海外旅行保険が自動付帯の法人カード5枚を徹底比較!補償内容が充実しているのはどれ?

[投稿日]2025年06月30日

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海外旅行保険が自動付帯の法人カード5枚を徹底比較!補償内容が充実しているのはどれ?

海外旅行傷害保険が付帯した法人カードは数多くあります。ただし、航空料金や旅行関連費の支払いに法人カードを利用しなければ、保険が適用されないケースが多く見られます。

高い頻度で海外へ行く場合、「傷害保険の適用条件を満たすのが面倒」「自動付帯したカードがないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、海外旅行傷害保険が自動付帯した法人カードを、厳選して細かく比較しています。年会費や付帯特典も含めて比較していますので、コスパに優れた高待遇のカードをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

海外旅行傷害保険が自動付帯の法人カードの簡易比較表

以下では、海外旅行傷害保険が自動付帯している法人カードを比較しています。

年会費(税込)国内旅行傷害保険海外旅行傷害保険
ライフカードビジネスライトプラス ゴールド2,200円
※初年度無料
最高1,000万円最高2,000万円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード165,000円最高1億円最高1億円
ANA JCB法人カード(一般カード)2,475円(初年度無料)なし最高1,000万円
JAL法人カード(普通カード)2,200円最高1,000万円最高1,000万円
三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス11,000円最高5,000万円最高5,000万円

法人カードに付帯している海外旅行傷害保険の内容・条件をおさらい

海外旅行傷害保険の内容・条件まとめ

一般的に、法人カードに付帯している海外旅行傷害保険は、以下の2種類に分類されます。

  • 自動付帯
  • 利用付帯

自動付帯とは、法人カードを所有するだけで、付帯している保険が適用される形態のことです。たとえば、海外旅行傷害保険が自動付帯したカードを発行した場合、カードの発行時点から保険が適用されます。

一方、利用付帯とは、旅行に関する支払いを所定のカードで支払った場合に保険が適用される形態です。海外旅行の航空代やホテル代を当該カードで支払った場合に、初めて保険が適用されます。言い方を変えれば、旅行に関する支払いを、そのカードで決済しなければ保険の対象になりません。

また、ひとえに海外旅行傷害保険と言っても、補償内容は多岐に渡ります。一般的な法人カードで保険の対象となるのは、以下の項目です。

  • 傷害死亡・後遺障害
  • 傷害治療費用
  • 疾病治療費用
  • 賠償責任
  • 携行品損害
  • 救援者費用
  • 遅延費用

補償金額が高額なのは、程度の重い「傷害死亡・後遺障害」が一般的です。しかし場合によっては、旅行傷害保険の最高額が同額であっても、補償内容がカードごとに異なる場合があります。

海外旅行傷害保険で法人カードを比較する場合は、補償内容やカードの年会費を細かく比較し、よりコスパの良いものを選択することが重要です。

海外旅行傷害保険が自動付帯している法人カード5枚を比較

ここでは、海外旅行傷害保険が自動付帯している法人カード5枚を比較します。

ライフカードビジネスライトプラス ゴールド

ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)
申し込み資格法人代表者・個人事業主
年会費(税込)2,200円
※初年度無料
国内旅行傷害保険最高1,000万円
海外旅行傷害保険最高2,000万円
付帯特典空港ラウンジサービス
シートベルト傷害保険
LIFEサンクスプレゼント
弁護士無料相談サービス
海外アシスタンスサービス
旅行サービス「Travel Gate」
カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」
福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」
国際ブランドVisa・MasterCard・JCB
ETCカード年会費(税込)無料
カード利用枠~500万
基本還元率約0.5%
還元方法LIFEサンクスポイント

ライフカードビジネスライトプラス ゴールドは、年会費が安価ながら比較的充実した旅行傷害保険を受けられる法人カードです。年会費は、2,200円とゴールドカードとしては安価な水準です。

しかし、海外旅行傷害保険は最高2,000万円と高めに設定されています。また特筆すべきは、ゴールドカードでありながら、国内旅行に対しても最高1,000万円の旅行傷害保険が自動付帯している点です。

一般的に、年会費と付帯特典・保険はトレードオフの関係にあるため、旅行傷害保険を海外旅行に限定するケースが多くみられます。その点、ライフカードビジネスライトプラス ゴールドは、安価な年会費ながら付帯保険・特典に力を入れている珍しい法人カードです。

ステータス性の高い法人カードと比較すると、補償内容がやや物足りないものの、低コストで利用でき、なおかつ海外旅行傷害保険が自動付帯したカードをお探しなら、ライフカードビジネスライトプラス ゴールドを検討してみると良いでしょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
申し込み資格記載なし
年会費(税込)165,000円
国内旅行傷害保険最高1億円
海外旅行傷害保険最高1億円
付帯特典ノートン特別価格
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」:月額費無料
福利厚生サービス「クラブオフ」年会費無料
国内外空港ラウンジ無料サービス
補助金・助成金検索サービス
士業の紹介
ヘルスケア無料電話相談
ビジネス・フリー・ステイ・ギフト:国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊
Seibu Prince Global Rewards ゴールドメンバー
ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
ゴールド・ワインクラブ
プラチナ・セクレタリー・サービス:航空券・乗車券・ホテルなどの手配
ビジネス・バッキング・プログラム:Google 広告・Meta広告・Adobeの利用で15,000円(年間最大合計30,000円)キャッシュバック
Square (スクエア):決済売上の50万円までの決済手数料が無料
NIKKEI OFFICE PASS:全国のシェアオフィスやコワーキングスペースが年間10回まで無料
デル・テクノロジーズ 優待特典
ベルリッツ 企業向けプログラム
会食・宿泊優待サービス
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
ビジネス・サイバー・プロテクション:最高200万円
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
ETCカード年会費(税込)無料
カード利用枠制限なし
基本還元率1%
還元方法メンバーシップ・リワードポイント

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードは、プラチナカードならではの高いステータス性が魅力の法人カードです。前提として、年会費は165,000円と高額です。

しかし、旅行傷害保険として、海外・国内ともに最高1億円が補償されています。これは法人カードの自動付帯保険として、トップクラスの内容と言えます。

また付帯特典を見ても、まさにトップクラスです。福利厚生サービスや空港ラウンジの無料サービスはもちろん、トラベルデスクや会食・宿泊優待サービスなど、旅行をサポートする特典が満載です。

加えて、補助金・助成金検索サービスやビジネス・バッキング・プログラムなど、事業支援を目的とした特典も多数提供されています。旅行時のみならず、事業に関する細かなサポートを受けたい場合には、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードがおすすめです。

ここでは取り上げきれなかった特典も多数あるため、詳細が気になる方はぜひ公式サイトにてご確認ください。

ANA JCB法人カード(一般カード)

ANA JCB法人カード(一般カード)
申し込み資格法人または個人事業主
カード使用者は18歳以上の方が対象
年会費(税込)2,475円(初年度無料)
国内旅行傷害保険なし
海外旅行傷害保険最高1,000万円
付帯特典ご入会/ご継続ボーナスマイル
ANAグループ便搭乗のボーナスマイル
国際ブランドJCB
ETCカード年会費(税込)無料
カード利用枠10万~500万円
基本還元率Oki Dokiポイント
還元方法0.50%

ANA JCB法人カード(一般カード)は、航空機の搭乗でマイルを効率良く貯めたい方におすすめの法人カードです。利用すると、ご入会/ご継続ボーナスマイルや、ANAグループ便搭乗のボーナスマイルにて多くのマイルを貯められます。

年会費は初年度が無料であり、以降2,475円です。一般カードということもあり、やや付帯特典に物足りなさを感じますが、海外旅行傷害保険として最高1,000万円が自動付帯しています。

また、大手のクレジットカード会社「JCB」が提供しているため、利用額に応じて0.5%のOki Dokiポイントを貯められる仕組みです。もちろん、ポイントをマイルへ交換することも可能なため、航空機搭乗のボーナスマイルと合わせると、非常に効率良くANAマイルを貯められるでしょう。

なお、ANA法人カードは、JCB以外にも複数のクレジットカード会社から提供されています。興味がある方は、ポイント制度や特典を考慮して自社に合ったカードを見つけてみると良いでしょう。

JAL法人カード(普通カード)

JAL法人カード(普通カード)
申し込み資格日本国内に所在し、業歴5年以上で黒字決算の法人
年会費(税込)2,200円
国内旅行傷害保険最高1,000万円
海外旅行傷害保険最高1,000万円
付帯特典JALオンライン
海外アシスタンスサービス「ハローデスク」
ベネフィット・ワン福利厚生代行サービス優待キャンペーン
国際ブランドVISA・MasterCard
ETCカード年会費(税込)無料
カード利用枠記載なし
基本還元率0.5%
還元方法DCハッピープレゼント

JAL法人カード(普通カード)は、マイルを効率良く貯められるうえに、国内旅行傷害保険が自動付帯している法人カードです。主に、以下3つのボーナスマイルが貯まります。

  • 入会搭乗ボーナス:最大5,000マイル
  • 毎年初回搭乗ボーナス:最大2,000マイル
  • ご搭乗ごとのボーナス:フライトマイルの最大25%プラス

また、利用額に応じて1,000円につき1ポイントが貯まり、JALマイルへの交換が可能です。JALマイルを効率良く貯めたい法人に適しています。

なお、最高1,000万円の海外旅行傷害保険に加え、最高1,000万円の国内旅行傷害保険も付帯しています。年会費が2,200円と安価ながら、比較的手厚い補償を受けられる点が魅力です。

JAL法人カード(普通カード)の詳細が知りたい方は、以下より公式サイトにてサービス内容をご確認ください。

三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス

三菱UFJカードゴールドプレステージビジネス
申し込み資格原則として業歴3年以上で、2期連続黒字決算の法人または個人事業主
年会費(税込)11,000円
国内旅行傷害保険最高5,000万円
海外旅行傷害保険最高5,000万円
付帯特典グローバルPLUS:利用額に応じたポイントボーナス
国内主要空港ラウンジ無料サービス
各種ビジネスサポート優待
ねっとJALオンライン
国際ブランドVISA・MasterCard
ETCカード年会費(税込)記載なし
カード利用枠100万円~300万円
基本還元率0.5%
還元方法MUFGカード グローバルポイント

三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネスは、大手の三菱UFJフィナンシャル・グループが発行する法人カードです。高い信用力と、充実した付帯保険が魅力です。

自動付帯する保険は、最高5,000万円の国内外旅行傷害保険です。ゴールドカードということもあり、前述の法人カードよりも高い補償額が設定されています。

また、国内主要空港ラウンジ無料サービスや各種ビジネスサポート優待など、事業や旅行に役立つ特典も付帯しています。申し込み条件にやや制限はあるものの、高い信用力のある法人カードを発行したい場合に適しています。

法人カードに自動付帯している海外旅行傷害保険でよくある質問

法人カードに自動付帯する海外旅行傷害保険でよくある質問

ここでは、法人カードに自動付帯している海外旅行傷害保険に関してよくある質問と、その回答を説明いたします。

海外旅行傷害保険はいつから適用されますか?

一般的に、自動付帯の海外旅行傷害保険は、法人カードの会員になった時点で適用されます。法人カードを申し込むと、審査を経て会員になり、その後郵送にてカードが届く流れです。

つまり、法人カードを受け取った時点で自動付帯の海外旅行傷害保険が適用されるのです。

保険金を適用する場合、どこに連絡すれば良いですか?

旅行先で万が一のトラブルがあった場合、カード会社が指定する保険窓口へ問い合わせる必要があります。カード会社の公式サイトを見ると、保険窓口の電話番号が記載されているため、必ず確認しておきましょう。

なお、法人カードとは別で、個別の旅行傷害保険に加入している場合は、そちらが優先されるケースがほとんどです。複数の保険に加入している場合は、契約内容によって優先度が異なるため、保険会社へ確認しておくと安心です。

自動付帯の法人カードを複数持っている場合、すべてから保険金を受け取れますか?

自動付帯の法人カードを複数枚所有している場合でも、原則として保険金は合算ではなく、最も高い保険金額を基準に支払われます。つまり、複数のカードの保険を重ねて受け取ることはできません

たとえば、Aカードが最高補償額3,000万円、Bカードが2,000万円の場合、実際の補償は3,000万円が上限です。両者を合計した5,000万円の補償を受けられません。

ただし、治療費用や携行品損害など、補償項目によっては各保険会社に請求できるケースもあります。保険の重複による混乱を避けるためにも、出発前にそれぞれの保険規約や契約内容を確認しておくことが重要です。

まとめ

本記事では、海外旅行傷害保険が自動付帯した法人カードを比較しました。近年、各社による度重なる改悪により、自動付帯の法人カードは少なくなりました

ただし、本記事で紹介した5枚では、カードの発行直後から海外旅行傷害保険が適用されます。高い頻度で海外へ渡航する場合には、本記事で取り上げた5枚の法人カードを発行してみてはいかがでしょうか。

なお、自動付帯ではないながらも、旅行傷害保険や年会費、ポイント還元率など、複数の要素から自社のニーズに合ったカードを選びたい方は、以下の記事をご参考ください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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