ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カード7選を徹底比較!選び方や効率的な貯め方

[投稿日]2025年10月29日

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ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カード7選を徹底比較!選び方や効率的な貯め方

ステータス性を重視する方、事業の経費決済で効率よくANAマイルを貯めたいと考える経営者にとって、アメックスブランドの法人カードは選択肢の一つです。しかし、カードによって年会費やマイルの貯まり方が大きく異なるため、どのカードが自社に適しているか見極めるのは簡単ではありません。

本記事では、ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カード7選を比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。各カードのスペックを一覧表でわかりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

【簡易比較表】ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードおすすめ7選

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カード7枚について、ANAマイル還元率、マイル移行上限、年会費(税込)の3項目でスペックを比較します。

カード名ANAマイル還元率マイル移行上限年会費(税込)
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード0.5〜1.0%
(※1) 
年間40,000マイル13,200円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード0.5〜1.0%
(※1) 
年間40,000マイル49,500円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード1.0〜2.0%
(※1) 
年間40,000マイル165,000円
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード0.3〜1.2%
(※2)
上限なし無料
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード0.3〜0.6%
(※2)
上限なし33,000円 (初年度無料)
apollostation PLATINUM BUSINESS0.4〜0.5%
(※3)
上限なし22,000円 (年間300万円以上の利用で翌年度無料)
freeeセゾンプラチナビジネスカード0.3〜0.6%
(※3)
上限なし33,000円 (初年度無料)
(※1) 「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費3,300円・税込)に登録すると、1.0%の還元率になります。ANAマイルへの移行には別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年間参加費5,500円・税込、プラチナは無料)への登録が必要
(※2) 永久不滅ポイント200ポイントを600ANAマイルに交換した場合の還元率
(※3) プラスポイント2ポイントを1 ANAマイルに交換した場合の還元率

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードおすすめ7選を徹底比較

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードは、発行会社やカードのランクによって特徴が異なります。ここでは、おすすめの法人カード7選を紹介します。

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
  • セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • apollostation PLATINUM BUSINESS
  • freeeセゾンプラチナビジネスカード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが提供する法人カードです。カードのサービス概要を以下の表にまとめました。

カード名アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
申し込み資格記載なし
年会費(税込)13,200円
ポイント還元率0.5〜1.0%
ANAマイル還元率0.5〜1.0%
ANAマイル交換レート2,000ポイント=1,000マイル
ANAマイル移行上限数年40,000マイルまで
追加カード年会費(税込)・付帯特典あり:6,600円
・付帯特典なし:なし
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数最大99枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠一律の利用限度額の設定なし
還元方法メンバーシップ・リワードポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高500万円
海外ショッピング保険:最高500万円
国内旅行傷害保険:最高5,000万円
海外旅行傷害保険:最高5,000万円
付帯特典・福利厚生プログラム「クラブオフ」
・ビジネス関連 補助金・助成金検索サービス
・アメリカン・エキスプレス JALオンライン
・海外滞在先での電話による日本語サポート
・ショッピング・プロテクション
・提携空港ラウンジの利用
・手荷物無料宅配
発行スピード約3週間
必要書類【法人】
代表者の本人確認書類
商業登記簿謄本・登記事項証明書のいずれか
【個人】
代表者の本人確認書類

年会費は13,200円(税込)とアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードのなかでは、比較的リーズナブルな価格設定です。年会費を抑えつつも、空港ラウンジや旅行傷害保険といった付帯サービスが用意されています。

ただし、ポイントをANAマイルへ移行するには、年間5,500円(税込)の「メンバーシップ・リワード ANAコース」への加入が必要です。このプログラムに加入すると、2ポイント=1マイルで交換でき、マイル還元率0.5〜1.0%になります。

なお、ゴールド・プラチナカードも含め、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入できる点が特徴です。マイルへの交換レートが優遇され、マイル還元率が1.0%〜になります。

料金(税込)特典
年間3,300円※1・ポイントの有効期限が無期限
・マイル交換レートが「1ポイント=1マイル」へ優遇
・対象加盟店ボーナスポイントプログラムへ登録可能
※1:プラチナカードは無料、ゴールドカードは初年度無料

世界的に信頼性の高い法人カードを、年会費を抑えて加入したい経営者や個人事業主に最適です。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードのサービス内容が気になる方は、以下から詳細をご確認ください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、グリーンカードの上位に位置づけられた法人カードです。サービス概要は、以下の通りです。

カード名アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
申し込み資格記載なし
年会費(税込)49,500円
ポイント還元率0.5〜1.0%
ANAマイル還元率0.5〜1.0%
ANAマイル交換レート2,000ポイント=1,000マイル
ANAマイル移行上限数年40,000マイルまで
追加カード年会費(税込)・付帯特典あり:13,200円/年
・付帯特典なし:なし
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数最大99枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠一律の利用限度額の設定なし
還元方法メンバーシップ・リワードポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高500万円
海外ショッピング保険:最高500万円
国内旅行傷害保険:最高5,000万円
海外旅行傷害保険:最高1億円
付帯特典グリーンカードの特典+
・メンバーシップ・リワード・プラス:初年度年会費無料
・士業の紹介
・ヘルスケア無料電話相談
・ビジネス・フリー・ステイ・ギフト
・ポケットコンシェルジュキャッシュバック特典
・Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー
・ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
・ゴールド・ワインクラブ
発行スピード約3週間
必要書類【法人】
代表者の本人確認書類
商業登記簿謄本・登記事項証明書のいずれか
【個人】
代表者の本人確認書類

ANAマイルを貯める基本的な仕組みは、グリーン・カードと共通です。ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」で貯めたポイントを、有料オプションを通じて交換します。

このカードの大きな強みは、ゴールドカードならではの高いステータス性と充実した付帯特典です。たとえば「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」という特典があります。

これは、所定の利用条件を満たすと、20,000円相当の宿泊料金が1泊2名様分(最大2泊分)無料になる付帯特典です。また、食の優待として「ポケットコンシェルジュ」を通じてレストランを予約・決済すると、決済額の10%分がキャッシュバックされます。(上限は年間10,000円まで)

アメリカン・エキスプレスの充実した付帯サービスを利用しつつ、効率的にANAマイルを貯めたい方におすすめできる一枚です。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの申し込みを検討している方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードは、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの最上位クラスです。年会費は165,000円(税込)と高額ですが、質の高いサービスが提供されます。サービス概要は以下の表の通りです。

カード名アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
申し込み資格記載なし
年会費(税込)165,000円
ポイント還元率0.5〜1.0%
ANAマイル還元率1.0〜2.0%
ANAマイル交換レート1,000ポイント=1,000マイル
ANAマイル移行上限数年40,000マイルまで
追加カード年会費(税込)4枚まで無料
※5枚目以降13,200円/枚
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数最大99枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠上限なし
還元方法メンバーシップ・リワードポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高500万円
海外ショッピング保険:最高500万円
国内旅行傷害:最高1億円
海外旅行傷害:最高1億円
付帯特典ゴールドカードの特典+

・プラチナ・セクレタリー・サービス:航空券・乗車券・ホテルなどの手配
・ビジネス・バッキング・プログラム:Google 広告・Meta広告・Adobeの利用で15,000円(年間最大合計30,000円)キャッシュバック
・Square (スクエア):決済売上の50万円までの決済手数料が無料
・NIKKEI OFFICE PASS:全国のシェアオフィスやコワーキングスペースが年間10回まで無料
・デル・テクノロジーズ 優待特典
・ベルリッツ 企業向けプログラム
・会食・宿泊優待サービス
・アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
・ビジネス・サイバー・プロテクション:最高200万円
発行スピード約3週間
必要書類【法人】
代表者の本人確認書類
商業登記簿謄本・登記事項証明書のいずれか
【個人】
代表者の本人確認書類

このカードの大きな特徴は、追加カードが4枚まで無料で発行できる点です。通常、付帯特典が付いた追加カードは1枚につき 13,200円(税込)の年会費がかかるため、実質52,800円を削減できます。

また、質の高いコンシェルジュサービス「プラチナ・セクレタリー・サービス」が付帯しており、多忙な経営者の旅行・ショッピングの手配をサポートします。ポイントプログラムにおいても優遇があり、通常は年間3,300円(税込)かかる「メンバーシップ・リワード・プラス」が無料です。常時、ANAマイル還元率が1.0%のため、効率良く貯められます。

コストよりもサービスの質を重視し、手厚いサポートを求める経営者におすすめなカードです。アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの詳細については、以下のリンクからご確認ください。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾン・ビジネス・アメリカン・エキスプレス カード(コバルト)

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、株式会社クレディセゾンが発行する法人カードです。年会費が永年無料でありながら、ビジネスに必要な基本的な決済機能を備えています。サービスの詳細を以下の表にまとめました。

カード名セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
申し込み資格法人代表者・個人事業主
※高校生は除く
年会費(税込)無料
ポイント還元率0.5〜2.0%
ANAマイル還元率0.3〜1.2%
ANAマイル交換レート200ポイント=600マイル
ANAマイル移行上限数なし
追加カード年会費(税込)無料
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数9枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠30万~500万円
還元方法永久不滅ポイント(1,000円=1ポイント)
付帯保険国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:なし
付帯特典・海外ショッピング:ポイント2倍
・セゾンビジネスサポートローン:最大950万円
・エックスサーバーご優待:最大16,500円割引
・かんたんクラウド(MJS)ご優待:2ヶ月無料
発行スピード最短3営業日
必要書類代表者の本人確認書類

このカードの特徴は、有効期限がない「永久不滅ポイント」が貯まる点です。失効する恐れがないため、長期的にポイントを貯めてまとめて交換といった使い方ができます。

本カードの主なメリットは、維持コストが一切かからない点です。追加カードも年会費がかからないため、負担なく運用できます。

一方で、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスは付帯していないため、出張が多い方や航空機の利用頻度が高い方には向いていません。

コストをかけずに法人カードを持ちたい方や、最低限の付帯保険で良い方におすすめです。セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みは、以下のリンクからできます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾン・ビジネス・アメリカン・エキスプレス カード(プラチナ)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、株式会社クレディセゾンが発行するプラチナランクの法人カードです。使い方次第で年会費を抑えながら、充実した特典を利用できます。

カードのサービス概要は、以下の通りです。

カード名セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
申し込み資格満18歳以上の法人代表者・個人事業主
※高校生は除く
年会費(税込)33,000円
※初年度無料
ポイント還元率0.5%(海外利用時は1.0%)
ANAマイル還元率0.3〜0.6%
ANAマイル交換レート200ポイント→600マイル
ANAマイル移行上限数上限なし
追加カード年会費(税込)3,300円
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数最大9枚
ETCカード年会費(税込)なし
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠最高9,990万円
還元方法永久不滅ポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高300万円
海外ショッピング保険:最高300万円
国内旅行傷害:最高5,000万円
海外旅行傷害:最高1億円
付帯特典・JALマイル最大1.125%還元
・コンシェルジュ・サービス
・空港ラウンジ無料サービス
・Tablet Hotels加盟ホテルVIPアップグレード
・セゾンプレミアムゴルフサービス
・オントレ entrée
・セゾンフクリコなど
発行スピード最短3営業日
必要書類代表者の本人確認書類

このカードの年会費は通常33,000円(税込)ですが、初年度は無料で利用できます。万が一サービスが合わなくても、コストをかけることなく解約できます。

また、世界中の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録できるほか、旅行傷害保険やコンシェルジュサービスが付帯しています。

ただし、ANAマイル還元率が、0.3〜0.6%と低い点に注意が必要です。このカードは、有料プログラム「SAISON MILE CLUB」への加入でJALマイル還元率1.125%になる仕組みのため、ANAマイルの還元率は低めなのだと考えられます。

しかし、初年度無料でプラチナカードの付帯特典を試せる点は、大きなメリットです。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

apollostation PLATINUM BUSINESS

apollostation PLATINUM BUSINESS

apollostation PLATINUM BUSINESS(アポロステーション・プラチナ・ビジネス)は、出光クレジット株式会社が発行するプラチナカードです。利用金額次第で、継続的に22,000円の年会費が無料になる点が特徴です。

サービス内容の詳細は、以下の表の通りです。

カード名apollostation PLATINUM BUSINESS
申し込み資格個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方
年会費(税込)22,000円
※年間300万円以上の利用で次年度年会費が無料
ポイント還元率0.8~1.0%
ANAマイル還元率0.4〜0.5%
ANAマイル交換レート1,000ポイント=500マイル
ANAマイル移行上限数なし
追加カード年会費(税込)3,300円
※年間300万円以上の利用で次年度年会費が無料
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数9枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドVisa・アメリカン・エキスプレス
カード利用枠記載なし
還元方法出光まいどプラスポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高300万円
海外ショッピング保険:最高300万円
国内旅行傷害:最高1億円
海外旅行傷害:最高5,000万円
付帯特典・サイバー保険:最高100万円
・国内空港ラウンジ無料
・コンシェルジュサービス:航空券・乗車券・ホテルなどの手配
・Visaビジネスオファー・ビジネス・アドバンテージ
・優待サービス
発行スピード最短3営業日
必要書類代表者の本人確認書類
※登記簿謄本や決算書の提出不要

通常、22,000円(税込)の年会費がかかりますが、年間で300万円以上を決済すると翌年の年会費が無料になります。仮に年間300万円以上の決済が続くと、継続的に年会費無料でプラチナカードの付帯特典を利用できます。

このカードの大きな魅力は、プライオリティ・パスやコンシェルジュサービス、そして手厚い旅行傷害保険が備わっている点です。また、ポイントは1,000円につき8ポイントが還元され、1ポイント=1円として利用できます。

しかし、ANAマイルへの交換レートは1,000ポイント=500マイルです。トータルで見ると0.4%還元となるため、マイルへの交換を重視する場合はやや見劣りします。

apollostation PLATINUM BUSINESSが気になる方は、以下のリンクからご確認ください。

freeeセゾンプラチナビジネスカード

freeeセゾンプラチナビジネスカード

freeeセゾンプラチナビジネスカードは、株式会社クレディセゾンがfreee株式会社と提携して発行するプラチナ法人カードです。会計ソフト「freee」との連携に特化しており、経理業務が効率化されます。

サービス概要は以下の通りです。

カード名freeeセゾンプラチナビジネスカード
申し込み資格個人事業主または経営者
年会費(税込)33,000円
※初年度無料
ポイント還元率0.5~1.0%
ANAマイル還元率0.3〜0.6%
ANAマイル交換レート200ポイント→600マイル
ANAマイル移行上限数なし
追加カード年会費(税込)3,300円
追加カード発行手数料(税込)記載なし
追加カードの発行上限数9枚
ETCカード年会費(税込)無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
カード利用枠最大9,990万円
還元方法永久不滅ポイント
付帯保険国内ショッピング保険:最高300万円
海外ショッピング保険:最高300万円
国内旅行傷害:最高5,000万円
海外旅行傷害:最高1億円
付帯特典・プライオリティ・パス:空港ラウンジサービス
・コンシェルジュサービス
・ビジネス関連の割引優待
・freee限定優待特典
発行スピード最短3営業日
必要書類本人確認書類
※決算書・登記簿謄本は不要

このカードの大きな魅力は、利用明細がfreeeに自動で取り込まれる点にあり、経理処理の手間を大幅に削減できます。

年会費は33,000円(税込)ですが、初年度は無料です。特典として、入会後3ヶ月間はポイント還元率が2%にアップする優遇措置があります。

カードの基本的な性能や付帯特典は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに準じています。

ただし、freee限定の優待特典が多いため、freeeを導入していない場合はメリットを最大限に活かせません。したがって、すでにfreeeを利用している、または導入を検討中で、経理業務の効率化を最優先に考えている方におすすめです。freeeセゾンプラチナビジネスカードの詳細は、以下のリンクからご確認ください。

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードの選び方

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードの選び方

ANAマイルが貯まるアメリカン・エキスプレスの法人カードを選ぶ際には、下記のような重要なポイントがあります。

  • ANAマイルの還元率と移行制度を理解する
  • 年会費と付帯特典・保険のバランスを考える
  • ANAマイルの年間移行上限に注意する

上記3つの視点から、自社に最適なカードを見つけましょう。

ANAマイルの還元率と移行制度を理解する

法人カードを選ぶ際は、ANAマイルの還元率と移行制度も考慮することが大切です。なぜなら、カードのポイント還元率が高かったとしても、ANAマイルへの交換レートが低く設定されている場合があるためです。

法人カードポイント還元率ANAマイル交換レートANAマイル還元率
A2%(100円につき2ポイント)1ポイント=1マイル2.0%
B3%(100円につき3ポイント)1ポイント=0.5マイル1.5%

ポイント還元率だけを見ると、法人カードBがお得に見えますが、ANAマイル還元率まで考慮すると法人カードAのほうが効率的に貯められます。

そのため、ANAマイルを貯めることを目的とする場合、マイル還元率で法人カードを比較することが重要です。

年会費と付帯特典・保険のバランスを考える

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードを選ぶ際は、年会費と付帯特典・保険のバランスを考慮すると良いでしょう。一般的に、年会費が高いカードになるほど、付帯特典・保険は充実し、マイル還元率も高くなる傾向にあります。

ただし、たとえ付帯特典・保険が充実していても、それを利用しなければ高額な年会費は無駄になってしまいます。また、ANAマイル還元率を重視したばかりに年会費が高額では、メリットが薄いでしょう。

法人カードのメリットを最大化するには、利用額や利用状況を考慮しバランスの取れたカードを選択することが大切です。

ANAマイルの年間移行上限に注意する

アメックスブランドの法人カードで貯めたポイントをANAマイルへ移行する際、年間で移行できるポイント数に上限がある場合があります。この上限を超えてポイントを獲得しても、その年度内にANAマイルへ交換できないため、翌年まで待たなければなりません。

特に、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・(グリーン・ゴールド・プラチナ)・カードの場合、ANAマイルへの年間移行上限が、40,000マイルと定められています。年間の経費決済で1,000万円を利用し10万ポイントを獲得したとしても、その年にANAマイルへ交換できるのは40,000マイルまでです。

したがって、カードを選ぶ際には、自社の年間の経費決済額を予測し、この移行上限がニーズに合っているかを確認することが重要です。

ANAマイルを効率よく貯める方法

ANAマイルを効率よく貯める方法

フライト利用だけでなく、日常の経費決済やキャンペーン、提携店の活用など、ANAマイルを効率的に貯める方法は多岐にわたります。これらの方法を組み合わせると、事業経費をマイルに変えることが可能です。

ここでは、ANAマイルを効率的に貯めるための具体的な3つの方法を紹介します。

  • キャンペーンや提携店を最大限活用する
  • 事業経費を法人カード1枚にまとめる
  • 従業員用の追加カードを発行・活用する

キャンペーンや提携店を最大限活用する

多くの法人カードは、独自のキャンペーンやポイントアップ提携店を用意しています。この仕組みを活用することで、基本還元率以上にポイントを獲得でき、結果的により多くのANAマイルを獲得できます。

たとえば、年間利用額に応じてボーナスポイントが付与されるカードがあったとします。基本の還元率が1.0%でも、このボーナスポイントを加味すると1.5%になるというケースもあるでしょう。

カードごとにキャンペーン・特典内容が異なるため比較は難しいものの、自社の利用状況にあったカードを選ぶことでより多くのANAマイルを貯められます。

事業経費を法人カード1枚にまとめる

外注費や広告費といった事業経費の支払いを、還元率の高い法人カード1枚にまとめると、ANAマイルを効率的に貯められます。事業活動で発生する経費は決済額が大きくなる傾向があるため、支払いを法人カード一枚にすれば、マイルを短期間で、大量に獲得することが可能です。

たとえば、月50万円の経費をマイル還元率1.0%の法人カードで支払った場合、年間で60,000マイルが貯まる計算です。これは東京↔︎沖縄間の特典航空券(レギュラーシーズン)2往復分以上に相当します。

自社の経費規模に合わせて最適な法人カードを選び、支払いを一本化することで効率よくマイルを貯められるようになります。

従業員用の追加カードを発行・活用する

従業員用の追加カードを発行し、出張費や交際費などの経費精算に活用すると、効率良くANAマイルを貯められます。従業員が立て替えた経費を個別に精算する場合、その支払い分のポイントは貯まりません。

一方、追加カードを発行すれば、従業員が支払った経費でもポイントが貯まり、代表カードへ集約できます。経費立替時に比べ、より多くのポイントを貯められるため、ANAマイルを効率良く獲得できます。

ただし、法人カードによって発行可能な追加カード枚数が異なる点に注意が必要です。従業員数が多い場合は、できるだけ発行上限枚数が多い法人カードを発行するのがおすすめです。

貯まったANAマイルを賢く活用する方法

貯まったANAマイルを賢く活用する方法

貯まったANAマイルの使い道は、特典航空券に交換するだけではありません。マイルの価値を最大限に高める活用法から、マイルを無駄にしないための使い方まで、さまざまな選択肢があります。

主な活用方法は、以下の通りです。

  • 国際線のビジネスクラス・ファーストクラスに交換する
  • スターアライアンス特典航空券を活用する
  • 座席のアップグレードに使う
  • ANA SKY コインに交換する

以降では、これらの賢いマイル活用法を詳しく確認していきましょう。

国際線のビジネスクラス・ファーストクラスに交換する

ANAマイルの価値を最も高める使い方は、国際線特典航空券、特にビジネスクラスやファーストクラスへ交換することです。

現金で購入すれば数十万円から百万円以上する上位クラスの航空券を、数万から十数万マイルで取得できるため、1マイルあたりの価値が高くなります。たとえば、東京からニューヨークへローシーズンに往復する場合、エコノミークラスは40,000マイルからです。

しかし、ビジネスクラスは100,000マイルから、ファーストクラスは150,000マイルから交換ができます。現金価格の上昇率に比べて必要マイル数の上昇率は緩やかであるため、上位クラスになるほどお得感が増します。

ただし、必要マイルとは別に、燃油サーチャージや各種税金が別途必要です。貯めたマイルを最大限に活かすには、費用対効果が高い長距離路線のビジネスクラスやファーストクラスに交換するのが、賢い選択肢と言えます。

スターアライアンス特典航空券を活用する

ANA便が就航していない都市へも、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券を利用することで、ANAマイルを使って世界中へ行くことが可能です。ANAが加盟する世界最大級の航空連合「スターアライアンス」のネットワークを活用することで、ANA単独ではカバーできない広範な路線網にアクセスできます。

スターアライアンスには、ユナイテッド航空やルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空など、世界各国の主要航空会社が加盟しています。これらの提携航空会社特典航空券の必要マイル数は、ANA便とは異なる独自の区分に基づいたチャートで算出されます。

また、ANA便の特典航空券と違い、シーズンによる必要マイル数の変動が基本的にない点も特徴です。このように、スターアライアンス特典航空券を使いこなすことで、ANAマイルの活用範囲は大きく広がり、旅の選択肢を増やせます。

座席のアップグレードに使う

比較的少ないマイルでフライトの快適性を向上させる方法として、購入済みの航空券を上位クラスへアップグレードする使い方があります。特典航空券を新規に取得するほどのマイルがなくても、エコノミークラスからビジネスクラスといったアップグレードなら、より少ないマイル負担で済みます。

この特典を利用するには、アップグレード対象となる予約クラスで航空券を事前に購入しておく必要があります。必要マイル数は、特典航空券とは異なり、搭乗区間の基本マイレージによって決まります。

たとえば、日本からヨーロッパへ向かう便の場合、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードは28,000マイルから可能です。手持ちのマイルで航空券を購入できない場合や、すでに出張などで航空券を確保している場合に、座席のアップグレードは旅の質を大きく高める選択肢です。

ANA SKY コインに交換する

マイルの有効期限が迫っている場合や、特典航空券の空席がない場合は、マイルを「ANA SKY コイン」に交換すると、無駄なく柔軟に活用できます。1マイル単位で交換できるため、特典航空券のような空席の制約を受けずに航空券や旅行商品の支払いに充当できます。

ANA SKY コインは10コイン単位(10円相当)で利用可能です。交換レートはANAの会員ステイタスや一度に交換するマイル数に応じて変動し、最大で1マイルが1.7コイン(1.7円相当)になります。

コインの有効期限は交換した月から12ヶ月後の末日までなので、マイルの有効期限を実質的に延長する効果もあります。ANAマイルの有効期限切れ対策や、特典枠が埋まっているときの代替として有効です。

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードに関するよくある質問

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードに関するよくある質問

ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カードを検討する際、多くの方が疑問に思う点があります。ここでは、カード利用に関するよくある質問とその回答をまとめました。契約前に疑問点を解消し、安心してカードを選びましょう。

貯めたANAマイルを個人利用できますか?

法人カードで貯めたANAマイルを、個人で利用することは規約上可能です。ただし、これはあくまで規約上の話であり、税務上のリスクはあります。

経費決済で得たポイント・マイルは、会社の資産とみなされるケースが一般的です。そのため、許可なく個人利用した場合には、横領とみなされる恐れがあります。

また、許可を得ていた場合でも、従業員への給与・所得とみなされ課税対象になる可能性があります。正しく計上しないと、税務調査時に指摘されるリスクがあるため注意が必要です。

年間40,000マイルの移行上限は、どういう意味ですか?

毎年1月1日から12月31日までの1年間に、アメリカン・エキスプレスのポイントからANAのマイルへ移行できる上限が、合計で40,000マイルであることを意味します。

アメリカン・エキスプレスが提供するポイント移行プログラムのルールとして、定められています。対象は、主にアメリカン・エキスプレス・ビジネス・(グリーン・ゴールド・プラチナ)・カードです。

もし、対象カードを複数枚保有している場合でも、上限はカードごとではなく、すべてのカードを合算して年間40,000マイルまでです。無制限にポイントをANAマイルに移行できなくなります。

ポイントとマイルの有効期限はありますか?

カード利用で貯まるポイントと、移行後のANAマイルのそれぞれに有効期限が設定されています。ANAマイルの有効期限は、36ヶ月が基本です。

また、本記事で紹介した法人カードで貯まるポイントの有効期限は以下のとおりです。

カード名ポイントの種類有効期限
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードメンバーシップ・リワード
最長3年
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード永久不滅ポイント無制限
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
freeeセゾンプラチナビジネスカード
apollostation PLATINUM BUSINESSプラスポイント最長3年

ポイントとマイルにはそれぞれ有効期限が存在するため、失効させないよう計画的に利用することが重要です。

法人税や消費税の支払いでもANAマイルは貯まりますか?

法人税や消費税などの税金の支払いでもANAマイルの元となるポイントは貯まりますが、通常のカードとはポイントの加算レートが異なります。アメリカン・エキスプレスの規定により、税金の支払いはポイント加算の対象外ではありませんが、加算レートが低く設定されています。

国税や都道府県税などをアメリカン・エキスプレスのビジネスカードで支払った場合、ポイントの加算レートは「200円につき1ポイント」です。通常のショッピング利用時(100円につき1ポイント)と比べて、レートが半分になります。

まとめ

本記事では、ANAマイルが貯まるアメックスブランドの法人カード7選の比較や、自社に合ったカードの選び方について解説しました。各カードには年会費やマイル還元率、移行上限などに異なる特徴があり、単純なスペック比較だけでは最適な一枚を見つけることは容易ではありません。

コストを重視するのか、マイルの貯まりやすさを優先するのか、自社の事業規模や経費利用額に応じて総合的に判断することが大切です。本記事で紹介した比較情報を参考に、自社のニーズに合った一枚を見つけてみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

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この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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