GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座のメリットは?個人口座との違いと便利機能を紹介

[投稿日]2025年07月30日

※本ページにはプロモーションが含まれています

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座のメリットは?個人口座との違いと便利機能を紹介

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、多くの利用者から定評のあるサービスです。しかし、個人口座と比較した場合に、どのようなメリットがあるのかと疑問に思う方が多いのではないでしょうか。

本記事では、GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座のメリット・デメリットを、個人口座と比較しつつ紹介します。後半では、個人事業主口座で使える便利機能もまとめていますので、口座開設をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座(屋号付き口座)の基本情報

GMOあおぞらネット銀行
項目個人事業主口座個人口座
口座名義屋号+個人名個人名
他行宛振込手数料一律145円75円
※カスタマーステージに応じ、月最大20回無料
1日あたりの振込限度額最高1億円最高1,000万円
カスタマーステージ対象外対象

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座とは、ビジネスに特化した機能が備わった「屋号付き口座」です。口座名には「屋号+個人名」を設定できるため、取引先とのやり取りにおいて信頼性を高める効果が期待できます。

ただし、他行宛の振込手数料は一律145円と、個人口座の75円に比べて高めです。また、振込手数料が無料になるカスタマーステージの対象外であり、コストの負担が大きい点はデメリットと言えます。

一方で、会計ソフトとのAPI連携に対応しており、入出金明細の自動取得や仕訳の自動化といった事業で役立つ機能を利用できる点は個人事業主口座のメリットです。また、1日あたりの振込限度額が最大1億円に設定されているため、たとえさまざまな事業の支払いが重なった場合でも、余裕を持って対応しやすいでしょう。

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座(屋号付き口座)のメリット3選

GMOあおぞらネット銀行(個人事業主口座)のメリット

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座には、ビジネスを円滑に進めるためのメリットが多数あります。本章では、GMOあおぞらネット銀行の個人口座と比較した場合に、個人事業主口座が持つメリットを3つ紹介します。

  • 屋号付き口座を開設でき信用力を高められる
  • 会計ソフトとの連携で経理業務を効率化できる
  • 振込限度額が最高1億円と高額に設定されている

屋号付き口座を開設でき信用力を高められる

GMOあおぞらネット銀行で個人事業主口座を開設すると、事業の対外的な信用力を高められます。口座の名義に屋号が入ることで、取引先や顧客に対して、事業者であることを明確に示せたり、安心感を与えられたりするためです。

たとえば、取引先や顧客に対して「ヤマダタロウ」のような個人名義の振込先口座を提示すると、業種によっては不信感を持たれる恐れがあります。一方、「バーチャルジムショ(屋号) ヤマダタロウ」のような屋号付きの名義にすることで、事業者の口座であることを示せるため、信用につながりやすくなります。

また、個人事業主口座で事業用の資金とプライベートな資金を明確に区別することで、健全な事業運営をアピールできる点もメリットです。なお、GMOあおぞらネット銀行では、主に以下の形式で屋号付き口座を開設できます。

屋号の形式口座名義の表示例
屋号 + 氏名バーチャルジムショ ヤマダタロウ
氏名 + 屋号ヤマダタロウ バーチャルジムショ

会計ソフトとの連携で経理業務を効率化できる

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、会計ソフトとのAPI連携に対応しており、経理業務を大幅に効率化できるのが強みです。個人口座では難しい、自動連携や仕訳の自動化も可能です。

たとえば、会計ソフト「freee」との連携を利用すれば、入出金明細を自動で取り込めるほか、「freee 入出金管理」機能によって、複数の銀行口座の取引を一元管理することもできます。これにより、記帳ミスや転記の手間を削減でき、確定申告や日々の帳簿づけがスムーズに進みます。

個人口座ではこうした連携機能が限定的、または手動対応となるケースも多く、日常の経理に時間がかかりがちです。事業の成長とともに煩雑になりやすいお金の管理を、自動化・効率化したいと考えるなら、個人事業主口座を活用するのがおすすめです。

振込限度額が最高1億円と高額に設定されている

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、振込限度額が最大1億円に設定できる点が魅力です。これは個人口座よりも高い上限額であり、大きな資金を扱う事業者に大きなメリットがあります。

実際、GMOあおぞらネット銀行の各口座の1日あたりの振込限度額を比較すると、以下のとおりです。

口座種別1日あたりの振込限度額
個人口座1,000万円
個人事業主口座1億円

個人口座では最大でも1,000万円までしか振り込めません、個人事業主口座であれば10倍となる1億円まで対応が可能です。これにより、仕入れ・外注費・税金の納付など、高額な取引が集中する場面でも余裕を持って処理できます。

現状、1億円の資金移動がない場合でも、将来的に取引額の増加を見越している場合や、日常的にまとまった金額を扱う業種であれば、個人事業主口座のメリットは大きいと言えます。

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座(屋号付き口座)のデメリット2選

GMOあおぞらネット銀行(個人事業主口座)のデメリット

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座には、多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。特に、個人口座とは異なるサービス体系が、利用者によっては不便に感じられる可能性があります。

ここでは、口座開設後に後悔しないために知っておきたい、以下の2つのデメリットを解説します。

  • 個人事業主口座(屋号付き口座)はカスタマーステージの対象外
  • 個人事業主向けの融資商品が提供されていない

個人事業主口座(屋号付き口座)はカスタマーステージの対象外

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、手数料の優遇が受けられる「カスタマーステージ」の対象外です。カスタマーステージとは、個人口座のみに適用される特典プログラムであり、条件を満たすことで他行宛振込手数料やATM手数料などが無料になります。

一方、個人事業主口座はサービス体系が異なるため、この優遇制度を利用できません。したがって、毎月の振込やATM利用の回数が多い事業者にとっては、手数料負担が大きくなる可能性があります。

個人事業主口座で発生する他行宛振込手数料とATM入出金手数料は、以下のとおりです。

項目個人事業主口座の手数料
他行宛振込手数料145円/件
ATM入出金手数料110円/件

個人事業主向けの融資商品が提供されていない

GMOあおぞらネット銀行では、現在、個人事業主が事業資金として利用できるビジネスローンや融資商品が提供されていません。個人口座では、提携企業の「SBIアルヒ株式会社」が提供する住宅ローンを申し込めますが、これはあくまで個人口座限定のサービスです。

また、GMOあおぞらネット銀行のビジネスローン「あんしんワイド」は、法人のみが対象であり、個人事業主は申し込むことができません。そのため、事業の運転資金や設備投資などで融資を検討している場合は、別の方法を探す必要があります。

融資が必要な場合のひとつの有力な選択肢として、日本政策金融公庫の「新規開業資金」が挙げられます。この制度は、新たに事業を始める方や事業開始後おおむね7年以内の方を対象としており、無担保・無保証人で利用できる点が大きなメリットです。

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座(屋号付き口座)の評判

GMOあおぞらネット銀行(個人事業主口座)の評判

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座について、実際の利用者はどのように感じているのでしょうか。ここでは、SNSやレビューサイトで見られる評判を、以下のポイントに沿って良い面と悪い面の両方から解説します。

  • ビジネスデビットカードの還元率
  • 振込入金口座の利便性
  • 各種手数料
  • 口座開設の手間

良い評判

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、経理の効率化と経費削減を両立できる点で、高い評価を得ています。実際、Xでは「口座の開設スピードが速い」・「デビットの利用額1%がキャッシュバック」といった声があり、すぐに事業用口座を準備できる点や、日々の支払いで無駄なくキャッシュバックを受けられる点が評価されています。

また、「振込入金口座が便利」との投稿もあるように、GMOあおぞらネット銀行では顧客や案件ごとに仮想口座を発行でき、誰からの入金かを一目で判別可能です。売掛金の入金確認や帳簿への反映が簡単になるため、経理業務の負担が大きく軽減されます。

このように、日々の経理作業を効率化したい方や、キャッシュバックによる経費削減をお考えの方に適した銀行口座と言えます。

悪い評判

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座には多くのメリットがある一方で、一部の利用者からは口座開設の手間や手数料の高さに関する不満の声も見受けられます。個人口座では、カスタマーステージが適用される上に、他行宛振込手数料が1件あたり75円と安価です。

一方、個人事業主口座は1件あたり145円とやや高いため、コスト面に不満を感じる方が多いようです。また、個人事業主口座を開設するには、個人口座を開設しておく必要がある点も指摘されていました。

すでにGMOあおぞらネット銀行の個人口座をお使いの場合は問題ありませんが、初めて口座を開設する場合は手間だと感じる方が多いようです。

このように、GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座には一長一短があります。使い方や状況によってはメリットを十分に活かしきれないこともあるため、事前に条件を確認しておくことが重要です。

事業に役立つ、GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座の便利な機能

GMOあおぞらネット銀行(個人事業主口座)の便利な機能

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座には、日々の事業運営を効率化し、コスト削減にも貢献する便利な機能が備わっています。本章では、以下の3つの機能について、その概要と事業での活用方法を解説します。

  • 入金管理を効率化する「振込入金口座」
  • 目的別の資金管理を実現する「つかいわけ口座」
  • 経費支払いでコストを削減する「ビジネスデビットカード」

振込入金口座:注文・顧客ごとに仮想口座を割り当て入金管理を効率化

振込入金口座は、取引先や注文ごとに専用の仮想口座番号を割り当てることで、入金管理を自動化し効率化するサービスです。この機能を使えば、複数の取引先から同時期に入金があった場合でも、誰からの入金かを即座に特定できます。

手作業による面倒な消込作業が不要になるため、入金確認のミスや漏れを防ぎ、コア業務に集中する時間を創出できます。

具体的には、以下のような場面で役立ちます。

  • ECサイト運営:注文ごとに仮想口座を割り当て、入金と注文情報を自動で紐付け。発送までの時間を短縮できます。
  • コンサルタント・フリーランス:顧客や案件ごとに仮想口座を発行。請求書との突合作業が簡単になり、入金管理がスムーズになります。

つかいわけ口座:最大10口座で用途別に資金管理

つかいわけ口座は、事業用の代表口座とは別に最大10個の目的別口座を作成し、事業資金を計画的に管理できる機能です。混在しがちな事業資金と納税資金などを用途別に分けることで、お金の流れが明確になります。

また、事業に使える資金を正確に把握でき、健全な資金繰りを実現できるでしょう。つかいわけ口座の割り当て方は自由ですが、参考例として、以下の用途で口座を作成するのがおすすめです。

  • 納税用口座:所得税や消費税の支払いに備えて売上の一部を積み立てる
  • 経費支払用口座:毎月の固定費や変動費の支払いをこの口座に集約する
  • 仕入用口座:商品の仕入れや外注費の支払いに利用する
  • 貯蓄・投資用口座:将来の事業拡大や設備投資のために資金を確保する

なお、各つかいわけ口座にも個別の口座番号が割り振られます。そのため、特定の入金を直接指定のつかいわけ口座に入金してもらうといった使い方も可能です。

ビジネスデビットカード:通常、利用額の1%がキャッシュバック

GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードでは、年会費無料で利用額の1%という高いキャッシュバックを受けられます。ポイントではなく現金で還元されるため、経費支払いを集約するだけで直接的に支出を削減できます。

事業経費を現金で支払う場合と比べ、デビットカード決済は利用履歴が明細として残る点が魅力です。会計ソフトと連携すれば、利用明細の自動取り込みによって確定申告の作業も大幅に効率化できます。

このように、年会費無料で1.0%のキャッシュバック・会計業務の効率化を実現できるのは、個人事業主にとって大きな魅力と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座について、メリット・デメリットや便利な機能をご紹介しました。

屋号付き口座による信用力向上会計ソフト連携での経理効率化が大きなメリットです。一方で、手数料の優遇制度が適用されないなどの注意点もあります。

年会費無料で還元率1%のビジネスデビットカードや、目的別に資金管理ができる「つかいわけ口座」も魅力です。ぜひ本記事を参考に、個人口座との違いを理解し、ご自身の事業に合うか検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

翌年以降の基本料金が最大無料になる割引制度もございます。

■店舗一覧
バーチャルオフィス1渋谷店
東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8B

バーチャルオフィス1神保町店
東京都千代田区神田神保町2-10-31 IWビル1F

バーチャルオフィス1広島店
広島県広島市中区大手町1-1-20
相生橋ビル7階 A号室

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

東商 社長ネット 株式会社バーチャルオフィス1 牧野 傑
キャリアコンサルタントドットネット 牧野傑(まきのすぐる)
Yahoo!知恵袋(株)バーチャルオフィス1牧野傑
Yahoo!知恵袋回答集

起業記事一覧
トップへ