
このたびバーチャルオフィス1では、全国の「働く女性」を対象に、「目標にしたい女性社長とその理由」のアンケート調査を行いましたので、結果をご報告します。
調査について
今回の調査の概要は、以下の通りです。
- 調査テーマ:働く女性から見て「目標にしたい」と思える女性社長とその理由
- 調査期間:2025年12月3日~12月10日
- 調査対象:就労中の20歳以上70歳未満の女性
- 調査方法:インターネット調査/回答選択式
- 有効回答数:616(人)
本調査は、株式会社ナレッジソサエティの依頼に基づき、バーチャルオフィス1が実施しました。
回答者には、目標にしたい女性社長として20個の選択肢から1つを選んだあと、その理由についても6つの選択肢から選んでもらいました。
調査結果サマリ
今回の調査結果のサマリは以下の通りとなりました。
| ・著名な女性社長のなかで、特に支持が集まったのは、鳥取三津子氏、髙野由美子氏、小野真紀子氏であった。世代ごとに順位の変動がわずかに見られた。 ・各世代で約半数の回答が上位5名に集中した。一方で「その他」の回答も3割程度見られたことから、価値観の多様性も見て取れた。 ・目標にしたい理由については、世代ごとの変化が見られた。回答者自身のキャリアやライフステージを反映しているものと推測された。 |
働く女性からもっとも人気を集めた女性社長は・・・?

全体での順位は以下の通りでした。
1位:鳥取三津子氏(日本航空CEO)12.0%
2位:髙野由美子氏(オリエンタルランドCEO)11.0%
3位:小野真紀子氏(サントリー食品インターナショナルCEO)9.9%
4位:南場智子氏(ディー・エヌ・エー会長)7.5%
5位:中島伸子氏(井村屋グループ会長)5.4%
・・・
【考察】
世代ごとのデータでは、部分的な順位の入れ替わりはあったが、支持を集めた上位5名の顔ぶれはほぼ変化がなかった。企業規模による知名度やメディア露出の差が影響した可能性が高い。
しかし、いずれも世襲社長ではなく、一般社員として入社してキャリアを積み重ねてきた人物(南場氏は創業者)である点は共通しており、興味深い結果となった。
このことから、働く女性の多くが女性社長を「等身大の目標」としている心理が読み取れた。
なお、上位5名に約半数の票が集まったものの、用意された選択肢以外の「その他の人物」を選んだ回答が、全世代で3割程度見られた。回答者の多様な価値観を反映しているものと推測された。
アンケート上位の女性社長のプロフィール
1位:鳥取三津子氏 日本航空(JAL)社長
「日本の空の顔でトップを務めるのは、元CAの女性社長」
福岡県出身。2024年4月、代表取締役社長(グループCEO)に就任。客室乗務員として長年現場に立ち続けた異色の経歴かつ同社初となる女性社長。現場目線で「安全とサービス」を語れるトップとして同社の安全運航をけん引している。
2位:髙野由美子氏 オリエンタルランド社長
「ホテル事業で夢の国を盛り立てる敏腕社長」
宮崎県出身。東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドの代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)。同社のホテル事業を中心に長年リーダーシップを発揮してきた実績から、2023年6月に女性として初めて同社のトップに就任した。
3位:小野真紀子氏 サントリー食品社長
「一般社員から堂々の出世。日本屈指の大企業を率いる女性リーダー」
神奈川県出身。2023年3月、サントリー食品インターナショナル(SBF)の代表取締役社長に就任。女性として日本で初めて、時価総額1兆円超の国内企業のトップとなったことも注目を集めた。海外事業やマーケティング分野での豊富な経験を活かして同社グループを率いている。
4位:南場智子氏 ディー・エヌ・エー会長
「驚異の行動力で起業。言わずと知れた敏腕経営者」
新潟県出身。マッキンゼー最年少パートナーを経て、1999年株式会社ディー・エヌ・エーを創業し社長に就任。実行力を軸とする経営で、現在も最前線で同社を率いる。女性初の経団連副会長、日本一を経験した横浜DeNAベイスターズのオーナーとしても有名。
5位:中島伸子氏 イムラヤグループ会長
「売り場のアルバイトから企業トップへ。元祖シンデレラストーリー」
新潟県出身。アルバイトから正社員に登用され、2019年にイムラヤ代表取締役社長に就任。非正規雇用出身であり、いわゆる「たたき上げ」で社長に就任した女性社長というのは当時極めて稀であり、注目を集めた。現在は井村屋グループ代表取締役会長。
※それぞれ記事執筆時点(2026年1月)でのプロフィールです。
特定の世代で支持を集めた女性社長は・・・?

上位5名以外にも、特定の世代で支持を集めた人物もみられました。
・働き盛り世代にあたる30代~40代では、小暮めぐ美氏(ヤマダホールディングス代表取締役)と山﨑貴三代氏(ヤーマン株式会社社長)の2名が上位に迫る票を集め、興味深い結果となった。
【考察】
小暮氏は、売り場販売員からの大出世であることから、近い世代から尊敬や憧れを集めたものと思われる。
また、山﨑氏は美容機器という新しいジャンルの開拓者として、応援する女性も多いかと推測される。
30代~40代で人気を集めた女性社長のプロフィール
小暮めぐ美氏 ヤマダホールディングス副社長
「売り場店員からトップへと駆け上がった若手女性社長」
1997年に新卒入社後、家電売り場の販売員として長くキャリアを積むも、その後は秘書室長、人事総務本部長などを歴任。2022年よりヤマダホールディングスの代表取締役兼専務執行役員。同社のたたき上げ経営幹部として、女性管理職増加などの人事改革で手腕を発揮している。
山﨑貴三代氏 ヤーマン社長
「ニッチと言われた美容機器ジャンルを躍進させた立役者」
ヤーマン株式会社へ入社後、マーケティング部門、海外事業部門の責任者を経て1999年に代表取締役社長に就任。美容ローラーなどの家庭用美容機器においてヒット商品を連発し、同社商品を国内のみならず世界的ブランドへと成長させた。
目標にする理由は「ライフデザインのバランス」が最多!

目標にしたい理由を6つの選択肢から選んでもらったところ、以下の結果となりました。
1位:ライフデザインのバランス(家庭・プライベートと両立している点にあこがれている、など)
2位:リーダーシップのスタイル(人を動かし、組織を強くする力を見習いたいなど)
3位:価値観・ビジョンへの共感(事業を通して社会に価値を提供している姿勢を目標にしたいなど)
【考察】
全体の順位は上記の通りであったが、回答者のプロフィールにより傾向が分かれる結果となった。
たとえば、50代~60代では「リーダーシップ」が1位となったが、自営業やフリーランスからは「価値観・ビジョン」がもっとも多く選択されていた。
目標とする理由は、回答者それぞれの生活背景やライフステージを色濃く反映しているものと推測された。
クロス集計から見えた詳しい考察はこちら
世代や職業など、回答者グループごとに分析したクロス集計より、特筆すべき傾向が見られたものを表にまとめました。
| 回答者グループ | 特徴的に回答が集中した 「目標とする理由」※ | 考察 |
| 50代~60代 | リーダーシップ | この世代では顕著に高かった。部下を率いる管理職世代を反映しているものと思われる。 |
| 会社員 | ライフデザイン | 自身が雇われるなかで、ライフワークバランスに興味が集まるのは自然と言える。 |
| 未婚・若手世代(20代~30代) | 価値観・ビジョン | もっとも未来志向な選択肢とも言える。年齢層が上がると選択率が下がった。 |
| 既婚 | ライフデザイン | 家庭や子育てとの両立は、特に女性にとって大きな価値要素を占めていると推測できる。 |
| 自営業・自由業(フリーランス)・パートアルバイト | 価値観・ビジョン | 仕事に対し、やりがいや価値観、自らのビジョンを大切にする姿勢がうかがえる。 |
| 関東地方 | リーダーシップ | 全体1位のライフデザインではなく、関東1位はリーダーシップ。東西の傾向差が興味深い。 |
| 近畿地方 | ライフデザイン | 全体2位のリーダーシップが関西では顕著に低い(4位)。関西人は比較的求めない傾向にある。 |
| 40代~60代 | 経営スキル・実績 | 全体順位では4位の項目であるが、40代以降では選択率が高かった。結果や実績に意識が向きやすい世代を反映していると推測される。 |
上記の通り、回答者のキャリアやライフステージが、理由に影響していることが見て取れました。
【付録】本調査の質問と選択肢について
本調査は2つの質問とそれぞれその回答となる選択肢で構成されました。
1つ目の質問では、「目標とする女性社長」を事前にバーチャルオフィス1編集部で選んだ19名とその他の選択肢の中から選んでもらう方式としました。
選択肢の選定にあたっては、東京証券取引所のプライム市場(2024年8月時点の開示済み有価証券報告書)を参照し、代表権をもつ取締役(会長や副社長も含む)の中から19名をピックアップしました。
以下は、実際の選択肢となった女性社長の氏名と役職の一覧です。
| 選択肢(氏名) | 役職 |
| 田崎ひろみ氏 | ジェイ エイ シー リクルートメント社長 |
| 中島伸子氏 | 井村屋グループ取締役会議長 |
| 南場智子氏 | ディー・エヌ・エー代表取締役会長 |
| 小野真紀子氏 | サントリー食品インターナショナル代表取締役社長 |
| 植村弘子氏 | 株式会社ユーグレナ取締役代表執行役員Co-CEO |
| 襟川恵子氏 | 株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役会長 |
| 山本洋子氏 | カナミックネットワーク代表取締役副会長 |
| 藤岡実佐子氏 | 扶桑化学工業代表取締役会長 |
| 髙野由美子氏 | 株式会社オリエンタルランド代表取締役会長兼CEO |
| エバ・チェン氏 | トレンドマイクロ株式会社代表取締役社長兼CEO |
| 石川有子氏 | 株式会社アルファシステムズの代表取締役会長 |
| 和田弘子氏 | 株式会社オービックビジネスコンサルタント代表取締役副社長 |
| 出口恭子氏 | PHCホールディングス代表取締役社長兼CEO |
| 加藤恵子氏 | 株式会社ミダックホールディングス代表取締役社長 |
| 山﨑貴三代氏 | ヤーマン株式会社の代表取締役社長 |
| 吉岡佐和子氏 | 山陰合同銀行代表取締役 |
| 百瀬由美子 | アニコムホールディングス代表取締役副社長執行役員 |
| 鳥取三津子氏 | 日本航空(JAL)代表取締役社長 |
| 小暮めぐ美氏 | ヤマダホールディングス代表取締役 |
| その他 | 上記選択肢以外の女性社長 |
2つ目の質問では「目標とする理由」を、以下の選択肢の中から選んでもらいました。
| 選択肢(理由) | 説明 |
| キャリア形成力 | 自分もあのようにキャリアを切り拓いていきたい、など |
| 経営スキル・実績 | ビジネスで大きな成果を出し続ける姿に憧れる、など |
| リーダーシップのスタイル | 人を動かし、組織を強くする力を見習いたい、など |
| ライフデザインのバランス | 家庭・プライベートと両立している点が目標になる、など |
| 価値観・ビジョンへの共感 | 事業を通して社会に価値を提供している姿勢に共感する、など |
| その他 | 上記選択肢以外の理由 |
バーチャルオフィス1では、今後もアンケート調査を予定しています!

バーチャルオフィス1ではサービス開始以来、将来の独立を目指す人々、経営者やフリーランスの皆様を応援し続けています。弊社バーチャルオフィスの利用者様は世代や性別もさまざまですが、近年は特に、女性経営者として独立している、あるいは独立を視野に入れて活動している方々の利用も珍しくはありません。
今回のアンケート調査を実施した昨年2025年は、日本史上初の女性総理大臣として高市早苗氏が選出されるなど、女性活躍社会を印象づける年となりました。経済界においても、女性が男性と肩を並べて活躍するシーンが多数みられます。2026年となった今年も、さまざまな分野で新しい女性リーダーの登場が期待されます。
今回のアンケート調査では、働く女性から見て「目標にしたい」と思える女性社長を探ることにより、女性が理想とするリーダー像やキャリア形成の基準を垣間見ることができました。
バーチャルオフィス1では、このような独自調査を続けていく予定です。ぜひ今後もご注目ください。
バーチャルオフィス1について
バーチャルオフィス1は、渋谷区道玄坂と千代田区神田神保町、広島市中区大手町、に拠点を構えるバーチャルオフィスです。料金プランのわかりやすさを追求し、月額880円のワンプランでサービスを提供しています。
本料金プランには、バーチャルオフィスの基本サービスである「住所貸し」に加え、月4回の郵便転送(※別途、郵送費用発生)や法人登記、来客対応システムなどが含まれます。また、DM破棄や転送の停止・再開の自由設定も可能なため、不要な郵便物や転送頻度を減らし費用を最小限に抑えられます。
弊社店舗では、ネット銀行のみならず、メガバンク・都市銀行での法人口座開設実績も多数あります。独立・起業により住所利用を必要とする方に適したサービスです。
バーチャルオフィス1サービスサイト:https://virtualoffice1.jp/
バーチャルオフィスのお申し込みはこちら:https://virtualoffice1.jp/apply
この記事の投稿者
バーチャルオフィス1編集部
東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。
月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。
翌年以降の基本料金が最大無料になる割引制度もございます。
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相生橋ビル7階 A号室
この記事の監修者
株式会社ナレッジソサエティ 代表取締役 久田敦史
バーチャルオフィス・シェアオフィスを通して1人でも多くの方が起業・独立という夢を実現し、成功させるためのさまざまな支援をしていきたいと考えています。企業を経営していくことはつらい面もありますが、その先にある充実感は自分自身が経営をしていて実感します。その充実感を1人でも多くの方に味わっていただきたいと考えています。
2013年にジョインしたナレッジソサエティでは3年で通期の黒字化を達成。社内制度では週休4日制の正社員制度を導入するなどの常識にとらわれない経営を目指しています。
一児のパパ。趣味は100キロウォーキングと下町の酒場めぐり。
【学歴】
筑波大学中退
ゴールデンゲート大学大学院卒業(Master of Accountancy)
【メディア掲載・セミナー登壇事例】
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