三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行を徹底比較!法人口座開設におすすめなのはどっち?

[投稿日]2025年12月08日

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三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行を徹底比較!法人口座開設におすすめなのはどっち?

法人口座の開設を検討する際、三井住友銀行 Trunk」と「住信SBIネット銀行」のどちらにするか迷う方が多いのではないでしょうか。いずれも他行宛の振込手数料が安価ですが、細かな点でサービス内容に違いがあります。

本記事では、Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座を9項目で徹底比較します。それぞれの口座がどのような法人におすすめかもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【簡易比較表】三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の主な違い

【簡易比較表】三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の主な違い

三井住友銀行 Trunk」と「住信SBIネット銀行」の法人口座は、運営会社や手数料体系、ビジネスデビットカードの有無に違いがあります。これらの違いは、事業運営のコストや業務効率に直接影響を与える可能性があります。

比較項目三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
運営会社株式会社三井住友銀行住信SBIネット銀行株式会社
口座維持手数料無料無料
振込手数料・同行宛:無料
・他行宛:145円
・同行宛:無料
・他行宛:145円
(振込優遇プログラム適用時:130~145円)
各金融サービス・機関への対応・Pay-easyの対応:◯
・日本政策金融公庫:◯
・経営セーフティ共済の対応:◯
・国税・社会保険料の口座振替:◯
・Pay-easyの対応:◯
・日本政策金融公庫:◯
・経営セーフティ共済の対応:✕
・国税・社会保険料の口座振替:✕
ビジネスデビットカードの対応可否非対応・発行手数料:無料
・年会費:無料
・ポイント還元率:0.8%
・国際ブランド:Mastercard

上表のとおり、口座維持手数料や振込手数料に大きな違いはありません。

ただし、「三井住友銀行 Trunk」は、豊富な口座開設実績を誇るため、取引先・顧客も同じ銀行口座を使用している可能性が高いです。他行宛ではなく、手数料が無料の同行宛として処理できる可能性が高く、大きなコスト削減が期待できます。

一方で、住信SBIネット銀行には、振込件数に応じて他行宛振込手数料が最安で130円に割引される、「振込優遇プログラム」があります。他行宛の振込件数が多い企業にとっては、経費を削減しやすいでしょう。

各金融サービス・機関への対応については、住信SBIネット銀行が「経営セーフティ共済」「国税・社会保険料の口座振替」に非対応である点が、マイナスポイントです。一方、三井住友銀行 Trunkはビジネスデビットカードの提供がありません。

以上の違いを踏まえて、自社に合った法人口座を選択してください。

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の運営会社を比較

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の運営会社を比較

以下の比較表に、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の運営会社の違いをまとめました。

銀行名三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
運営会社名株式会社三井住友銀行住信SBIネット銀行株式会社
会社設立日2001年4月1986年6月
サービス開始日2025年5月26日2007年9月24日
本拠地東京都千代田区丸の内東京都港区六本木
資本金1兆7,710億円310億円
主要株主株式会社三井住友フィナンシャルグループ (100%)・株式会社NTTドコモ(65.81%)
・三井住友信託銀行株式会社(34.19%)

三井住友銀行 Trunkの運営会社「株式会社三井住友銀行」は、三井住友フィナンシャルグループの100%子会社であり、メガバンクの信頼性や実績、知名度、経営の安定性が強みです。法人・個人口座数は、2025年6月時点で約3,000万に達しています。

一方、住信SBIネット銀行株式会社は、2025年9月25日に株式上場を終了、10月1日には株式会社NTTドコモが筆頭株主となり、同社の連結子会社となりました。ドコモグループの銀行として、「NEO BANK」から「d NEO BANK」へとサービスブランド名を改名し、今後は「d払い」「dポイント」などのサービスとの連携も予定されています。

運営会社に関する情報は、自社にとって最適な法人口座を選ぶうえで重要な判断材料となります。伝統的なメガバンクの信頼性と総合力を選ぶのか、あるいは通信と金融の融合による革新性や利便性を重視するのか、企業の状況に合わせて検討しましょう。

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行のサービス内容を9項目で比較

法人口座選びで重要な以下の9つの項目で、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行のサービス内容を徹底比較します。

  1. 振込手数料・口座維持手数料
  2. 定額自動振込手数料
  3. 総合振込・給与振込
  4. 海外送金手数料
  5. 各種機能
  6. 審査関連
  7. 各金融サービス・機関への対応
  8. 融資商品(ビジネスローン)
  9. ビジネスデビットカード

1.振込手数料・口座維持手数料

1.振込手数料・口座維持手数料

以下では、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の、振込手数料と口座維持手数料、初期契約料を比較します。

手数料項目三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
振込手数料・同行宛:無料
・他行宛:145円
・同行宛:無料
・他行宛:145円(振込優遇プログラム適用時:130~145円)
口座維持手数料0円0円
初期契約料0円0円

上記の表から、口座維持手数料・振込手数料に大きな違いがないことがわかります。しかし、住信SBIネット銀行」には、他行振込手数料が割引される「振込優待プログラム」があります。

このプログラムは、前々月の振込件数に応じて他行宛振込手数料が以下のように割引される内容です。

  • 5回未満:145円
  • 5回以上:140円
  • 20回以上:135円
  • 50回以上:130円

ただし、 「総合振込サービス」「マネータップ振込」「振込API」は集計・適用の対象外となる点に注意が必要です。また、住信SBIネット銀行には新規口座開設特典もあり、口座開設の当月と翌月限定で、月10回まで振込手数料が無料になります。

一方で、三井住友銀行 Trunk」は口座開設実績が豊富なため、取引先・従業員などの口座によっては同行宛で処理できる件数が多くなります

よって、三井住友銀行の口座を使う振込先が多い場合は、「三井住友銀行 Trunk」が、他行宛振込が多い場合は住信SBIネット銀行がおすすめです。

2.定額自動振込手数料

2.定額自動振込手数料

ここでは、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の定額自動振込を比較します。

三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
定額自動振込手数料記載なし・同行宛:無料
・他行宛:145円(振込優遇プログラム適用時:130~145円)
登録上限数記載なし10件

毎月決まった支払いが発生する場合に便利な定額自動振込機能は、住信SBIネット銀行で利用可能です。オンラインでの設定が可能で、場所や時間を選ばずに手続きができます。

一方の三井住友銀行 Trunkには、該当するサービスがありません。手続きのオンライン完結を重視し、経理業務の効率化を求める企業にとっては、住信SBIネット銀行が適しています。

3.総合振込・給与振込

3.総合振込・給与振込

以下の比較表に、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の総合振込・給与振込手数料の違いをまとめました。

三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
総合振込の対応可否
給与振込の対応可否×
総合振込手数料・同行宛:無料
・他行宛:145円
・同行宛:無料
・他行宛:145円(振込優遇プログラムの集計・適用の対象外)
給与振込手数料・同行宛:無料
・他行宛:145円

複数件を一括で振り込める総合振込は両行ともに利用可能ですが、給与振込に対応しているのは三井住友銀行 Trunkのみです。また、住信SBIネット銀行の振込優遇プログラムは、総合振込の対象外となるため、手数料に違いはありません。

以上の内容で比較すると、給与振込に対応している三井住友銀行 Trunkがおすすめです。

4.海外送金手数料

4.海外送金手数料

以下に、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の海外送金手数料を比較しています。

比較項目三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
初期契約料・「Global e-Tradeサービス」:55,000円
・「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」:無料
「外貨送金・外貨受取サービス」:55,000円
月額料金・「Global e-Tradeサービス」:5,500円
・「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」:無料
無料
送金手数料(海外他行宛)・事前受付:3,000円/件
・当日受付:3,500円/件
3,000円
(2026年4月16日より3,500円に料金改定予定)
為替コスト(対米ドル)記載なし1ドルあたり6銭

両行ともに、海外送金するためには別サービスへの加入が必要です。初期導入費用はいずれも55,000円ですが、三井住友銀行 Trunkには、初期費用無料で利用できる「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」も用意されています。

「Global e-Tradeサービス」と「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」は、送金手数料などは同じですが、以下のとおり利用できるサービスの範囲と初期契約料、月額利用料金が大きく異なります。

Global e-TradeサービスGlobal e-Tradeサービス デビュータイプ
サービス内容・仕向・被仕向送金サービス
・輸出LC到着案内サービス
・輸出手形買取・取立依頼サービス
・輸入LCサービス
・外為取引情報サービス
・被仕向送金サービス
・仕向送金サービス
初期契約料55,000円無料
月額利用料金(EB手数料)・仕向・被仕向送金サービス:5,500円
・輸出LC到着案内サービス:11,000円※
・輸出手形買取・取立依頼サービス:11,000円※
・輸入LCサービス:5,500円※
・外為取引情報サービス:5,500円
無料
※従量による料金体系(1,100円/件)もあり

被仕向・仕向送金のみの利用であれば、デビュータイプの利用がお得です。

なお、海外他行宛の送金手数料は、両行とも3,000円です。しかし、住信SBIネット銀行では、2026年4月16日に料金改定で500円の値上げが予定されています。改定後は、三井住友銀行 Trunkで事前予約するほうが安くなります。

輸出入取引なども利用する場合は、月額料金や住信SBIネット銀行の料金改定も含め、両行の料金表を比較してみてください。

5.各種機能

5.各種機能

以下に、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の各種機能の違いをまとめました。

項目三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
サブ口座の開設上限数メイン口座のみメイン口座のみ
インターネットバンキングのアカウント上限数200アカウントビジネスメンバー管理※:200アカウント
ATM手数料0~330円110円(ゆうちょ銀行ATMのみ330円)
※「承認ユーザー」「担当ユーザー」「照会ユーザー」

両行ともメイン口座のみで、サブ口座の開設には非対応です。インターネットバンキングのアカウント数については、いずれも最大200アカウントの作成が可能です。

ATM手数料に関しては、全国的に展開する三井住友銀行 Trunkの方がコストを抑えやすいでしょう。三井住友銀行の本支店ATMと三菱UFJ銀行の店舗外ATMでは、平日8:45〜18:00は無料です。

ATMの利用頻度が高い場合は、三井住友銀行 Trunkがおすすめです。

6.審査関連

6.審査関連

ここでは、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座開設時における、審査関連の情報を比較します。

三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
審査期間最短翌営業日最短即日~平均2営業日
口座開設条件三井住友銀行に初めて口座開設する法人日本国内で登記されており、納税地国が日本である法人
必要書類・請求書など事業内容を確認できる書類
・手続者のマイナンバーカードまたは運転免許証
・設立間もない法人は事業計画書で申込可能
本人確認書類
来店の必要性不要不要

両行ともに最低限の書類提出で、迅速な審査が可能となっています。

ただし、三井住友銀行 Trunkは、審査時にWeb面談が必要です。また、以下に該当する方は申し込みの対象外となる点にも注意してください。

  • 三井住友銀行とすでに取引関係にある
  • 親会社やグループ会社が、個別審査を必要とする同行のサービスを利用している
  • 代表社員が法人である

一方、住信SBIネット銀行はオンラインで口座開設手続きを完結できるほか、新規開業で資本金が少ない企業への開設実績も豊富です。申し込み時のしやすさを重視する場合は、住信SBIネット銀行がおすすめです。

7.各金融サービス・機関への対応

7.各金融サービス・機関への対応

以下に、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の各金融サービス・機関への対応をまとめました。

項目三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
Pay-easy対応
国税・社会保険料の口座振替×
日本政策金融公庫の対応
経営セーフティ共済の対応×

両行とも、日本政策金融公庫からの融資返済や、Pay-easy(ペイジー)による電子納付に対応しています。しかし、住信SBIネット銀行は国税・社会保険料の口座振替と経営セーフティ共済に非対応です。

税金・社会保険料・経営セーフティ共済などへの支払いを、1つの銀行口座で完結させたい場合は、三井住友銀行 Trunkが適しています。

8.融資商品(ビジネスローン)

8.融資商品(ビジネスローン)

ここでは、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行で利用できるビジネスローンを比較します。

三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
融資商品なし事業性融資dayta
借入限度額50万~3,000万円
審査期間最短即日
金利個別通知(詳細の記載なし)

現状、三井住友銀行 Trunkでは融資商品が提供されていません。また、三井住友銀行では法人口座の複数開設ができないため、同行からの融資は選択肢から外れます。

一方、住信SBIネット銀行は、法人向け融資商品「事業性融資dayta」を提供しています。日々の口座利用データをAIが分析し、オンラインで申し込みから借入までが完結する独自のサービスです。

決算書や保証人が不要なうえに、最短即日で最大3,000万円の資金調達が可能となるため、急な資金需要に対応したいスタートアップや中小企業におすすめです。

9.ビジネスデビットカード

9.ビジネスデビットカード

ここでは、ビジネスデビットカードに関する情報を、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行で比較します。

三井住友銀行 Trunk住信SBIネット銀行
一般カードプラチナカード
発行手数料無料無料
年会費無料11,000円
還元率Visa:0.6%
MasterCard:0.8%
1.0%
還元方法ポイントポイント
国際ブランドVisa・MasterCardMasterCardのみ
付帯サービス・最大1,000万円の不正利用補償
・ビジネス特典
・最大1,000万円の不正利用補償
・海外・国内旅行傷害保険:最高1億円
・プライオリティ・パス
・国際線手荷物無料宅配
・ダイニング by 招待日和等
・ホテル優待

三井住友銀行 Trunkでは、ビジネスデビットカードが提供されていません。一方で、住信SBIネット銀行では、一般カード・プラチナカードの2種類が提供されています。

住信SBIネット銀行のビジネスデビットカード(一般)は、口座を開設すると発行手数料・年会費無料で発行できます。最大0.8%のポイント還元や最大1,000万円の不正利用補償、ビジネス特典も付帯しています。

また、ビジネスデビットカード(プラチナ)では、11,000円の年会費がかかりますが、ポイント還元率が1.0%と高水準です。プライオリティ・パスや国際線手荷物無料宅配など、国内外の出張・旅行に役立つ付帯特典が充実しています。

法人カードとは異なり、審査が不要で誰でも発行できる点が魅力です。ビジネスデビットカードの導入を検討している法人には、住信SBIネット銀行がおすすめです。

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座はどちらがおすすめ?

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座はどちらがおすすめ?

三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座は、それぞれに異なる強みを持っています。どちらの口座が自社に適しているかは、事業内容や取引先の傾向、経費管理の方法などによって異なります。

メガバンクの広範なネットワークや信頼性を生かしたいのか、それともネット銀行ならではのコスト効率やデジタル完結の柔軟性を重視するのか。ここでは、それぞれの銀行がどのようなニーズを持つ法人におすすめなのかを、具体的な特徴とともに詳しく解説します。

三井住友銀行 Trunk:同行宛の振込件数が多い・税金の支払い口座として利用したい法人

Trunk
手数料同行同一支店宛無料海外送金初期契約料・「Global e-Tradeサービス」:55,000円
・「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」:無料
同行本支店宛無料月額料金・「Global e-Tradeサービス」:5,500円
・「Global e-Tradeサービス デビュータイプ」:無料
他行宛145円送金手数料・事前受付:3,000円/件
・当日受付:3,500円/件
為替手数料記載なし
関係銀行手数料※12,500円~/件
送金対応・仕向送金:◯
・被仕向送金:◯
初期費用・維持費初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間・当行:24時間
・他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他の機能インターネットバンキングのアカウント上限数200アカウント
月額料金無料複数口座の開設上限数マスター口座のみ
上限処理件数公式サイトに記載なし融資商品の有無公式サイトに記載なし
定額自動振込振込手数料記載なしPay-easyの対応
国税・社会保険料の口座振替
日本政策金融公庫の対応
経営セーフティ共済の対応
口座開設までの期間最短翌営業日※2
※1:依頼人負担の場合に発生
※2:最短翌営業日の開設は、取引責任者と代表者が同一であること、スマホによる本人確認認証をして、必要書類をアップロードいただいた方が対象です。

取引先に三井住友銀行の利用者が多く、同行宛の振込件数が多い法人には、三井住友銀行 Trunkがおすすめです。三井住友銀行には約3,000万の口座開設実績があるため、取引先や従業員に同行の口座利用者が多いケースが考えられます。この場合、振込手数料が無料となるため、コストを大幅に削減できます。

また、国税や地方税、社会保険料などの支払いを1つの口座でスムーズに管理したい法人にも適しています。国税電子申告・納税システム(e-Tax)と地方税ポータルシステム(eLTAX)と連携した、Pay-easy(ペイジー)払いにも対応しており、税金の電子納付が容易になる点も強みです。

以上の特徴から、三井住友銀行のネットワークを生かせる法人や、税務・公金支払いの手続きを効率化したい法人にとって、三井住友銀行 Trunkは最適な選択肢と言えます。

住信SBIネット銀行:他行宛の振込件数が多い・ビジネスデビットカードを利用したい法人

住信SBIネット銀行
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金初期契約料無料
同行本支店宛無料月額料金55,000円
他行宛145円
(振込優遇プログラム適用時:130~145円)
送金手数料3,000円
(2026年4月16日より3,500円に料金改定予定)
為替手数料1ドルあたり6銭
関係銀行手数料金額の記載なし
送金対応・仕向送金:◯
・被仕向送金:◯
初期費用・維持費初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間・当行:24時間
・他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他の機能インターネットバンキングのアカウント上限数200アカウント
月額料金無料複数口座の開設上限数メイン口座のみ
上限処理件数9,999件融資商品の有無
定額自動振込振込手数料・同行宛:無料
・他行宛:145円(振込優遇プログラム適用時:130~145円)
Pay-easyの対応
国税・社会保険料の口座振替×
日本政策金融公庫の対応可否
経営セーフティ共済の対応×
口座開設までの期間最短即日~平均2営業日

さまざまな金融機関への複数件の振込を必要とする法人には、住信SBIネット銀行がおすすめです。他行宛の振込件数に応じて手数料が割引される「振込優遇プログラム」が用意されており、取引が多いほどコストを削減できます。

ただし、「総合振込サービス」「マネータップ振込」「振込API」は集計、適用の対象外となっている点には注意してください。また、経費管理効率化のために、ビジネスデビットカードの導入を検討している法人にもおすすめです。

口座開設時に与信審査なしで年会費無料のビジネスデビットカードが標準発行されます。利用代金が即時に口座から引き落とされるため、従業員の経費立替や精算業務の負担を大幅に低減できます。

利用明細はオンラインで随時確認できるため、支出管理も容易です。さらにポイント還元率は、0.8%と比較的高めです。

以上の特徴から、他行宛の振込件数が多い法人や、リアルタイムでのキャッシュフロー管理を徹底したい法人にとって、住信SBIネット銀行はメリットの大きい選択肢と言えます。

まとめ

本記事では、三井住友銀行 Trunkと住信SBIネット銀行の法人口座について、手数料やサービス内容を徹底比較しました。

Trunkはメガバンク運営の信頼性や同行宛の振込手数料無料が強みです。一方の住信SBIネット銀行は、他行宛の手数料負担の低減に効果的な「振込優遇プログラム」やビジネスデビットカード付帯が魅力です。

本記事で解説した9項目やおすすめの法人の特徴を参考に、自社に最適な法人口座を選んでみてください。以下の記事では、おすすめの法人口座11選を比較しています。ぜひ口座選びの参考にしてみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。

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この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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