UI銀行では法人口座を開設できない!個人口座で代替するデメリットとおすすめの銀行6選を解説

[投稿日]2025年07月30日

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UI銀行では法人口座を開設できない!個人口座で代替するデメリットとおすすめの銀行6選を解説

UI銀行は預金金利の高さや各種手数料の優遇プログラムに定評のあるネット銀行です。これらのメリットを享受するために、「法人口座は開設できる?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、UI銀行では法人口座を開設できず、個人口座の事業利用も規約で禁止されています。

本記事では、UI銀行で法人口座が開設できない理由と、個人口座を事業利用するデメリットを解説します。そのうえで、代替となる法人におすすめの銀行6選を比較しますので、ぜひ最後までご覧ください。

UI銀行の法人口座は開設できる?

UI銀行の法人口座は開設できない

UI銀行では、法人口座および屋号付き個人事業主用口座のいずれも開設できません。あくまで、個人顧客向けのサービスに特化したネット銀行であり、公式サイトの規約でも事業目的での口座利用を明確に禁止しているためです。

実際に、UI銀行の「銀行取引規定」と「普通預金商品概要説明書」には、口座を利用できない条件として以下の記載があります。

第1条 取引条件
以下の目的でバンキングサービスを利用することはできません。
(1)事業目的

引用:銀行取引規定|UI銀行

10.取引における制限等
屋号のついた口座は開設できません。

引用:普通預金商品概要説明書|UI銀行

UI銀行は個人をターゲットとした銀行であり、売上の入金や経費の支払いといった事業用途で口座を開設・利用することは認められていません。したがって、事業用の銀行口座を探している法人の代表者は、UI銀行以外の金融機関で法人口座または屋号付き口座を開設する必要があります。

UI銀行の個人口座を法人用に利用できる?

UI銀行の個人口座は法人用として使えない

結論として、UI銀行の個人口座を法人用として利用することはできません。これはUI銀行の「銀行取引規定」で、預金・振込・そのほかの金融サービスを、事業目的で利用してはならないと定められているためです。

仮に規約で禁止されていなくても、個人口座を法人用の口座として利用する場合、以下のようなデメリットがあります。

  • 取引先からの信用を得にくく、なおかつ融資審査で不利になる可能性がある
  • 法人と個人の資産が混在している可能性を疑われ、税務調査で指摘されるリスクが高まる
  • 規約違反が発覚し口座が凍結されると、事業継続が困難になる可能性がある
  • 入出金の管理が複雑になり、会計処理に手間がかかるだけでなくミスも発生しやすくなる

UI銀行では、法人口座を開設できないうえに、個人口座の事業用途での利用も禁止されているため、別の銀行で正式な法人口座を開設することをおすすめします。

UI銀行の代替!法人口座の開設がおすすめな銀行6選を比較

本章では、法人口座の開設がおすすめなネット銀行を6つ厳選し、以下のポイントで比較・解説します。

  • 口座開設のスピードと手続き
  • 各種手数料(月額維持費・振込手数料)
  • 法人デビットカードの有無と特典
  • 創業期向けのキャンペーン
  • 会計ソフトとの連携

Trunk

Trunk
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金契約金無料
同行本支店宛無料月額料金無料
他行宛145円送金手数料窓口の半分以下
※明確な記載なし
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数記載なし
月額料金無料複数口座の開設上限数記載なし
上限処理件数記載なし融資商品の有無記載なし
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応
定額自動振込手数料記載なし日本政策金融公庫の対応
審査期間※最短翌営業日
金利記載なし
※最短翌営業日の開設は、取引責任者と代表者が同一であること、スマホによる本人確認認証をして、必要書類をアップロードいただいた方が対象です。

三井住友銀行の「Trunk」は、メガバンクの信頼性とネット銀行の利便性を両立した、完全オンライン完結型の法人専用口座です。申し込みから開設までスマホで完結する手軽さと、最短翌営業日でのスピード開設が魅力です。

振込手数料は、同行宛は無料・他行宛は一律145円と、ネット銀行に匹敵する水準です。また、初期契約料や口座維持手数料も無料のため、コストを抑えたい法人に適しています。

また、社会保険料や税金の支払い、日本政策金融公庫の引落しにも対応しており、創業期から安定した資金管理が可能です。専用アプリ「SMBC BUSINESS」を使えば、スマホから残高照会や振込もスムーズに行えます。

メガバンクならではの安心感や対外的な信用力を重視しながら、日々の経理コストも抑えたい方におすすめの法人口座です。Trunkの詳細は、以下のボタンからご確認いただけます。

https://virtualoffice1.jp/kigyo_blog/trunk

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金契約金無料
同行本支店宛無料月額料金無料
他行宛145円
※129円
※振込料金とくとく会員
送金手数料送金金額に応じて変動
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数100アカウント
月額料金無料複数口座の開設上限数20口座
上限処理件数9,999件融資商品の有無
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応
定額自動振込手数料同行宛:無料
他行宛:145円
※129円
※振込料金とくとく会員
日本政策金融公庫の対応
審査期間最短即日~3営業日程度
金利円普通預金:0.20%
円定期預金:0.20〜0.320%

GMOあおぞらネット銀行は、IT大手のGMOインターネットグループとあおぞら銀行が共同設立したネット銀行です。創業期の法人に特化した手厚いサービスが最大の特長で、操作性の評判も高く人気を集めています。

GMOあおぞらネット銀行の最も注目すべき点は、他行宛の振込手数料が1件あたり145円と安価な点です。また、月額500円の振込手数料割引プログラム「振込料金とくとく会員」に加入すると、他行宛の振込手数料が1件あたり129円に割引されます。

法人口座の開設キャンペーンとして、法人の設立月から12ヶ月間、他行宛の振込手数料が月20回無料になる特典も受けられるため、コストを抑えたい法人におすすめです。

口座開設はオンラインで完結し、最短即日で完了するため、すぐに事業用の口座が必要な方にも最適です。特に設立から時間が経つと手数料の優位性は薄れるため、まさに創業期の今だからこそメリットを最大限に享受できる銀行と言えるでしょう。

GMOあおぞらネット銀行の詳細が気になる方は、以下のボタンからご確認ください。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金契約金通常:50,000円
SDGs事業者プログラム対象者:25,000円
同行本支店宛無料月額料金無料
他行宛145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
送金手数料2,500円
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数20アカウント
月額料金無料複数口座の開設上限数マスター口座のみ
上限処理件数9,999件融資商品の有無
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応
定額自動振込手数料同行宛:無料
他行宛:145円
※130〜145円
※振込優遇プログラム
日本政策金融公庫の対応
審査期間オンライン申請:最短翌営業日
郵送申請:2~3週間程度
金利円普通預金:0.20%
円定期預金:0.225〜0.40%

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で設立した、ネット銀行のパイオニアです。会計ソフトとのAPI連携など、テクノロジーを活用した利便性の高さに定評があります。

住信SBIネット銀行は、freeeやマネーフォワードといった主要な会計ソフトとのAPI連携に強みを持ち、入出金明細を自動で取り込めます。経理業務の自動化を考えている法人にとって大きなメリットです。

また、振込件数に応じて手数料が安くなる優遇プログラムや、操作性に優れたスマホアプリも魅力です。GMOあおぞらネット銀行と同様、他行宛の振込手数料が1件あたり145円と安価なため、コストを抑えたい法人のニーズにも応えています。

経理業務を効率化したい方や、将来的に振込件数の増加が見込まれる法人におすすめです。住信SBIネット銀行のサービス詳細は、以下のボタンからご確認いただけます。

PayPay銀行

PayPay銀行
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金契約金無料
同行本支店宛無料月額料金無料
他行宛通常:145円
※月5回まで0円
送金手数料送金金額に応じて変動
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数20アカウント
月額料金1,100円複数口座の開設上限数20口座
上限処理件数3,000件融資商品の有無
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応
定額自動振込手数料同行宛:無料
他行宛:145円
日本政策金融公庫の対応
審査期間最短即日
金利円普通預金:0.20%
円定期預金:0.225〜0.35%
※前月の預金平均残高が3,000万円以上

PayPay銀行は、LINEヤフー(旧Zホールディングス)傘下の銀行で、日本初のインターネット専業銀行として長い歴史を持ちます。申し込みのハードルの低さと手続きの早さが特長です。

PayPay銀行は、申し込みの際に固定電話が不要なため、設立直後で事業のインフラが整っていない法人でも申し込みやすい点が利点です。審査基準も比較的柔軟で、スピーディーに対応してくれると評判です。

審査不要で発行される法人向けのVisaデビットカードも便利な点ですが、ポイント還元がない点はデメリットと言えます。また、創業期の特典も他行と比較するとやや見劣りするため、コストメリットを最優先する方には不向きかもしれません。

他の銀行の審査に不安がある方や、とにかく早く事業用の口座を確保したい法人に適しています。PayPay銀行の口座開設を検討している方は、以下の公式サイトをご覧ください。

楽天銀行

楽天銀行
振込手数料同行同一支店宛52円海外送金契約金無料
同行本支店宛52円月額料金無料
他行宛3万円未満:150円
3万円以上:229円
送金手数料1,000円
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
口座維持手数料無料リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数200アカウント
月額料金無料複数口座の開設上限数20口座
上限処理件数3,000件融資商品の有無
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応
定額自動振込手数料同行宛:52円
他行宛:
3万円未満150円
3万円以上229円
日本政策金融公庫の対応
審査期間2週間程度
金利円普通預金:0.20%
円定期預金:0.225〜0.50%

楽天銀行は、楽天グループが運営する日本最大級のネット銀行です。楽天市場をはじめとする楽天の各種サービスとの連携に大きな強みがあります。

楽天銀行の最大のメリットは、「楽天エコシステム」との連携による経理の効率化です。楽天市場の売上入金口座に指定すれば、入金サイクルが早まるなどの特典があります。

一方で、同行宛でも振込手数料がかかったり、他行宛の振込手数料がやや高めな点はデメリットです。また、法人口座のスマホアプリは機能が限定的で、使い勝手の面で評判が分かれる点には注意が必要です。

楽天市場への出店など、事業で楽天のサービスを頻繁に利用する法人には、他のどの銀行よりもおすすめです。楽天銀行の法人口座の詳細は、以下の公式サイトで確認できます。

イオン銀行

イオン銀行
振込手数料同行同一支店宛無料海外送金契約金無料
同行本支店宛無料月額料金無料
他行宛5万円未満:220円
5万円以上:440円
送金手数料送金金額に応じて変動
初期費用・口座維持手数料初期契約料無料当日振込・リアルタイム振込当日振込対応時間当行:24時間
他行:24時間
※書面での届出が必要
口座維持手数料2,200円リアルタイム振込
総合振込初期契約料無料その他機能・サービスインターネットバンキングのアカウント上限数記載なし
月額料金無料複数口座の開設上限数マスター口座のみ
上限処理件数50,000件融資商品の有無
口座振替・定額自動振口座振替手数料無料Pay-easyの対応×
定額自動振込手数料同行:無料
他行宛:110円
日本政策金融公庫の対応×
審査期間1~2週間以上
金利円普通預金:0.20%
円定期預金:0.250%〜0.710%

イオン銀行は、大手流通グループのイオンが運営する銀行です。ネット銀行でありながら、全国のイオンモールなどに実店舗を持つのが特徴です。

イオン銀行の法人口座は、月額2,200円の維持手数料がかかり、口座開設もオンラインで完結しません。また、法人向けのデビットカードも提供されていません。

一部の店舗で対面相談ができる安心感はありますが、設立直後の小規模法人が重視する「コスト」「スピード」「利便性」の観点では、他のネット銀行に大きく劣ります。設立直後の小規模法人のニーズには合わないため、他の銀行を検討することをおすすめします。

イオン銀行の詳細が気になる方は、以下より公式サイトをご確認ください。

まとめ

本記事では、UI銀行の法人口座の開設可否や、代替となるおすすめのネット銀行についてご紹介しました。UI銀行では法人名義・屋号付き口座ともに開設できず、個人口座の事業利用も規約で禁止されています。

個人口座の事業利用には税務リスクや口座凍結の危険があるため、GMOあおぞらネット銀行などのネット銀行での法人口座開設がおすすめです。ぜひ本記事で紹介した各銀行の特長を比較し、自社に最適な法人口座開設を検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

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この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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