?メリット・デメリットも解説

UPSIDERカードは、年会費・発行手数料が無料なうえ、利用枠が高い点が魅力のコーポレートカードです。一見するとメリットばかりに見えるため、デメリットや評判が気になる経営者が多いのではないでしょうか。

本記事では、UPSIDERカードの基本情報・機能を説明しつつ、利用者による評判・口コミを紹介します。良し悪しを客観的に判断したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

UPSIDERカードの運営会社概要

まずは、UPSIDERカードの運営会社の概要を紹介します。以下で詳細をまとめています。

会社名株式会社 UPSIDER
設立2018年5月
資本金1,429億3,000万円(資本準備金含む)
※グループ連結
本拠地東京都港区六本木7-15-7
事業内容法人間決済サービスの企画・運営
株主WiL
ANRI
DNX Ventures
グローバル・ブレイン
DST Global Partners
Greenoaks Capital
Arena HD
basepartners
新生銀行
AGキャピタル
Tybourne Capital Management
三菱UFJキャピタル
セゾン・ベンチャーズ
みずほキャピタル
SMBCベンチャーキャピタル
テンセント
日本航空
SuMi TRUSTイノベーションファンド
北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合(QRインベストメント、Carbon Ventures)
引用:UPSIDERカード

株式会社 UPSIDERは、東京都港区に本店を構える会社です。UPSIDERカードをはじめとする、法人間決済サービスの企画・運営を行っています。

2018年5月に設立された比較的新しい会社ですが、SMBCベンチャーキャピタルやWiLなど大手のベンチャーキャピタル会社から出資を受けるなど評価の高い会社です。また、過去には総額154億円の資金調達を成功させており、多くの企業から注目されています。

株式会社 UPSIDERは急速に成長している会社であり、大口の資金調達を成功させた実績もあることから、比較的信用力が高いと言えます。

UPSIDERカードのサービス内容

ここでは、UPSIDERカードのサービス内容を以下2つの観点から紹介します。

  • 基本情報
  • 付帯機能

基本情報

UPSIDERカード

UPSIDERカードの基本情報は以下のとおりです。

カード名UPSIDERカード
申し込み資格法人代表者
年会費(税込)無料
追加カード年会費(税込)無料
追加カード発行手数料(税込)バーチャルカード:無料
リアルカード:無料
追加カードの発行上限数上限なし
ETCカード年会費(税込)発行不可
国際ブランドVisa
カード利用枠最大10億円
基本還元率1%〜
還元方法UPSIDERカードポイント
付帯保険国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:なし
付帯特典UPSIDER利用企業限定特典
発行スピードバーチャルカード:最短1営業日
リアルカード:最短3営業日
必要書類代表者、もしくは取引担当者の本人確認書類
登記事項証明書(現在事項証明書または履歴事項全部証明書)
※代表者以外が申し込む場合:委任状

UPSIDERカードは、年会費や追加カードの発行手数料が無料のコーポレートカードです。組織的な運用を目的としているため、追加カードの発行上限数がありません。

また、コーポレートカードとしては珍しく、バーチャルカードのみならずリアルカードの年会費も無料に設定されている点が特徴です。加えて、カード利用枠が最大10億円、基本還元率が1%〜と、一般的な法人カードよりも高く設定されています。

バーチャルカードであれば最短1営業日で発行できるため、比較的スムーズに利用を開始できるでしょう。

機能一覧

以下では、UPSIDERカードの機能をまとめています。

機能一覧利用額上限設定機能
カード名称変更・タグ付け機能
Slack連携機能
カード別アカウント権限機能
メモ/証憑アップロード機能
仕訳機能
カード即時ロック機能
請求書自動回収機能
事前・事後利用申請機能
連携可能な会計ソフトfreee会計
マネーフォワードクラウド会計
マネーフォワードクラウド会計プラス
勘定奉行クラウド
弥生会計クラウド
PCAクラウド

UPSIDERカードは、組織的な運用を見据えた便利な機能を多数提供しています。たとえば、カードごとに利用額上限を設定できたり、アプリから手軽に証憑をアップロードできたりします。

特にUPSIDERカードの証憑提出機能は、経理担当者のみならず従業員の負担も軽減できる仕組みになっている点が特徴です。従業員は、レシートや領収書をスマホのカメラで撮影するだけで、証憑提出時の必要事項を埋められます。

また、アプリやビジネスチャットツールのSlack、Web管理画面から提出できるため、パソコン・スマホ・タブレットなどさまざまな端末から処理できます。一方、経理担当者向けには、証憑が提出されていない決済を一覧化したり、ボタン一つでリマインドできたりする機能が提供されています。

なお、主要な会計ソフトとのAPI連携も可能なため、運用中の会計ソフトと連携し、社内の決済データを一元管理することも可能です。

UPSIDERカードのメリット・良い評判

UPSIDERカードのメリット・良い評判

ここでは、UPSIDERカードのメリット・良い評判を紹介します。UPSIDERカードの導入事例を確認すると、主に以下3つを評価する声が多く見られました。

  • 経理業務を自動化・効率化できる
  • 目的に合わせてカードを柔軟に発行・設定できる
  • 利用限度額とポイント還元率が高い

経理業務を自動化・効率化できる

UPSIDERカードの主なメリットは、経理業務を自動化・効率化できる点です。特に多くの企業が課題に感じる月次決算の遅れや煩雑な明細確認・仕訳処理を大幅に改善できます。

UPSIDERカードでは、決済明細をリアルタイムで反映でき、証憑の提出状況や回収もシステム上で一元管理できます。また、主要な会計ソフトとのAPI連携にも対応しており、自動仕訳や明細データの即時反映が可能です。

これらにより経理作業の大部分を自動化できるため、業務の効率化につながったと評価する企業が多く見られます。実際、UPSIDERカードを導入した企業では、以下のように経理業務の効率化を実感する声が見られました。

工数削減という観点ではUPSIDERは決済の利用明細がリアルタイムで管理画面で反映されるので、月末にラグが発生せずに本当に助かっています。以前のクレジットカードでは締め終わった後に、前月決済の明細が急に出てくることもあって困りました…。また、会計ソフトにデータが連携されているので、その点も便利ですね。かゆいところに手が届くサービスだなと、感じています。

月次決算も1日にすべてのデータが揃っているので、工数としては以前よりも相当楽になったかと思います。

引用:「コーポレートは企業成長の“飛距離”を決める」組織急拡大中のChatworkのガバナンス強化に貢献するUPSIDER|UPSIDERカード

UPSIDERではリアルタイムで明細が反映されるため、遅くとも決済翌日には処理が可能で、画面操作も快適です。さらに、過去の仕訳データを学習し、自動入力されるので打ち込みの手間が減りました。まだ導入間もないですが、学習が進むほどさらに楽になるはずと期待しています。freee会計へはボタンひとつでデータと証憑を同期でき、ポイント分の管理も簡単です。

証憑回収もスピーディーになりました。アップロードされた証憑は事業者登録状況の判定がされるので税区分をすぐに確認できるなど、経理業務の効率が大幅に向上しています。

引用:「導入直後から作業効率と証憑回収率は格段に向上した」アクトの業務効率を支えるUPSIDERの機能とは |UPSIDERカード

このようにUPSIDERカードは、経理業務の負担を減らしながら、月次決算のスピードと正確性を向上させたい企業に適した法人カードといえるでしょう。

目的に合わせてカードを柔軟に発行・設定できる

UPSIDERカードは、企業のニーズに応じて複数のカードを柔軟に発行・設定できる点が特徴です。​この機能により、経費管理や不正利用防止など、さまざまなメリットが期待できます。

事業部門ごとや利用目的別にカードを発行することで、各部門やプロジェクトの支出を明確に把握できます。​これにより経費の透明性が向上し、予算管理を効率化できるでしょう。

​また、UPSIDERカードには、カードごとに利用先を限定する機能も備わっています。特定のサービスや取引先に対する支払いのみを許可することで、不正利用や決済ミスのリスクを抑えられます。

UPSIDERカードを導入した企業からは、以下のような評価が見られました。

利用先に制限ができるので、誰の責任で誰が何のために使っているのかが明確になりました。また上限額を設定しておけば、万が一の誤使用があってもリスクコントロールが可能。その上で少しでも怪しいと思ったらすぐに止められる安心感があります。

以前は番号が一つだったので、「この番号は本当に共有してもいいのだろうか」と常に不安でした。パソコンの画面に入力する際にも、ログが残らないかと、内心ヒヤヒヤしていたので、そうした不安から解放されて、本当にありがたいです。

引用:「不正利用の可能性はほぼゼロになった」“Childcare-Tech”企業 ユニファの経理担当を不安から解放したUPSIDERの機能とは|UPSIDERカード

UPSIDERを導入したことで統制がとれた運用をできるようになったと感じています。弊社では用途や部門ごとにカードを発行し、それぞれ月間の利用可能額の上限を設定しています。またカードそれぞれに保有者や管理者権限を細かく設定しており、Slackへの決済通知でリアルタイムに誰が何に使ったのかの利用状況をすぐに把握できる点はガバナンス強化の面で非常に助かっています。意図しない決済が行われないような体制、またそのような不正決済があればすぐに気づける体制ができていることがメリットです。

引用:「経理×ITで、不正リスクから社員を守りたい」セーフィーの経理担当者が入社1ヶ月でUPSIDERカードを導入できた理由|UPSIDERカード

このように、UPSIDERカードは企業の多様なニーズに応じて柔軟にカードを発行・設定でき、経費管理の効率化やセキュリティ強化に貢献しています。

利用限度額とポイント還元率が高い

​UPSIDERカードは、利用限度額とポイント還元率が高い点がメリットです。利用限度額は最大10億円を設定できます。

広告費や仕入れなどの大規模な支出にも対応でき、前入金や与信枠の調整といった手間を省けます。また基本還元率が1.0%と高い点も魅力です。

高額な支出に対して多くの還元が期待できるため、経費の削減が期待できます。実際、UPSIDERカードを導入した企業では、以下のような評価が見られました。

限度額については最初の段階で既存カードの10倍以上の額、数千万円を提供してもらうことができました。いきなりこれだけの額を提供してくれるなんて、それだけでものすごく驚きましたね。その枠で基本的に2カ月分の広告費のやりくりは問題なくできていました。

ただその後、月次GMVがYoYで150%以上の成長をしていく中で、利用額が上限ぎりぎりになることが増えてきました。そこで、担当者の方に相談しさらに追加で限度額を引き上げてもらいました。

引用:高い限度額と素早い開発体制で「徹底してスタートアップを応援する意気込み」が決め手に。アパレル産業を変革するDROBEがUPSIDERを使う理由|​UPSIDERカード

導入以前、最大の課題は月次決算の締めが遅いことでした。既存のクレジットカードでは請求額が確定するまでのサイクルが長かったため、本来締めたいタイミングに間に合わせることができませんでした。そうした中、知り合いからUPSIDERを推薦されて、「これなら解決できるぞ!」ということで、1週間後にはご担当者の方に詳細をお伺いし、すぐに導入を決めました。ポイント還元が請求額から差し引かれる形であることも、魅力でした。使い道が限られるポイント付与は、どうしても有効活用が難しいので。

引用:「数字報告だけだった取締役会が、決算早期化で分析を踏まえた有意義なディスカッションのできる場に」会員登録数300万人突破の「ココナラ」が得られた、想定外の導入メリット|​UPSIDERカード

​UPSIDERカードの高い利用限度額とポイント還元率を活用し、大規模な広告運用や経費支払いを行う企業が多いです。また、資金繰りの効率化と経費削減を実現できる点は、UPSIDERカードならではの魅力です。

UPSIDERカードのデメリット

UPSIDERカードのデメリット

次に、UPSIDERカードのデメリットを紹介します。主要なレビューサイトやSNSを確認すると、以下2点をデメリットとして挙げる声が多く見られました。

  • 国際ブランドがVISAしか選択できない
  • 優待や付帯サービスがない

国際ブランドがVISAしか選択できない

UPSIDERカードの主なデメリットは、国際ブランドがVisaに限定される点です。一般的な法人カードでは、Visaのほか、Mastercard・JCBなど、複数の国際ブランドから選択できます。

UPSIDERカードではVisaしか選択できないため、一部の取引で決済ができないケースがあります。なお、国内での利用においては、Visaで問題になることはほとんどありません。

Visaの国内普及率は、50%を超えるためです。しかし、海外の一部地域やオンラインサービスでは、Visaが利用できないケースもあるため、国際ブランドを選べない点がデメリットになり得ます。

特に海外出張や現地法人との取引が多い企業にとっては、複数ブランドを選択できないことで利用場面が限定される恐れがあります。海外での利用頻度が高い企業は、他の法人カードもあわせて検討すると安心です。

優待や付帯サービスがない

UPSIDERカードは、他社の法人カードと比較すると、優待特典や付帯サービスが付いていない点がデメリットです。多くのビジネスカードでは、旅行傷害保険やショッピング補償、空港ラウンジの利用など、利用者の利便性や安全性を高める特典が付帯しています。

しかし、UPSIDERカードにはこれらの特典はありません。UPSIDERカードは、あくまで高還元・高与信・経理業務の効率化に特化したカードです。

そのため、ステータス性やサービスの充実度を重視する方にはやや物足りないかもしれません。特典付きのビジネスカードを重視する場合は、他社カードの併用や検討がおすすめです。

UPSIDERカードでよくある質問

UPSIDERカードでよくある質問

ここでは、UPSIDERカードに関するよくある質問とその回答を紹介します。

会社設立直後でも利用できますか?

会社設立直後でも、UPSIDERカードの利用が可能です。UPSIDERカードは従来の後払い(信用取引)以外に、プリペイド方式の前払いにも対応しています。

前払いを選択する場合は与信審査が不要のため、設立直後の会社でも利用できます。ただし、後払いを選択する場合には、所定の審査が必要です。

設立直後の会社でも申し込みは可能ですが、実際に利用できるか否かは審査結果次第になります。

ETCカードは発行できますか?

UPSIDERカードでは、ETCカードを発行できません。発行するには、主に以下2種類の方法を選択する必要があります。

  • ETCパーソナルカードを発行:年会費1,257円(税込)
  • 他社法人カードでETCカードを発行:年会費0〜550円(税込)

コストを抑えつつETCカードを発行するなら、発行手数料・年会費が無料の法人カードを作成し、ETCカードを作成するのがおすすめです。法人カードの作成に手間はかかりますが、無料なのがメリットです。

審査はどのように行われますか?

UPSIDERカードを利用するには、いくつかの申請条件を満たす必要があります。具体的には以下のとおりです。

  • 対象:法人のみ(個人事業主は不可)
  • メールアドレス:独自ドメインのメールアドレス(フリーメールは不可)
  • 銀行口座情報の連携:必要
  • 必要書類:代表者、もしくは取引担当者の本人確認書類・登記事項証明書

審査は、銀行口座情報とAPI連携を通じて、独自の与信モデルにより実施されます。一般的な法人カードでは代表者の信用情報が重視されることが多いものの、UPSIDERでは「会社の財務状況」に重点を置いていると考えられます。

そのため、設立間もないスタートアップであっても、資金調達の実績や将来性がある企業であれば、比較的スムーズに審査を通過できる可能性があります。

審査結果は最短即日で通知されるため、スピーディーに法人カードを導入したい企業にも適しています。また、前払い方式(プリペイド方式)で利用する場合は、与信審査が不要となるため、審査に不安がある企業でも導入しやすい点が魅力です。

UPSIDERカードを発行するまでの流れ

UPSIDERカードを発行するまでの流れ

UPSIDERカードを発行するまでの流れは、以下のとおりです。

  1. Webから申し込み・本人確認
  2. アカウント発行・利用可能枠の審査
  3. カード発行・利用開始

まず、公式サイトから利用申請を行います。申請時には以下の書類や情報が必要です。

  • 顔写真付きの身分証明書(1点)
  • 代表者以外が手続きを行う場合は、委任状
  • 会社の独自ドメインのメールアドレス(フリーメールは不可)

申し込み前にサービス内容の説明を希望する場合は、「お問い合わせ」フォームから事前相談も可能です。次に、申請内容に問題がなければ、アカウントが発行されます。その後、利用可能枠の審査が行われます。

審査には、銀行口座情報の連携が必要です。早ければ即日で登録が完了するケースもあります。審査が完了次第、バーチャルカードが発行され、利用を開始できます。

なお、リアルカードは発行から到着までに最短3営業日ほどかかります。

まとめ

本記事では、UPSIDERカードの評判・口コミを紹介しました。UPSIDERカードは、経理業務の自動化・効率化につながる機能を多数提供しています。

また、利用限度額やポイント還元率が高いため、大口の決済や経費削減にもつながります。しかし、国際ブランドが限定されたり、付帯保険・特典が少ない点はデメリットです。

メリット・デメリットを考慮すると、利用方法によっては多くの恩恵がある法人カードと言えます。UPSIDERカードの利用をお考えの方は、本記事を参考にしつつ導入を検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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