GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携が便利!画像付きで活用イメージをご紹介

[投稿日]2025年08月13日

※本ページにはプロモーションが含まれています

GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携が便利!画像付きで活用イメージをご紹介

日々の振込作業や毎月発生する手数料コストに、課題を感じている法人担当者の方も多いのではないでしょうか。その悩みは、GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携によって解決できるかもしれません。

両サービスを連携させると、請求書の処理から振込までを自動化し、経理業務の大幅な効率化とコスト削減を実現できます。本記事では、この連携によるメリットや具体的な設定方法、利用手順を解説します。画像を用いて、実際の利用イメージが掴めるように解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の概要

GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の特徴

本章では、GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の概要について、それぞれ解説します。以下では、両サービスの特徴を簡単にまとめています。

  • GMOあおぞらネット銀行:他行宛振込手数料が格安のネット専業銀行
  • マネーフォワード クラウド債務支払:法人向けのクラウド型債権管理システム

GMOあおぞらネット銀行:他行宛振込手数料が格安のネット専業銀行

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、法人口座の他行宛振込手数料が業界最安値水準であり、経費削減に大きく貢献するネット専業銀行です。事業規模にかかわらず、他行宛の振込手数料が一件あたり一律145円(税込)という安価な料金設定になっています。

たとえば、毎月100件の他行宛振込を行う事業者を例に考えてみましょう。振込手数料が1件あたり440円(税込)の一般的な銀行を利用している場合、月々の手数料は44,000円(440円×100件)、年間では528,000円になります。

一方、GMOあおぞらネット銀行であれば、月々の手数料は14,500円(145円×100件)、年間では174,000円に抑えられます。前述した銀行と比較して、年間で354,000円のコスト削減につながる計算です。

事業運営において、毎月発生する振込手数料を削減できる点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。特に取引先が多く他行への振込件数が多い法人にとって、GMOあおぞらネット銀行は振込手数料の削減に効果的な銀行です。

マネーフォワード クラウド債務支払:法人向けのクラウド型債権管理システム

マネーフォワード クラウド債務支払

マネーフォワード クラウド債務支払は、請求書の受領から支払処理までの一連の業務をデジタル化し、バックオフィス業務を効率化する法人向けのクラウドサービスです。請求書の電子受取に始まり、自動読み取り(OCR機能)、クラウド上で完結する申請・承認ワークフロー、振込用データの自動作成といった多彩な機能が、手作業による入力ミスや確認の手間を根本から削減します。

従来の支払業務では、主に以下の流れをとっていました。

  1. 紙で受け取った請求書の内容を経理担当者が会計システムへ手入力
  2. 印刷した支払依頼書に上長が押印
  3. 承認後に振込データを作成

この方法では、入力ミスや確認・差し戻しに時間がかかるだけでなく、担当者の出社が必須になるという課題がありました。一方、マネーフォワード クラウド債務支払を導入すれば、メールで受け取った請求書も自動でデータ化され、クラウド上で承認フローが完結します。承認された支払データは、ボタン一つで振込データとして出力可能です。

マネーフォワード クラウド債務支払では、GMOあおぞらネット銀行をはじめ、住信SBIネット銀行やみずほ銀行、横浜銀行など多くの金融機関とAPI連携が可能です。これにより、請求書の受領〜振込依頼までをシームレスに実行できます。

マネーフォワード クラウド債務支払は、アナログな作業が多く残りがちな債務管理業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、業務効率化を実現したい法人に適したクラウドシステムです。

GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払を連携してできること

GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携

仕訳データが自動で作成される

マネーフォワード クラウド債務支払で読み取り・登録した支払データを、マネーフォワード クラウド会計へ仕訳データとして自動登録することが可能です。これにより、煩雑な会計仕訳を大幅に効率化できます。

たとえば、通常の会計業務では、請求書の金額を確認しながら、手作業で借方・貸方へ適切な勘定科目を入力しなければなりません。件数が多いと時間がかかったり、人的要因によるミスが起こったりする可能性があります。

一方で、マネーフォワード クラウド債務支払を使用していれば、請求書の金額に問題がないと確認し、登録をした時点で自動で仕訳データが作成されます。登録の手間やミスを大幅に減らすことが可能です。

なお、マネーフォワード クラウド債務支払では、請求書を受け取る際に、OCRにより自動で金額や日付を読み取る仕組みを採用しています。OCRが金額の読み取りを間違う可能性もありますが、その確認さえ間違えなければ、ミスが起こることがありません。

振込データが自動で作成される

マネーフォワード クラウド債務支払で作成した振込依頼データを、GMOあおぞらネット銀行へ送信することが可能です。これにより、振込先や振込金額の入力時間やミスを大幅に減らせます。

両者を連携していない場合、銀行の画面で振込依頼を作成する際に、請求書を見ながら1件ずつ手作業で入力しなければなりません。数が少なければよいですが、件数が多いと時間がかかったり、間違えるリスクが高まったります。

一方、両者を連携していることで、銀行側での振込作業を大幅に軽減することが可能です。マネーフォワード クラウド債務支払からデータを送信した後、GMOあおぞらネット銀行の管理画面で承認ボタンを押すだけで、複数件の振込依頼をまとめて完了させられます。

振込データの送信時に、振込先や振込日、振込金額などのデータが自動で連携されるため、ヒューマンエラーを大幅に軽減することが可能です。

【画像付き】GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携イメージをご紹介

初期登録と請求書の受領〜振込依頼・実行までの流れ

ここでは、GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウドクラウド債務支払の連携を想定し、初期登録と請求書の受領〜振込依頼・実行までの流れを、実際の画面を用いつつ紹介します。

1.初期登録をする(マネーフォワード クラウド債務支払)

まずは、マネーフォワード クラウドクラウド債務支払で行う、取引先情報の初期登録です。取引先情報は大きく、以下2つの区分に分類されます。

区分主な登録項目
取引先・取引先コード
・取引先名
・取引先名カナ
・的確請求書発行事業者登録番号
・事業者区分
・マイナンバー/法人番号
支払先・取引先口座
・支払先
・支払ルール
・支払方法
・源泉徴収設定

1-1.取引先を登録する

1-1.取引先を登録する

マネーフォワード クラウドクラウド債務支払のホーム画面を開き、画面左サイドバーの「取引先」→「取引先」をクリックします。以下の画面に切り替わったのち、画面右上の「新規追加」をクリックします。

1-1.取引先を登録する②
1-1.取引先を登録する③

上記の取引先情報の登録画面が表示されたら、以下の項目を入力して「追加」をクリックします。

  • 取引先コード※
  • 取引先名※
  • 取引先名カナ
  • 適格請求書発行事業者登録番号
  • 事業者区分
  • マイナンバー/法人番号

「※」は、入力が必須な項目です。

以下の登録情報の画面に切り替わり、設定した項目が埋まって入れば、取引先の登録は完了です。

1-1.取引先を登録する④

1-2.支払先を登録する

取引先口座と支払先情報を登録します。上記画像の取引先口座欄にある「新規追加」をクリックします。

1-2.支払先を登録する

上記の画面が表示されたら、取引先銀行名や銀行支店、口座種別などの情報を入力し「追加」をクリックします。先ほどと同様、登録情報に正しく反映されていれば問題ありません。

次に、支払先情報を設定します。支払先欄の「新規追加」をクリックすると、以下の画面が表示されます。

1-2.支払先を登録する②

支払先情報として設定する以下5つの項目は、すべて入力が必須です。

  • 支払先コード
  • 支払先名
  • 表示優先度
  • 費用計上日
  • 支払期日

上記の設定が完了したのち、支払方法・明細初期値の設定を行います。以下のように、支払先情報の登録画面上部にある「支払方法・明細入力」をクリックし、各項目を編集していきます。

1-2.支払先を登録する③

上記画像では、「支払ルール」と「源泉徴収設定」を飛ばしていますが、実際には必要に応じて編集します。

なお、各項目を登録後は、以下の手順で「OCR読取り用メールアドレス」をコピーします。特に初回はテストとして、請求書を添付したメールをOCR読取り用メールアドレス宛に送付し、正しく機能するか確認するのがおすすめです。

1-2.支払先を登録する④

2.送信された請求書を確認・申請・承認する(マネーフォワード クラウド債務支払)

 ここでは、送信された請求書を確認・申請・承認する流れを紹介します。具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 「OCR読み取り用メールアドレス」で請求書を受け取る
  2. 送信された請求書を確認し、管理者へ申請する
  3. 申請された請求書を承認する(管理者)

2-1.「OCR読み取り用メールアドレス」で請求書を受け取る

「OCR読み取り用メールアドレス」で請求書を受け取ると、自動で内容を読み取り、マネーフォワード クラウド債務支払の「受領請求書」画面に保存されます。

なお、「OCR読み取り用メールアドレス」で請求書を受け取る方法は、大きく以下2つに分かれます。

  • 「OCR読み取り用メールアドレス」を取引先に共有する
  • 通常の方法で請求書を受領し、経理担当者がOCR読み取り用メールアドレスへ転送する

シンプルさで言えば、取引先に「OCR読み取り用メールアドレス」を共有し、このアドレス宛に請求書を送付してもらう方法です。このやり方であれば、請求書が送付され次第、スムーズに確認・上長への申請へ移れます。

しかし、ドメイン(送り先)が「@inbox.moneyforward.com」とマネーフォワードになる点に注意が必要です。事前に説明しておかなければ、自社のドメインと異なることで相手が疑問に思う恐れがあります。

一方、取引先への影響を考えると、従来の方法で請求書を受け取り、経理担当者が「OCR読み取り用メールアドレス」へ転送する方法が適しています。この方法は転送の手間こそかかりますが、各取引先から疑問を持たれるリスクを抑えられます。

2-2.送信された請求書を確認し、管理者へ申請する

「OCR読み取り用メールアドレス」に届いた請求書を確認するには、画面左サイドバーの「受領書類」→「受領請求書」をクリックします。

2-2.送信された請求書を確認し、管理者へ申請する

画面が切り替わったのち、以下のように任意のファイルを選択すると、請求書情報とプレビューが表示されます。画面右上の「支払依頼を作成」をクリックすると、より詳細な確認画面が表示されます。

2-2.送信された請求書を確認し、管理者へ申請する②

支払先や費用計上日、金額などを確認したら、画面右上の「承認者選択へ進む」をクリックします。

2-2.送信された請求書を確認し、管理者へ申請する③

確認画面が表示されるため、問題がなければ「申請する」をクリックします。画面左上に「支払依頼を申請しました」と表示されれば、管理者への申請作業は完了です。

2-2.送信された請求書を確認し、管理者へ申請する④

2-3.申請された請求書を承認する(管理者)

請求書の申請を受けた管理者は、画面左サイドバーの「経理業務」→「支払依頼」から承認作業を行います。

2-3.申請された請求書を承認する(管理者)

承認された請求書は、画面中央部にある上記の「承認待ち」から確認が可能です。

2-3.申請された請求書を承認する(管理者)②

内容を確認して問題がなければ、承認したい請求書情報を選択し、画面下部の「選択した申請を承認」をクリックしたら完了です。

3.振込依頼・振込をする

 最後に、振込依頼と振込実行の流れを紹介します。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)

振込依頼をするには、画面左サイドバーの「経理業務」→「支払依頼」をクリックします。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)

画面が切り替わり、「集計(支払処理)」→「新規集計(支払処理)作成」の順でクリックします。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)②

画面下部に、集計した支払依頼データが一覧で表示されます。支払日を確認し、下記のように実際に依頼する支払日を入力したら、「登録」をクリックします。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)③

この時点で、振込依頼用データの作成が完了です。次に、GMOあおぞらネット銀行に対して、振込依頼をします。

画面中央に表示される、下記の「振込依頼」をクリックします。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)④

確認画面が表示されるため、「OK」をクリックすれば依頼が完了です。以下のように、実行結果が画面に表示され、処理中から完了に切り替われば、GMOあおぞらネット銀行側へデータが連携されます。

3-1.集計・支払処理・振込依頼をする(管理者・マネーフォワード クラウド債務支払)⑤

3-2.振込作業をする(GMOあおぞらネット銀行)

次に、GMOあおぞらネット銀行側で行う、振込作業です。

マネーフォワード クラウド債務支払での作業が完了すると、登録しているアドレス宛に「メールトークンを発行しました」というタイトルのメールが届きます。メールに記載された「取引内容承認ページ」のURLから、GMOあおぞらネット銀行にログインしてください。

3-2.振込作業をする(GMOあおぞらネット銀行)

ログインが完了すると、上記の振込情報が表示されます。振込情報に誤りがなければ、画面下部に「取引パスワード」・「メールトークン」を入力し、「承認」をクリックしたら振込作業が完了です。

3-2.振込作業をする(GMOあおぞらネット銀行)②

GMOあおぞらネット銀行のその他メリット

GMOあおぞらネット銀行の有用な機能

GMOあおぞらネット銀行は、マネーフォワード クラウド債務支払との連携以外にも、法人の事業運営を効率化する便利な機能を備えています。ここでは、特に有用な以下の2つの機能について解説します。

  • 最大19の追加口座開設ができる
  • 最大100名までビジネスIDを設定できる

最大19の追加口座開設ができる

GMOあおぞらネット銀行では、代表口座とは別に最大19の追加口座を開設でき、事業の資金管理を大幅に効率化できます。

1つの口座ですべての入出金を管理すると、どの取引の入金で、何のための出金なのかがわかりにくくなり、経理処理が煩雑になるでしょう。また、将来の納税のために確保しておくべき資金を、誤って運転資金として使ってしまうといったリスクも考えられます。

一方で、「入金専用口座」「出金専用口座」「納税用口座」のように目的別に口座を分けることで、お金の動きが一目でわかるようになり、上記リスクの防止や経理業務の負担を軽減を期待できます。なお、追加で開設した口座には、「口座名義+任意名」の設定が可能です。用途や取扱部署名を設定することで、各口座を管理しやすくなります。

最大100名までビジネスIDを設定できる

GMOあおぞらネット銀行では、担当者ごとに最大100名までビジネスIDを発行でき、企業の内部統制強化と業務効率化を両立させることが可能です。

全従業員で1つのIDとパスワードを共有すると、誰がどの取引操作を行ったか正確に追跡できず、不正利用のリスクが高まります。また、役職や担当業務に関わらず全員が同じ権限を持つことになり、誤操作や承認プロセスの形骸化につながる恐れもあります。

一方、ビジネスIDを活用すれば、担当者ごとにIDを分け、「照会のみ」「振込申請まで」「少額の承認のみ」など細かな権限の設定が可能です。これにより、個人の責任範囲が明確になり、セキュリティの安全性を高められます。なお、役職によって権限を細かく設定することで、上長の承認を経ずに処理を進められるなど、承認フローの効率化も期待できます。

まとめ

本記事では、GMOあおぞらネット銀行とマネーフォワード クラウド債務支払の連携についてご紹介しました。両サービスをAPI連携することで、請求書の受領から振込、会計処理までを一気通貫で自動化し、経理業務を大幅に効率化できます。

格安な振込手数料や、事業別に資金を管理できる追加口座などのGMOあおぞらネット銀行のメリットも組み合わせることで、コスト削減と生産性向上を両立可能です。ぜひ本記事を参考に、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設を検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

翌年以降の基本料金が最大無料になる割引制度もございます。

■店舗一覧
バーチャルオフィス1渋谷店
東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8B

バーチャルオフィス1神保町店
東京都千代田区神田神保町2-10-31 IWビル1F

バーチャルオフィス1広島店
広島県広島市中区大手町1-1-20
相生橋ビル7階 A号室

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

東商 社長ネット 株式会社バーチャルオフィス1 牧野 傑
キャリアコンサルタントドットネット 牧野傑(まきのすぐる)
Yahoo!知恵袋(株)バーチャルオフィス1牧野傑
Yahoo!知恵袋回答集

起業記事一覧
トップへ