【法人向け】GMOあおぞらネット銀行の評判・口コミは?サービス内容~審査時の疑問まで徹底解説!

[投稿日]2024年09月26日

【法人向け】GMOあおぞらネット銀行の評判・口コミは?サービス内容~審査時の疑問まで徹底解説!

GMOあおぞらネット銀行は、手数料が安く、最短即日で審査が完了するネット銀行です。しかし、「実際、評判はどうなの?」「どんなデメリットがある?」とお考えの方も多いでしょう。

本記事では、GMOあおぞらネット銀行のよい評判・悪い評判を紹介します。審査時の細かな疑問にも回答しているため、ぜひ最後までご覧ください。

GMOあおぞらネット銀行の概要

GMOあおぞらネット銀行の概要
運営会社名GMOあおぞらネット銀行株式会社
会社設立日1994年2月28日
銀行設立日2018年7月17日
本拠地東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
資本金241億2,996万円(2024年4月19日現在)
株主株式会社 あおぞら銀行:50%
GMOインターネットグループ 株式会社:25%
GMOフィナンシャルホールディングス 株式会社:25%

GMOあおぞらネット銀行は、2018年にサービスを開始した比較的新しいネット銀行です。株式会社あおぞら銀行とGMOグループ傘下の企業が共同出資している、GMOあおぞらネット銀行株式会社が運営しています。

筆頭株主である株式会社あおぞら銀行は、1957年から約70年も銀行業を営む歴史ある会社です。東証プライムに上場している、信用度の高い金融機関です。

また、GMOインターネットグループ 株式会社は、数々のネットサービスを運営しており、知名度と実績があります。AIやブロックチェーンなど、最新のデジタル技術にも精通しています。

GMOあおぞらネット銀行は、両企業の強みを活かしたサービスを提供しているのが特徴です。

GMOあおぞらネット銀行の料金・サービス内容

ここでは、GMOあおぞらネット銀行の各種料金とサービス内容を、簡易表にまとめて紹介します。振込手数料やビジネスデビットカードについては後ほど詳しく紹介するため、ぜひそちらもご参考ください。

料金・手数料

GMOあおぞらネット銀行の料金・手数料は以下のとおりです。

初期費用・維持費初期契約料無料
口座維持手数料無料
振込手数料同行同一支店宛無料
同行本支店宛無料
他行宛145円
※129円
※振込料金とくとく会員
総合振込初期契約料無料
月額料金無料
上限処理件数9,999件
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料
定額自動振込手数料同行宛:無料
他行宛:145円
※129円
※振込料金とくとく会員
海外送金契約金無料
月額料金無料
送金手数料送金金額に応じて変動

GMOあおぞらネット銀行の料金・手数料は、ほとんどの項目が無料です。費用がかかるのは、他行宛の振込手数料のみです。

他行宛の振込手数料は1件あたり145円と、ほかの銀行と比較しても低水準です。また、月額500円(税込)の「振込料金とくとく会員」に加入すると、他行宛の振込手数料が1件あたり129円に割引されます。

振込の利用頻度が高い場合でも、料金・手数料を安く抑えられるでしょう。

各種機能・サービスの対応

次に、GMOあおぞらネット銀行の各種機能・サービスの対応を以下にまとめています。

当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間or平日15時まで
リアルタイム振込
その他機能・サービスネットバンキングのアカウント上限数100アカウント
複数口座の開設上限数20口座
融資商品の有無
Pay-easyの対応
日本政策金融公庫の対応
審査スピード最短即日~平均2営業日
対応ATM・セブン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行

GMOあおぞらネット銀行の特徴は、ネットバンキングのアカウント数や複数口座の上限数が多い点です。多くのアカウントや口座を立ち上げられるため、社内の部署ごとに割り当てれば収支状況を管理しやすくなります。

なお、ネット銀行でありながら、Pay-easyや日本政策金融公庫にも対応しています。税金の支払いや融資額の返済にも活用できるため、別途で支払い・返済用の法人口座を開設する必要がありません。

【データで見る】GMOあおぞらネット銀行の法人口座の開設割合

弊社、株式会社バーチャルオフィス1では、バーチャルオフィスサービス「バーチャルオフィス1」の法人顧客向けに届いた法人口座開設通知書類をカウントし、人気のネット銀行を調査しました。

結果は、以下のとおりです。

【データで見る】GMOあおぞらネット銀行の法人口座の開設割合

GMOあおぞらネット銀行は全体の56.5%と、過半数を占める結果でした。考えられる理由として、以下のような内容が考えられます。

  • 他行と比べて審査が比較的緩やか
  • 振込手数料が非常に安い
  • 最短即日審査が可能

とくに起業したての方や振込手数料を抑えたい方にとって、おすすめのネット銀行だといえます。

GMOあおぞらネット銀行のよい評判・メリット

GMOあおぞらネット銀行のよい評判

GMOあおぞらネット銀行のよい評判には、以下のものがあります。ここでは、X(元:Twitter)の情報を参照し、とくに多く見られた内容を紹介します。

  • 振込手数料が無料・安い
  • 審査が最短即日と早い
  • 管理画面が見やすく使いやすい
  • 日本政策金融公庫の返済口座に対応している
  • ビジネスデビットカードの還元率が1%と高い

振込手数料が無料・安い

GMOあおぞらネット銀行のよい評判では、振込手数料手数料の安さを挙げる方が多く見られました。実際にほかのネット銀行と比較すると、以下のとおりです。

振込手数料(同行同一支店宛)同行本支店宛他行宛
GMOあおぞらネット銀行無料無料145円
※129円
※振込料金とくとく会員
住信SBIネット銀行無料無料145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
楽天銀行52円52円3万円未満:150円
3万円以上:229円
PayPay銀行通常:55円
※月5回まで0円
※預金平均残高3,000万円以上
通常:55円
※月5回まで0円
通常:160円
※月5回まで0円
イオン銀行無料無料5万円未満:220円
5万円以上:440円

なかには、同行宛の振込手数料が有料だったり、他行宛は金額に応じて手数料が変動したりする銀行があります。しかし、GMOあおぞらネット銀行は同行宛が無料で、なおかつ他行宛も一律の145円です。

また、振込回数が多い法人向けに、月額500円(税込)の「振込料金とくとく会員」も用意しています。事業が成長し、多くの取引先や顧客へ資金移動が必要になった場合でも、振込手数料を安く抑えられます。

審査が早い(最短即日)

GMOあおぞらネット銀行は、法人口座であっても最短即日審査が可能です。通常、法人口座の審査には1週間〜1ヶ月程度かかることを考えると、非常に短い審査期間といえます。

以下、ほかのネット銀行と審査スピードを比較しています。

銀行名審査スピード
GMOあおぞらネット銀行最短即日~平均2営業日
住信SBIネット銀行オンライン:最短翌営業日
郵送:1週間程度
楽天銀1週間程度
PayPay銀行最短3日~10日程度
イオン銀行記載なし

GMOあおぞらネット銀行の審査スピードが最短即日〜平均2営業日ということは、申込み〜郵便物の受け取りまでを1週間以内で完結できるということです。起業直後で急ぎ法人口座を開設したい方におすすめの銀行です。

管理画面が見やすい&使いやすい

GMOあおぞらネット銀行は、口座の管理画面が見やすい・使いやすいと言われています。たとえば、入金明細の確認など、使用頻度の高い動作はホーム画面からワンタッチで完結できます。

また、スマホのアプリから、振込やデビットカードの支払い変更も操作できるため、移動中や外出先でも便利です。

こうした管理画面やアプリの使いやすさは、数々のインターネットサービスを手掛けるGMOグループならではの魅力と言えます。

https://virtualoffice1.jp/virtualoffice_blog/gmo-aozora-business-account-usability

日本政策金融公庫の返済口座(口座振替)に対応している

GMOあおぞらネット銀行は、ネット銀行として初めて日本政策金融公庫の返済口座に対応しました。以下、代表的なネット銀行の日本政策金融公庫への対応可否です。

日本政策金融公庫の対応可否
GMOあおぞらネット銀行
住信SBIネット銀行
楽天銀行
PayPay銀行
イオン銀行×

GMOあおぞらネット銀行なら、日本政策金融公庫(中小企業事業)の事業資金融資を法人口座から口座振替にて返済できます。また、融資資金返済の口座振替手続きを、オンラインでも受け付けています。

書面を作成して郵送する手間がかからない点は、GMOあおぞらネット銀行の魅力です。

ビジネスデビットカードの還元率が1%

GMOあおぞらネット銀行では、法人口座の開設と同時に、還元率1%のビジネスデビットカードが発行されます。以下、ビジネスデビットカードの詳細です。

国際ブランドVisa・MasterCard
年間費無料
還元率1%
還元方法現金
発行手続き不要

特筆すべきは、還元率1%のビジネスデビットカードが無料で利用できる点です。多くのビジネスデビットカードは、還元率が0.5%と低かったり、年会費を払わないと1%還元にならなかったりします。

その点、GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードは無料で発行でき、還元率も高水準です。また、法人口座の開設後に届く郵便物と同時に郵送される点も魅力です。

法人カードは、法人口座開設後に申請・審査が必要なため、発行までに時間がかかります。その間、GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードを代替として利用できるため、事業をノンストップで推進できます。

GMOあおぞらネット銀行の悪い評判・デメリット

GMOあおぞらネット銀行の悪い評判

一方、GMOあおぞらネット銀行には、悪い評判もありました。ここでは、デメリットをいくつか紹介します。

審査時の書類提出が多い・大変

GMOあおぞらネット銀行では、審査時の書類提出が多いという声もありました。最低限必要な書類は、本人確認書類と事業内容を確認できる書類の2種類ですが、追加提出を求められるケースが多いようです。

そのため、法人口座を開設する際は、必要書類に加えて補完書類なども申請するのがおすすめです。

ログインするたびにポップアップ広告が出てくる

GMOあおぞらネット銀行では、ログインするとポップアップ広告が表示されます。一見小さなことのように思いますが、開くたびに広告が表示されることで煩わしさを感じる方もいるようです。

ただし、広告下部に「次回以降表示しない」のチェックボックスがあり、クリックすれば次回のログインからポップアップが表示されなくなります。設定を変えるだけで解消できるので、非常に簡単です。

GMOあおぞらネット銀行の審査でよくある質問

ここでは、GMOあおぞらネット銀行の審査でよくある質問とその回答を紹介します。

Q1:必要書類は何ですか?

GMOあおぞらネット銀行の審査に必要な書類は、以下のとおりです。

必要書類具体例
本人確認書類・運転免許証
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・在留カード
・特別永住者証明書
事業内容確認書類・各行政機関発行の許認可証
・会社のホームページ、チラシ
・他社発行の請求書、発注書、納品書
※法人住所の補完書類・国税または地方税の領収証書または納税証明書
・社会保険料の領収証書
・公共料金の領収証書
※外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)に係る確認書
※特定取引を行う者の届出書

※状況に応じて提出を求められる書類

口座開設時に必ず必要なのは、本人確認書類と事業内容確認書類の2種類です。なお、この2種類の書類を提出しても、情報の不足があれば追加で別の書類を求められる可能性があります。

法人住所の補完書類やFATCAに係る確認書などは、ある条件の該当者のみが提出を求められます。たとえば、バーチャルオフィスを利用しており、郵便物が届かない可能性がある場合や、法人または実質的支配者に米国納税義務がある場合などです。

状況によって必要書類が異なるため、法人口座の申請前には必ず公式サイトで確認しましょう。

Q2:どのような項目がチェックされますか?

GMOあおぞらネット銀行の審査では、必要書類にて以下の内容を確認されます。

  • 登記上の会社名・所在地
  • 事業または取扱商品の具体的な内容(価格、購入方法、サービスの流れなど)
  • 現在、実際に事業活動が行われていること

なお、必要書類を提出しても、以下の場合には追加資料を求められたり、審査落ちになったりする可能性があります。

  • 事業または取扱商品の概要しか分からない場合
  • 複数ページある契約書のうちの一部分のみ提出した場合
  • 基本契約書、秘密保持契約書等で業務内容が記載されていない場合
  • コンテンツ量・運営実績が不十分なホームページを提出した場合

Q3:審査落ちでよくあるパターンは何ですか?

GMOあおぞらネット銀行で審査落ちになりやすいのは、書類の不備を指摘されているにもかかわらず改善を図れないケースです。具体的には、追加で書類の提出を求められた際に、必要な情報が記載された書類を提出できず審査落ちになるなどです。

自分は十分に書類を用意したと思っても、GMOあおぞらネット銀行には情報が不足していると判断される場合もあります。この状況が続くと、銀行からは「情報を隠そうとしている」と見なされる可能性があるため注意が必要です。

Q4:審査落ちしないためのポイントはありますか?

GMOあおぞらネット銀行に限らず、法人口座の開設審査を通過するには、必要書類を不足なく提出することが大切です。十分な量の書類を提出すれば、銀行側が疑問や不安を抱く可能性を抑えられます。

なお、GMOあおぞらネット銀行の場合、必要書類ごとにそれぞれのチェック項目を公開しています。法人口座の開設申請をする前に、「各書類の何をチェックされるのか?」「どのような書類が不適切なのか?」を確認しておきましょう。

詳しくは、以下の資料をご確認ください。

参考:法人口座開設のお手続きのご案内20201101|GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行の申し込み~法人口座開設までの流れ

GMOあおぞらネット銀行の申し込み~法人口座開設までの流れ

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設までの流れは、以下のとおりです。

  1. 申し込みフォームへの入力
  2. 必要書類の提出
  3. 郵便物の受け取り・初期設定

ここでは、各工程で押さえておくべきポイントを紹介します。

1.申込みフォームへの入力

まずは、GMOあおぞらネット銀行の申込みフォームから申請し、必要情報を入力します。申込みフォームでは、以下の情報を求められます。

  • 法人番号
  • 法人名
  • 居住地国
  • 郵便番号
  • 決算月
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 従業員数
  • 米国納税義務(FATCA)
  • 実特法上の上場法人等の確認
  • 新設法人の確認
  • 特定法人の確認
  • 取引目的(代表口座)

なお、のちに提出する書類にて、申請した内容に不備や虚偽がないかがチェックされます。仮に必要情報の入力でミスがあると、追加で書類の提出を求められたり、審査落ちになったりする恐れがあるため、必ず不備がないかを確認してください。

2.必要書類の提出

次に、GMOあおぞらネット銀行が定める必要書類を提出します。必要書類の提出方法は、自撮り動画(セルフィー)とアップロード・郵送のいずれかです。

なお、繰り返しになりますが、必要書類の種類と求められている情報を確認し、不足しそうな場合は補完書類も提出することが大切です。書類が不足していると、審査に時間がかかったり、追加対応が必要になったりするため、入念に準備をしてから臨みましょう。

3.郵便物の受け取り・初期設定

審査が完了すると、GMOあおぞらネット銀行から転送不要の簡易書留郵便にて郵便物が届きます。必ず郵便物を受け取り、案内に従って法人口座の初期設定をしましょう。

万が一、GMOあおぞらネット銀行からの郵便物を受け取らなかった場合は、法人口座の利用を制限されたり、解約されたりする恐れがあります。そのため、郵便物は必ず受け取れるようにしてください。

まとめ

本記事では、GMOあおぞらネット銀行の評判を紹介しました。一部、悪い評判もありますが、総合的にはメリットの多いネット銀行といえます。

何より、振込手数料が安くコストを抑えられるため、これから起業する方・できるだけ費用を抑えたい方におすすめです。ぜひ本記事の内容を参考に、GMOあおぞらネット銀行の法人口座をご検討ください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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