【法人口座】住信SBIネット銀行の評判・口コミは?メリット・デメリットから審査時の疑問まで徹底解説!

[投稿日]2024年09月26日

【法人口座】住信SBIネット銀行の評判・口コミは?メリット・デメリットから審査時の疑問まで徹底解説!

住信SBIネット銀行は、比較的信頼性が高く、手数料の安いネット銀行です。しかし、「本当に評判は良いのか?」「どんなデメリットがあるのか?」と疑問に思う方も少なくありません。

本記事では、住信SBIネット銀行の良い評判と悪い評判を詳しく紹介します。法人口座を開設する際のポイントや審査の流れについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

住信SBIネット銀行の概要

住信SBIネット銀行の概要
運営会社名住信SBIネット銀行株式会社
会社設立1986年6月
銀行設立2007年9月
本拠地東京都港区六本木三丁目2-1 住友不動産六本木グランドタワー
資本金310億円
主要株主・三井住友信託銀行株式会社:34.19%
・SBIホールディングス株式会社:34.19%
・日本証券金融株式会社:3.72%

住信SBIネット銀行は、1986年6月に設立された、住信SBIネット銀行株式会社によって運営されている銀行です。ネット銀行自体は、2007年9月にサービスが開始されたため、比較的新しいものです。

ただ、主要株主は、三井住友信託銀行株式会社やSBIホールディングス株式会社などの大手企業ばかりです。いずれも、安定した経営基盤を築いており、信用のある会社です。

また、長年金融業・銀行業に携わっている企業のため、比較的安心して利用できます。

住信SBIネット銀行の料金・サービス内容

ここでは、住信SBIネット銀行の概要として、各種料金とサービス内容を簡易表にて紹介します。ほかのネット銀行との比較や住信SBIネット銀行の特徴は後述しているため、ぜひそちらも参考にしてみてください。

料金・手数料

住信SBIネット銀行の各種料金・手数料は以下のとおりです。

振込手数料同行同一支店宛無料
同行本支店宛無料
他行宛145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
初期費用・維持費初期契約料無料
口座維持手数料無料
総合振込初期契約料無料
月額料金無料
上限処理件数9,999件
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料
定額自動振込手数料同行宛:無料
他行宛:145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
海外送金契約金通常:50,000円
SDGs事業者プログラム対象者:25,000円
月額料金無料
送金手数料2,500円

住信SBIネット銀行の法人口座は、初期費用・維持手数料が無料です。また、他行宛の振込手数料は、1件あたり145円で利用できます。

一般的な銀行に比べて振込手数料が安く、また振込金額に応じて手数料が変動しない点が特徴です。なお、総合振込も無料で利用でき、最大9,999件を一括処理できます。起業直後はもちろん、事業が成長したあとも十分に利用できる銀行です。

各種機能・サービスの対応

次に、住信SBIネット銀行の各種機能・サービスの対応可否を以下にまとめています。

当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
リアルタイム振込
その他機能・サービスネットバンキングのアカウント上限数20アカウント
複数口座の開設上限数マスター口座のみ
融資商品の有無
Pay-easyの対応
日本政策金融公庫の対応
審査スピードオンライン:最短翌営業日
郵送:1週間程度
対応ATM・セブン銀行
・ローソン銀行
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・イーネット
・ビューアルッテ(JR東日本)

住信SBIネット銀行は、ネット銀行としては珍しく、多くのATMに対応しています。主要なコンビニのATMはもちろん、ゆうちょ銀行や駅などにあるビューアルッテでも資金移動が可能です。

出張先で現金が必要になった場合でも対応しやすいのは、住信SBIネット銀行ならではの魅力です。

【データで見る】住信SBIネット銀行の法人口座の開設割合

弊社、株式会社バーチャルオフィス1では、バーチャルオフィスサービス「バーチャルオフィス1」の顧客向けに届いた法人口座開設通知書類を確認し、人気のネット銀行を調査しました。結果は以下のとおりです。

住信SBIネット銀行の法人口座の開設割合

住信SBIネット銀行は全体の35.2%で、GMOあおぞらネット銀行に次いで2位の開設割合です。法人口座が開設できるネット銀行全体のなかでは、人気が比較的高い銀行だといえます。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

住信SBIネット銀行のよい評判・メリット

住信SBIネット銀行のよい評判

ここでは、X(旧:Twitter)にて多く見られた、住信SBIネット銀行のよい評判を紹介します。具体的には、以下の5つにメリットを感じる方が多かったです。

  • 振込手数料が無料・安い
  • 管理画面やアプリが使いやすい
  • オンラインであれば必要書類が運転免許証だけ
  • 事業性融資サービスが充実している
  • 日本政策金融公庫の返済口座(口座振替)に対応している

振込手数料が無料・安い

住信SBIネット銀行の評判では、振込手数料が無料・安い点をあげる方が多く見られました。ほかのネット銀行と比較すると、以下のとおりです。

振込手数料(同行同一支店宛)同行本支店宛他行宛
住信SBIネット銀行無料無料145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
GMOあおぞらネット銀行無料無料145円
※129円
※振込料金とくとく会員
楽天銀行52円52円3万円未満:150円
3万円以上:229円
PayPay銀行通常:55円
※月5回まで0円
※預金平均残高3,000万円以上
通常:55円
※月5回まで0円
通常:160円
※月5回まで0円
イオン銀行無料無料5万円未満:220円
5万円以上:440円

同行宛の振込に手数料がかかる銀行がある一方で、住信SBIネット銀行は無料です。他行宛も、振込金額にかかわらず一律で1件あたり145円とお手頃です。

また、振込回数が多い方向けの「振込優遇プログラム」が用意されています。本プログラムは、1ヶ月当たりの振込回数に応じて手数料が安くなる仕組みです。50回以上振込する場合は、手数料が1件あたり130円まで割引されます。

ほかのネット銀行よりも低コストで利用できる点は、住信SBIネット銀行ならではの魅力です。

管理画面やアプリが使いやすい

住信SBIネット銀行は、口座の管理画面やアプリの使いやすさに定評があります。多くのインターネットバンキングは、サイトデザインが古かったり、サイトの構造が複雑で任意のページへ辿り着きづらかったりします。

住信SBIネット銀行のログイン画面

出典:アプリ 法人口座 住信SBIネット銀行|住信SBIネット銀行

その点、住信SBIネット銀行のアプリは、シンプルな設計です。ホーム画面に振込や入金明細、デビットカードなどの主要項目が並べられているため、操作に迷うことなく任意のページへ辿り着けます。

オンラインであれば必要書類が運転免許証だけ

住信SBIネット銀行の法人口座をオンラインで申し込む場合は、運転免許証のみで申請できます。ほかの銀行のように、事業内容を確認できる書類や住所を確認できる書類などを準備する手間がかかりません。

なお、これほどまでに必要書類が少ない理由は、法人口座開設の申し込みフォームにて多くの情報を入力する仕組みにしているためです。会社の事業内容や経歴を記載する沿革欄がフリーになっているため、法人口座開設を申請する場合は、詳しく記載するよう心がけましょう。

事業性融資サービスが充実している

住信SBIネット銀行は、ネット銀行としては珍しく事業性融資にも力を入れています。なかでも代表的なのが、「dayta」です。

daytaは、日々の入金データをもとに借入条件を毎月案内してくれるサービスです。案内をもとに借入希望額や希望日を入力すると、審査ののち最短当日中に借り入れができます。

通常、銀行の融資には多くの手間がかかりますが、daytaならスムーズに申請が可能です。また、審査期間が短いため、万が一資金繰りがうまくいかなくなった際でも心強いでしょう。

日本政策金融公庫の返済口座(口座振替)に対応している

住信SBIネット銀行は、日本政策金融公庫の融資返済口座に対応しています。以下、代表的なネット銀行の日本政策金融公庫への対応可否です。

日本政策金融公庫の対応可否
住信SBIネット銀行
GMOあおぞらネット銀行
楽天銀行
PayPay銀行
イオン銀行×

日本政策金融公庫の融資返済口座に対応するネット銀行は増えていますが、一部で非対応の銀行もあります。万が一、日本政策金融公庫の融資返済口座に対応していない銀行で口座開設をした場合、融資を受けるには別途で法人口座を開設する必要が出てきます。

その点、住信SBIネット銀行なら返済にも対応しているため、融資をお考えの方に適した銀行といえます。

住信SBIネット銀行の悪い評判・デメリット

住信SBIネット銀行の悪い評判

よい評判が多い住信SBIネット銀行ですが、実は、デメリットを指摘する悪い評判も見られました。ここでは、デメリットを1つ紹介します。

デビットカードの還元率がやや低め

住信SBIネット銀行の評判で多かったのが、デビットカードの還元率に関する内容です。ほかの銀行が発行するカードと比較すると、還元率がやや低めです。

銀行名基本還元率年会費国際ブランド
住信SBIネット銀行スタンダード:0.8%
プラチナ:1.0%
スタンダード:無料
プラチナ:11,000円
MasterCard・Visa
GMOあおぞらネット銀行1.0%無料Visa・MasterCard
楽天銀行1.0%1,100円JCB
PayPay銀行0%無料Visa

GMOあおぞらネット銀行や楽天銀行は、還元率1%のところ、住信SBIネット銀行のビジネスデビットカードは0.8%です。また、還元率1%のプラチナカードでは年会費11,000円がかかるため、ややお得さが少ない結果となっています。

住信SBIネット銀行の審査でよくある質問

ここでは、住信SBIネット銀行の審査でよくある質問とその回答を紹介します。法人口座の審査でとくにつまずきやすいポイントを挙げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Q1:必要書類は何ですか?

住信SBIネット銀行の審査に必要な書類は、以下のとおり申請方法によって異なります。

オンライン申請代表者の本人確認書類(運転免許証)
郵送申請口座開設申込書と本人確認書類

いずれも、ほかの銀行よりも必要書類が少ない点が特徴です。ただし、その分、記入内容を具体的に示さなければ、不信感を抱かれる恐れがあるため注意が必要です。

Q2:審査にかかる時間はどれくらいですか?

住信SBIネット銀行の審査期間は、オンラインと郵送とで以下のように異なります。

  • オンライン申請:最短翌営業日
  • 郵送申請:1週間程度

オンライン申請の場合、早ければ翌営業日から取引が開始できます。もし、急ぎ法人口座を開設したい方は、申請内容を細かく記入し、オンラインで申請するのがおすすめです。

Q3:審査落ちでよくあるパターンは何ですか?

住信SBIネット銀行でよく審査落ちになるパターンは、以下のとおりです。

  • 運転免許証の情報と申請情報にズレがある
  • 法人としての実績が少ない

とくに多いのは、運転免許証の情報と申請情報にズレがあるパターンです。住信SBIネット銀行は必要書類が少ない分、書類と申請内容のズレに厳格なようです。

たとえば、「住所を番地で記載するかハイフンで記載するか?」「運転免許証の写真と申請時の写真が一致するか?」など、細かな点まで審査されるようです。

小さなミスで再審査や審査落ちになる可能性があるため、住信SBIネット銀行の審査を受ける際は、細かな点にも注意してください。

住信SBIネット銀行の法人口座開設までの流れ

住信SBIネット銀行の法人口座開設までの流れ

ここでは、住信SBIネット銀行の法人口座開設までの流れを、オンライン・郵送申請ごとに紹介します。

オンラインの場合(最短翌営業日)

オンラインで申請する場合の流れは、以下のとおりです。

  1. 口座開設の申込み
  2. スマートフォンで代表者の顔を撮影
  3. 審査
  4. 初期設定・口座の利用開始
  5. 郵送にてキャッシュカード受け取り

オンライン申請の場合、最短翌営業日に審査が完了するため、短期間で法人口座の利用を開始できます。

郵送の場合(2~3週間)

一方、住信SBIネット銀行の法人口座を郵送で申請する場合は、以下の流れになります。

  1. 口座開設の申込み
  2. 口座開設申込書と必要書類の郵送
  3. 審査
  4. 郵送にてキャッシュカードの受け取り
  5. 初期設定・口座の利用開始

オンライン申請と比較すると、郵送の期間があるため口座開設までに時間がかかります。通常、申し込みから口座の開設までに2〜3週間かかるため、スケジュールに余裕を持って申し込むのがおすすめです。

まとめ

本記事では、住信SBIネット銀行の評判を紹介しました。大手企業が運営していることもあり、手数料の安さやアプリの使いやすさに定評があります。一方で、ほかのネット銀行に比べてビジネスデビットカードの還元率が低いとの指摘もありました。

ただし、融資が充実している点や日本政策金融公庫への対応なども考慮すると、起業直後の法人にとってメリットの多い銀行といえます。法人口座の開設をお考えの方は、ぜひ本記事を参考に住信SBIネット銀行を検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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