
YouTube動画配信は、誰でも簡単に始められます。しかし、「何から手をつければいいのか」「視聴者を増やすにはどうすればいいのか」など、初心者が迷うポイントも多いでしょう。
そこで本記事では、チャンネル開設の手順や必要な機材・ソフト、配信のコツなどを詳しく解説します。また、ビジネスで動画配信をしたい方に役立つ情報も掲載していますので、YouTubeでの動画配信をスムーズに進めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
YouTubeチャンネルの開設方法
YouTubeで動画を配信するには、まずGoogleアカウントの作成など、いくつかの準備が必要です。ここでは、配信を始める前に行うべき3つの基本的な手順を説明します。
①Googleアカウントを作成する
YouTubeはGoogleが提供するサービスのため、利用するにはGoogleアカウントが必要です。ただし、すでにアカウントを持っている場合は新しく作る必要はありません。
Gmailを使っていたり、Googleドキュメントやスプレッドシートを利用しているなら、すでにGoogleアカウントを開設済みであり、アカウントをそのまま使えます。
②YouTubeでチャンネルを作成する
次に、YouTubeに動画をアップロードするために、「チャンネル」を作成します。YouTubeには個人用アカウントとブランドアカウントの2種類があり、目的に応じて選択できます。それぞれの特徴は次の通りです。
<個人用アカウント>
個人用アカウントは、デフォルトで作成されるアカウントで、Googleアカウントの名前がそのままチャンネル名になります。個人で運営する場合に適しています。個人用アカウントで作成できるチャンネルは1つです。
<ブランドアカウント>
ブランドアカウントは、ビジネスや複数人で管理する場合に適したアカウントです。個人のGoogleアカウントとは別に、独自のチャンネル名を設定でき、複数のユーザーで運営できます。企業やチームでYouTubeを活用する場合におすすめです。
ブランドアカウントは次の通り、簡単に解説できます。
【ブランドアカウントの開設方法】
- YouTubeにログイン
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「アカウントを切り替える」をクリック
- 「チャンネルをすべて表示」をクリック
- 「チャンネルを作成」をクリック
- チャンネル名を入力して、「作成」をクリックで開設完了
③アイコンなどを設定
最後に、アイコンや基本情報などを設定しましょう。アイコンは、視聴者に覚えてもらえる画像を登録しましょう。基本情報とは、YouTubeチャンネルの説明のことです。誰が運営し、どのようなコンテンツを発信するのかを簡潔に記すことが大事です。
また、将来的に15分以上の長い動画をアップロードする予定がある場合、設定を変更する必要があります。YouTubeのデフォルトは15分なので、上限を引き上げたい場合にはGoogleアカウントから手続きを行いましょう。
参考:15 分を超える動画のアップロード – パソコン – YouTube ヘルプ
YouTubeでの動画配信の始め方を5ステップで解説
YouTubeでの動画配信は、計画的に進めることでスムーズにスタートできます。ここでは、初心者が迷わず取り組める5つのステップを紹介します。
ステップ①:ジャンルや方針を決める
YouTubeチャンネルを成功させるには、どのジャンルで配信するかを明確にすることが重要です。
ゲーム実況・雑談・ガジェット・Vlog・教育・商品レビューなど、多くのカテゴリがありますが、長期的に続けられるテーマを選びましょう。選ぶ際には、自分が楽しめるか、視聴者の需要があるか、競争が激しすぎないかを考慮することが大切です。
また、視聴者層(ターゲット)を決めることで、コンテンツの方向性が定まりやすくなります。ターゲットが広すぎると、誰に向けたコンテンツかわからなくなるため、視聴数が伸び悩むリスクがあります。視聴者層は、できる限り絞り込みましょう。
さらに、配信頻度もポイントのひとつです。週に1本以上の投稿を目指し、定期的にコンテンツをアップすることで、視聴者の定着率を高められます。
ステップ②:必要な機材・ソフトをそろえる
YouTube動画のクオリティは、機材の選び方で大きく変わります。スマートフォン1台でも始められますが、高品質な映像・音声を求めるならパソコン、カメラ、マイクなどの導入が不可欠です。基本的な機材とおすすめの編集ソフトを以下にまとめました。
<基本的な機材>
機材 | 用途 | 説明 |
---|---|---|
カメラ | 映像を撮影する | スマホ、一眼レフ、アクションカメラなど、動画コンテンツの内容によって選択する |
三脚 | カメラを固定する | 手ぶれを防ぎ、安定した撮影を実現する |
マイク | 音声をクリアに録音する | ピンマイク、スタンドマイクなど、撮影環境に応じて選ぶ |
照明 | 映像を明るくする | LEDライト、リングライトなど、コストや撮影環境に合ったものを選ぶ |
パソコン・スマホ・タブレット | 編集・アップロードに使用する | スマホやタブレットでも編集・アップロードは可能だが、データが重い場合にはパソコンが便利 |
<おすすめの編集ソフト>
機材 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
Adobe Premiere Pro | プロ向けの高機能編集ソフト | 税込3,280円/月 ※7日間無料体験版あり |
Final Cut Pro | Mac専用の高度な編集ソフト | 税込5万円(買い切り) ※90日間のフリートライアル版あり |
Filmora | 初心者向けの簡単操作の編集ソフト | 税込8,980円(買い切り) ※年間プランや法人・チーム向けのプランあり |
DaVinci Resolve | 無料版でも高機能な編集が可能 | 無料版と有料版(税込48,980円)がある |
※価格は2025年3月時点
ステップ③:実際に撮影する
必要な機材をそろえたら、まずはテスト撮影を行いましょう。初心者が最も苦労するのは、カメラの使い方や音声・照明の設定です。実際に撮影しながら、自分の声のボリュームや映像の明るさ、構図のバランスなどを確認してみてください。
撮影環境も重要です。余計な雑音を減らすために、静かな場所を選びましょう。初めのうちは、1本の動画を撮るのに時間がかかるかもしれませんが、慣れることで効率的に撮影できるようになります。また、視聴者の反応を見ながら、カメラの位置や話し方、演出を工夫していくことも大切です。
ステップ④:動画を編集する
撮影が終わったら、視聴者にとって見やすい動画に編集しましょう。編集のポイントは、不要な部分をカットしてテンポを良くすることと、BGMや効果音を加えて視聴者の興味を引きやすくすることです。
人気のYouTubeチャンネルでは、カット編集を駆使してテンポよく仕上げています。競合チャンネルなどを参考にしながら、編集のスタイルを決めていきましょう。BGMや効果音は無料でダウンロードできるものがあり、聞き馴染みのある音楽を使うことで視聴者に親しみを感じてもらいやすくなります。
さらに、字幕(テロップ)を入れると、音を消して視聴する人にも配慮できます。字幕の色や大きさなどを工夫して、チャンネルの独自性を出すことも大切です。編集ソフトを使えば、さまざまバリエーションを試せるので、自分好みのデザインを模索してみましょう。
このように、テンポや音、文字情報など、視聴者が飽きずに最後まで見てもらえるように、編集の工夫を凝らすことがポイントです。
ステップ⑤:動画を投稿する
動画の編集が完了したら、いよいよYouTubeにアップロードします。ただし、ただ投稿するだけでは視聴回数は伸びません。サムネイルやタイトルの工夫、概要欄の充実が重要です。
サムネイルは視聴者がクリックする決め手となるので、目を引くデザインを意識しましょう。ブログ記事やSNSと同様に、ビジュアルは特に気をつけたい要素です。ビジネスコンテンツの場合には、企業のコーポレートカラーにも配慮しなければなりません。
またタイトルには、キーワードを適切に盛り込み、検索されやすい工夫も忘れないようにしましょう。概要欄には動画の説明や関連リンクを記載し、SEOを意識することで検索結果に表示されやすくなります。
さらに、ハッシュタグを活用することで、関連動画として表示されやすくなります。動画をアップロードする際には、積極的に活用しましょう。
YouTube動画配信のメリット
YouTubeは、誰でも簡単に動画を配信できるプラットフォームです。個人で楽しむだけでなく、ビジネスに活用できます。ここでは、YouTube動画配信の4つのメリットを詳しく解説します。
無料で始められる
YouTubeは、初期費用なしで動画投稿やライブ配信ができ、誰でも手軽に始められます。通常、ビジネスを始める際には設備投資や広告費などの初期コストがかかりますが、YouTubeならスマホ1台で撮影・編集・投稿ができるため、リスクを抑えてチャレンジできます。
また、YouTubeはクラウド上で動画を管理できることから、専用のサーバーを用意する必要がなく、維持費もかかりません。撮影環境も、自宅や屋外を使えば別途賃貸オフィスを借りる必要がないでしょう。
さらに、ライブ配信機能を無料で利用することが可能です。ゲーム実況はもちろん、企業やビジネスパーソンによるイベント、セミナー配信なども低コストで実施できます。このように、個人や小規模ビジネスでも参入しやすいのがYouTubeの魅力です。
世界中の人に動画を届けられる
YouTubeは世界中で数十億人以上が利用する巨大プラットフォームで、国や地域を問わず幅広いユーザーにリーチできます。国内だけでも月間7,000万人以上が利用しており(2024年5月時点)、国内外を問わず多くの視聴者に動画を届けることが可能です。
また、動画に字幕を追加すれば、海外の視聴者にも対応できます。個人でもグローバルな市場にアクセスできる点が大きなメリットです。
参考:YouTube国内月間視聴者7370万人 猫ミーム16億回再生 – 日本経済新聞
収益化の仕組みが充実している
YouTubeには、複数の収益化方法が用意されており、収入源を多角化できるのが大きな魅力です。代表的なものとして、次のような方法があります。
広告収入 | ・動画に掲載される広告から収益を得る方法 ・ディスプレイ広告(動画視聴中や関連動画に表示される広告)やオーバーレイ広告(動画下部に表示される広告)などがある |
Super Chat・Super Stickers | ・投げ銭のこと ・ライブ配信中に視聴者から直接支援を受けられる |
YouTube ショッピング | ・自分の商品を販売して代金を得たり、企業の商品を紹介することで紹介料を得られる |
チャンネル メンバーシップ | ・特定の視聴者が月額料金を支払い、限定コンテンツを視聴できる仕組み |
アフィリエイト | ・動画内で紹介した商品を、視聴者が購入することで報酬が発生する |
企業案件(スポンサー収入) | ・企業とコラボし、商品やサービスを紹介することで報酬を得る |
このように、収益の柱を複数持つことで、安定した収入を確保できます。特に、広告収入だけに頼るのではなく、企業案件やメンバーシップなどを組み合わせることで、より持続可能な収益モデルを構築できます。なお、収益化にはYouTube パートナー プログラムへの登録が必須です。
YouTube パートナー プログラムの資格要件は次の通りです。
<YouTubeショッピングなど>
チャンネル登録者数が500人以上で、直近90日間でアップロードした公開動画が3本以上あり、かつ、直近12か月間の有効な公開動画の総再生時間が3,000時間以上、または直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が300万回以上であること。
引用元:YouTube で収益を得る方法 – YouTube クリエイター
<広告収入など>
チャンネル登録者数が1,000人以上で、かつ、直近12か月間の有効な公開動画の総再生時間が4,000時間以上、または直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が1,000万回以上であること。
引用元:YouTube で収益を得る方法 – YouTube クリエイター
副業・ビジネスにもつなげられる
YouTubeは、単なる趣味の延長ではなく、副業や本業としてのビジネス展開にも活用できるのが特徴です。たとえば、以下のような活用方法があります。
個人ブランディング | 専門知識を活かして動画を配信し、自身のスキルやサービスをアピールする |
商品・サービスの販売促進 | 自社商品やオンライン講座などを紹介し、販売につなげる |
コンサルティングや教育ビジネス | ノウハウ系の動画を配信し、オンラインスクールやセミナーに誘導する |
SNSマーケティング | 他のSNSやブログと連携し、集客の導線として利用する |
特に、YouTubeはストック型のメディアであり、一度投稿した動画が長期的に視聴されるため、資産として機能します。ブログやSNSと組み合わせることで、より効果的な情報発信が可能となり、ビジネスの可能性が広がるでしょう。
YouTubeで視聴者を増やすコツ
YouTubeで成功するためには、ただ動画を投稿するだけではなく、視聴者を増やすための工夫が必要です。視聴回数やチャンネル登録者数を伸ばすための具体的な方法を紹介します。
テーマを明確にする
YouTubeで視聴者を増やすには、チャンネルのテーマを明確にし、一貫性を持たせることが重要です。テーマを絞ることで、視聴者が「このチャンネルではどんな動画が見られるのか」を理解しやすくなります。
逆に、幅広いジャンルに手を出すと、視聴者のターゲットが分散してしまい、登録者が増えにくくなるため注意が必要です。特に、YouTubeのアルゴリズムは、視聴者の好みに合わせておすすめ動画を決定しています。特定のジャンルに絞って動画を投稿したほうが同じジャンルの関連動画として表示されやすくなり、視聴回数が増える可能性が高くなります。
また、ターゲットを明確にするために、どんな層に向けて発信するのか「ペルソナ」を作成しましょう。ペルソナは、年齢層・性別・興味のある分野を細かく設定することが大事です。ペルソナに合わせたコンテンツを作成することで、ターゲットに深く刺さる動画が作れるようになります。
魅力的なタイトル・サムネイルを作る
YouTubeで最初に視聴者の目に入るのは、タイトルとサムネイルです。タイトルとサムネイルが魅力的でなければ、どれだけ良い動画を作ってもクリックされません。作成する際のポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
<タイトルのポイント>
- 視聴者の興味を引く言葉を使う
例:「【完全版】初心者でも簡単!YouTubeで成功する方法」 - 短く、わかりやすい表現にする
例:「1ヶ月で登録者1,000人達成!実践した5つの方法」 - 数字を入れて具体性を出す
例:「絶対に成功するYouTube動画|7つの法則」 - 疑問形を使い、視聴者の関心を引く
例:「YouTubeで稼ぐには?初心者が知るべき3つのコツ」
<サムネイルのポイント>
- 顔や表情を大きく表示する(人物の表情は視聴者の興味を引きやすい)
- 重要なキーワードを目立たせる
例:「初心者向け」「月収100万」など - 背景をシンプルにし、文字が読みやすいデザインにする
- YouTubeのトレンドに合ったデザインを取り入れる
タイトルとサムネイルは、視聴者のクリック率を左右する重要な要素なので、時間をかけて工夫しましょう。
定期的に動画を投稿する
視聴者を増やすには、投稿スケジュールを決め、継続的に動画をアップすることが大切です。
また、チャンネル登録や再訪を促すために、「次回の動画も見たい!」と思わせる工夫が必要になるでしょう。たとえば、シリーズものの動画を作成し、「次の動画は◯月◯日に公開予定!」と予告すれば、視聴者の期待感を高められます。
<定期投稿のポイント>
- 週に1本以上の投稿を目標にする
- 曜日や時間帯を固定し、視聴者が習慣的に見るようにする
- 事前に動画を撮り溜めしておき、計画的に投稿する
再生リストを作る
YouTubeの再生リスト機能を活用すると、1つの動画を見終わった視聴者が次の動画も続けて視聴しやすくなるため、総再生時間を伸ばせます。
<再生リストの作成方法>
- ジャンルごとにまとめる
例:「●●旅行シリーズ」「●●講座」など - 人気のある動画を最初に配置し、視聴者を引き込む
- 「次に見るべき動画」を意識してリストを作る
コメントやSNSで視聴者と交流する
YouTubeでは、視聴者とのコミュニケーションを大切にすることがファンを増やすカギです。視聴者との交流を活発にすることで、リピーターを増やし、エンゲージメント率を向上させられます。
たとえば、コメントへの返信を丁寧にすることで、次の効果が期待できます。
- 視聴者との距離が縮まり、チャンネルのファンになってもらいやすい
- コメント数が増えることで、YouTubeのアルゴリズムに好評価されやすい
- 新規視聴者にも親しみを感じてもらいやすい
一方、YouTube単体ではなく、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSと連携することで、より多くの視聴者にリーチすることが可能です。SNSで動画の告知をしたり、視聴者と直接やり取りしたりすれば、チャンネルの認知度をより高められるでしょう。
YouTube以外の動画配信プラットフォーム
YouTubeは世界最大の動画配信プラットフォームといえますが、他にもジャンルごとに特化した機能を持つ配信プラットフォームが存在します。配信内容やターゲット層に応じて、最適なプラットフォームを選ぶことで、視聴者を効果的に増やせるでしょう。ここでは、次の2つを紹介します。
Twitch(ツイッチ)
Twitchは、ゲーム実況やライブ配信に特化した動画配信プラットフォームです。特に、リアルタイムでの視聴者との交流が盛んで、ゲーム配信者やeスポーツプレイヤーにとって最適な環境が整っています。特徴を簡単にまとめると、次の通りです。
<Twitchの特徴>
- ゲーム実況の配信に強い
- PS4やPS5から簡単に配信できる
- 10〜30歳の若年層のユーザーが多い
- 収益化しやすい
TikTok(ティックトック)
TikTokは、ショート動画に特化したSNS型の動画配信プラットフォームです。15秒〜3分の短い動画がメインで、視聴者の興味を引きやすく、拡散力が非常に高いといわれています。
特に若年層をターゲットにしたマーケティングやエンタメ系のコンテンツが人気を集めています。特徴を簡単にまとめると、次の通りです。
<TikTokの特徴>
- 短尺動画で拡散力が高い
- エンタメ系のコンテンツが人気を得やすい
- 10〜20歳の若年層のユーザーが多い
- 収益化の方法が多い(LINEギフト、企業案件、Creator Rewards Programなど)
※Creator Rewards Programは再生数に応じて報酬を得る仕組み
事業が拡大してきたら法人化を検討しよう
YouTubeの動画配信を続けていくと、収益が安定したり、企業案件が増えたりと事業としての成長が見込まれます。その段階で法人化を検討することで、多くのメリットが得られるでしょう。ここでは、動画配信者が法人化するメリットを紹介します。
税金の負担を軽減できる
個人事業主としてYouTubeの収益を得る場合、総所得に対して累進課税が適用されるため、所得が増えるほど税負担が増大します。
一方、法人化すると法人税率での納税となり、一定の所得を超えた場合は個人事業主よりも税負担が軽減される可能性が高くなります。所得税の節税が期待できる点は、大きなメリットといえるでしょう。
企業案件を受けやすくなる
法人化することで、企業案件の獲得がスムーズになる点も大きなメリットです。企業によっては、契約相手が法人であることを条件にしている場合があります。
特に、企業案件をメインの収益源にしたい場合、法人化は有効な選択肢となるでしょう。
プライバシーを強化できる
YouTubeを続けると、住所の公開リスクが発生する場面があります。たとえば、ファンとの交流イベントを開いたり、企業と契約を結んだりする際に、自宅住所を公開する必要が生じることがあるかもしれません。
法人化してビジネス用の住所を用意することで、プライバシーを守りながら事業を進めることが可能になるでしょう。
動画配信での法人化にはバーチャルオフィスがおすすめ
動画配信者の多くは、撮影場所が固定されていません。自宅・スタジオ・屋外などさまざまな環境で撮影を行い、専用のオフィスがないことが一般的です。
しかし、法人化する際には法人登記用の住所が必要になります。その問題を解決するのが、バーチャルオフィスです。
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスとは、実際のオフィススペースを借りることなく、法人登記が可能な住所や郵便物の受け取りなどに対応するサービスです。オフィスを持たずに事業を運営できるため、コストを抑えながら法人化を進められます。
特に、動画配信者のような特定の拠点を持たずに活動するクリエイターにとっては、低コストで法人登記が可能となる点で、非常に相性の良いサービスだといえるでしょう。
「バーチャルオフィス1」なら低コストで法人登記が可能
バーチャルオフィスを提供する企業はたくさんありますが、特におすすめなのが「バーチャルオフィス1」です。
バーチャルオフィス1を活用すれば、月額880円+郵送費用(税込)で法人登記が可能な住所を取得できます。これにより、法人としての信用力が向上し、取引先からの発注が増える可能性があります。また、ビジネス専用の住所が使えることで、プライバシーやセキュリティ面でのメリットも享受できるでしょう。
さらに、事業が大きくなるにつれて、クライアントや税務署など官公庁からの郵送物も増えてきます。バーチャルオフィス1であれば、月4回の郵便物転送サービスが基本料金に含まれているので、コストを抑えたスムーズな法人運営が可能になるでしょう。
まとめ
YouTubeでの動画配信は、適切な準備をすれば誰でも始められるビジネスです。機材や編集ソフトを準備し、視聴者を増やす工夫をすることで、収益化の可能性も広がります。
また、企業案件が増えたり広告収入が増加したりした場合は、法人化もひとつの選択肢です。法人化すると、税制面のメリットや信頼性の向上が期待できます。ただし、法人登記には住所の登録が必要です。自宅住所の公開リスクを避けるためにも、バーチャルオフィスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の投稿者
バーチャルオフィス1編集部
東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1
月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。
この記事の監修者
株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑
株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役
2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。
東商 社長ネット 株式会社バーチャルオフィス1 牧野 傑
キャリアコンサルタントドットネット 牧野傑(まきのすぐる)
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