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バーチャルオフィスでも銀行口座(法人口座)は開設できる

[投稿日]2022/10/17 / [最終更新日]2022/11/10

結論、バーチャルオフィス利用者でも、法人・個人ともに銀行口座の開設は可能です。

ただ、複合的な要因で口座開設がむずかしい、あるいは不可になることがあるので、そのあたりの対策方法をくわしく解説していきます。

また、これから銀行口座を開設するために、必要な準備や注意点もお伝えします。

バーチャルオフィスでも銀行口座はつくれる

まず世の中の誤解を解くと、「バーチャルオフィスだから口座開設できない」は嘘です。銀行口座はつくれます。

たしかに、バーチャルオフィスを登録住所にしている場合は口座開設を断っている、という金融機関も一部あります。しかし、大半の銀行ではバーチャルオフィスを理由に口座開設を否認することはありません。

 

メモ:
そもそも銀行口座の開設審査は「犯罪収益移転防止法」の観点で厳正に行われるのと、とくに新設法人や個人事業主はどうしても実態が見えづらい部分があるので、より厳しく見られる傾向があります。

根本的には事業実態が大事

では、仮にバーチャルオフィスを登録住所にして銀行口座がつくれなかった場合、なにがおもな要因かというと事業実態です。裏を返せば、確固たる事業を営んでいれば、そこまで口座開設を不安視する必要はありません。

ただし、確固たる事業とは、創業背景、事業計画、製品/サービス、顧客、売上などがある事業という意味。新設法人はこの要件を満たすのがむずかしいので、断られるケースが多いのです。(つまり、本質的にはバーチャルオフィスか否かはあまり関係ないのです)

 

メモ:実態のさらに前の話
ちなみに、盲点になりがちで事業実態と同じくらい大事な前提が、「①資本金」と「②社名」です。

法的には出資金1円でも株式会社を設立できますが、それでは金融機関側から実態を疑われるのは明白です。また、社名も犯罪歴の会社と同じ場合は、変更したほうが無難でしょう。

ただし、前提条件を確認しておこう

バーチャルオフィス利用者の場合、事業はよくても、ほかの部分で思わぬ障壁が生じる可能性があります。次の2点は申し込み前に確認しておきましょう。

  1. 口座開設に不利なバーチャルオフィスではないか
  2. 口座開設できない or しづらい銀行ではないか

1.は例えば、過去にその住所が犯罪に使われてしまった場合や、入会審査や管理体制がおろそかな場合です。総じて信用のないバーチャルオフィスでは、銀行口座の審査に通過しづらい傾向があります。

2.は例えば、事業歴のない法人の口座開設が厳しい銀行や、本店所在地と実際の営業所が異なる場合は口座開設できない銀行があります。具体的には都市銀行や信用金庫は新設法人に取っては難易度が高い傾向があります。(このあたりは2章以降に詳しく解説します)

最初はネット銀行が合理的

まず前提として、ここでいうネット銀行は、「ネットバンキングを専業で行っている銀行」という定義で話を進めます。たとえば、GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)、楽天銀行などがそれにあたります。

ネット銀行には以下のようなメリットがあり、開設のしやすさやコスト面から、新設法人にとっては非常に合理的な選択肢のひとつです。

  • 申込から口座開設までネット上で完結する
  • インターネットバンキングの利用料がかからない *1
  • 振込手数料が無料もしくは安く抑えられる *2
  • ATM手数料が無料もしくは安く抑えられる
  • 残高照会・振込・振替もオンラインで完結する

※1 都市銀行や信用金庫はネットバンキングの利用だけでも月額数千円することがあります
※2 都市銀行や信用金庫では、振込や引き出しなどの取引でも手数料がかかる場合があります

一方で、パスワードが自己管理になったり、障害発生やメンテナンス時は利用できない、融資には不向きなどのデメリットはあります。

ただ、融資を検討する段階になったら、それなりに事業も軌道に乗っていると思うので、その時は都市銀行や信用金庫の利用を検討すればいいでしょう。

総じて、創業初期の会社にとってネット銀行は合理的な選択肢です。

口座開設できそうなバーチャルオフィスと銀行を選ぼう

ここからは口座開設につなげられそうなバーチャルオフィスと銀行の選び方を解説します。具体的には次の2つの観点で見てください。

  • バーチャルオフィスは信頼性と実績で選ぶ
  • 銀行は可能性のあるところを選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

1. バーチャルオフィスは信頼性と実績で選ぶ

信用性があって、口座開設の実績があるバーチャルオフィスは以下の3つの観点で厳選してみてください。

  • 審査は厳しい
  • 店舗窓口があり管理体制は問題ないか
  • 会員の口座開設実績が豊富か

□ 審査は厳しい

結論、バーチャルオフィスの入会審査が厳しく、人やビジネスをしっかり見極めて契約しているところほど、金融機関の信用があります。実際に会員の口座開設実績が豊富なところは、一様に審査が厳しい傾向があります。

なお審査の厳しさは、「犯罪収益移転防止法に基づき本人確認する」程度のものではなく、事業内容や創業背景を詳しく記述させる、関連書類の提出を求めるまで徹底していると安心です。

バーチャルオフィス1もeKYCによる本人確認に加えて、事業内容の把握をし不正な利用を防ぐ努力をしています。

 

□ 店舗窓口があり管理体制は問題ないか

店舗窓口があり常駐スタッフがいるバーチャルオフィスなら、万が一の来客にも対応してもらえたり、本人確認の必要な書類を受け取ってもらえたり、ふだんの郵便物の整理や受け渡しも丁寧に行ってくれます。

一方で、運営管理費を限界まで削り、店舗窓口や常駐スタッフのいないバーチャルオフィスでは、来客対応は不可、本人確認書類の受け取り不可、仮に書類を受け取ってもらえてもいちいち手数料が発生するなど、不便することも多いです。

そして、とくに来客対応や書類受取の不可は銀行側から見ると致命的で、口座開設時に登記住所に簡易書留を送ったが届かない、現地確認する場合も店舗がないので在籍確認ができないなど、審査のマイナス要素になる可能性が高いです。

よって、店舗窓口がなかったり、窓口はあっても実質機能していない(会員からの評判は悪い)バーチャルオフィスは避けましょう。

 

□ 会員の口座開設実績は豊富か

会員の口座開設実績は数だけではなく、銀行の内訳も確認しておきましょう。

多様な銀行で会員の口座開設がされているのであれば、バーチャルオフィスに対する銀行からの信用は得ていると言えます。

ホームページに会員の口座開設実績が載っていない場合は、素直にバーチャルオフィスに問い合わせてみるといいでしょう。

 

2. 銀行は可能性のあるところを選ぶ

申し込む銀行によって、バーチャルオフィスに対する審査スタンスが異なります。シンプルに可能性のある銀行に申し込みましょう。

  • 可能性のある銀行・・・・・・ネット銀行、地方銀行
  • むずかしい銀行・・・・・・・都市銀行
  • 基本不可な銀行・・・・・・・信用金庫

□ 可能性のある銀行(ネット銀行、地方銀行)

大まかにいえば、「ネット銀行」もしくは「地方銀行」ならバーチャルオフィス利用者でも口座開設できる可能性があります。さらにいえば、ネット銀行のほうが柔軟なところが多いです。

 

銀行 開設可否
GMOあおぞらネット銀行 ◯可能性あり
楽天銀行 ◯可能性あり
PayPay銀行
(旧ジャパンネット銀行)
◯可能性あり
住信SBIネット銀行 ◯可能性あり
イオン銀行 ×不可
りそな銀行 ◯可能性あり
ゆうちょ銀行 ◯可能性あり
新生銀行 ◯可能性あり

 

□ むずかしい/不可な銀行(都市銀行、信用金庫)

一方で、創業初期は開設可能性の低い銀行や、そもそもバーチャルオフィスではNGの銀行もあります。具体的には「都市銀行(メガバンク)」と「信用金庫」にその傾向があります。

 

銀行 開設可否
三菱UFJ銀行 〇一応可
三井住友銀行 〇一応可
みずほ銀行 〇一応可
信用金庫全般 ×不可
登録住所と実際の事業所が異なると、口座開設は否認されます

メモ:紹介や個人時代から取引あると反応が変わることも
ちなみに、通常審査のむずかしい都市銀行や信用金庫でも、①紹介者がいたり、②個人事業時代から取引実績のあるところだと、口座開設できる可能性があります。

とくに②は該当する起業家もいると思いますので、一度窓口に相談してみてもいいかもしれません。

 

口座開設の流れ(概要)

ざっくりですが、銀行口座の開設手続きは以下の流れで進みます。ポイントは、銀行から賃貸契約書や事業概要書の提出を求められるので、事前に準備しておくことです。

  1. 事前準備:オフィス契約
  2. 事業説明書準備
  3. 申し込み
  4. 審査
  5. 開設

ここまでの話もまとめつつ、口座開設の流れでポイントをお伝えすると、総じて金融機関側は門戸を開いてきています。

決して審査がゆるくなっているという意味ではありませんが、①信用性の高いバーチャルを選んで、②事業内容をきちんと具体的に伝える。この2点を押さえるだけでも、銀行口座をつくれる可能性が高くなります。ぜひ意識的に取り組んでみてください。

参照:バーチャルオフィスの信用性

まとめ

バーチャルオフィス利用者でも事業実態に問題がなければ、銀行口座はつくれます。

ただし、口座開設に不利な信用度の低いバーチャルオフィスがあったり、そもそも新設法人やバーチャルオフィス利用者の口座開設を基本NGとして銀行はあるので、そこはよく見極めてから申し込みましょう。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

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