バクラクビジネスカードの評判・口コミ!他のカードと比較したメリット・デメリット

[投稿日]2025年05月26日

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バクラクビジネスカードの評判・口コミ!他のカードと比較したメリット・デメリット

バクラクビジネスカードは、年会費が安価なうえに付帯保険の補償額が高額な点が魅力です。しかし、導入するにあたって、利用者が感じたデメリットも把握しておきたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。

本記事では、サービス内容をおさらいしつつ、バクラクビジネスカードの評判をもとにしたメリット・デメリットを紹介します。後半では、よくある質問もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

バクラクビジネスカードのサービス内容

ここでは、バクラクビジネスカードのサービス内容を、基本情報と機能に分けて紹介します。

基本情報

カード名バクラクビジネスカード
申し込み資格法人代表者
年会費(税込)無料
追加カード年会費(税込)無料
追加カード発行手数料(税込)バーチャルカード:無料
リアルカード:1,540円
追加カードの発行上限数上限なし
ETCカード年会費(税込)発行不可
国際ブランドVisa
カード利用枠柔軟に対応(5億円以上の実績あり)
基本還元率1%または1.5%
還元方法現金
付帯保険国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:最高3,000万円
※リアルカードのみ
付帯特典なし
発行スピード最短当日〜3営業日
必要書類代表者、もしくは取引担当者の本人確認書類
登記事項証明書(現在事項証明書または履歴事項全部証明書)

バクラクビジネスカードは、メインカード・追加カードの年会費が永年無料な点が特徴です。発行手数料は、バーチャルカードが完全無料、リアルカードは1枚あたり1,540円(税込)とやや高めです。

その分、リアルカードには、最高3,000万円の海外旅行傷害が付帯しています。なお、追加カードには発行上限がないため、従業員数や用途に応じて柔軟に管理できます。

基本還元率は、入会後1年間が1.5%、以降は1%と高水準です。還元は利用額から差し引く形で行われるため、ポイントを交換する手間がかかりません。

機能一覧

バクラクビジネスカードには、日々の経費管理や会計業務を効率化するさまざまな機能が搭載されています。代表的なものは以下のとおりです。

  • 不正利用の被害時に最大2,000万円まで補償
  • AI自動仕訳
  • インボイス制度・電帳法対応
  • 追加カードの発行枚数が無制限
  • 証憑の自動提出催促
  • カードの共有利用
  • メール・Slackによる明細の即時連携
  • 決済制限機能
  • ガソリンカード発行機能
  • あんしん利用設定

特に便利なのが、会計処理に関する機能です。バクラクビジネスカードでは、カードの利用明細がメールやSlackでリアルタイムに通知されます。

AIで仕訳を自動化でき、会計ソフトへの連携も可能です。また、証憑の自動提出催促により、担当者に提出を促す手間も削減できます。

このほか、決済制限機能やあんしん利用設定など、不正利用を防止する機能も充実しています。バクラクビジネスカードを活用することで、経理や管理部門の業務負担を軽減でき、バックオフィスの効率化につながるでしょう。

バクラクビジネスカードの運営会社概要

項目内容
社名株式会社LayerX(レイヤーエックス)
設立日2018年8月1日
関連会社三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社
事業内容バクラクシリーズの提供(経費精算・請求書処理・法人カード)など

株式会社LayerXは、バクラクビジネスカードをはじめとする業務効率化ツール「バクラク」シリーズを展開する企業です。2018年に設立され、バックオフィスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービスを中心に事業を拡大しています。

特に、法人向けの経費精算や請求書処理、コーポレートカード分野で注目されており、スタートアップから上場企業まで多くの導入企業を抱えています。また、大手企業との提携実績も豊富なため、比較的新しい企業ながら信用のある会社だと考えられます。

バクラクビジネスカードのメリット・良い評判

バクラクビジネスカードのメリット・良い評判

バクラクビジネスカードの評判を見ると、以下をメリットと捉える声が多く見られました。

  • 不正利用の防止機能が充実している
  • AI機能を使って経理業務を効率化できる
  • ガソリンカード機能で経費削減につながる
  • 付帯保険の補償額が高い

ここではバクラクビジネスカードのメリットを紹介します。

不正利用の防止機能が充実している

バクラクビジネスカードは、不正利用の防止機能が充実している点が高く評価されています。具体的には、「あんしん利用設定」や「決済制限機能」により、発行したカードごとに利用可能な店舗・金額・日時などの細かい条件を設定できます。

不正利用による損害に対しては最大2,000万円まで補償されるため、万が一の際も安心です。また、カード利用情報は即時にメールやSlackで共有されるため、管理者が不審な取引を早期に把握することも可能です。

バクラクビジネスカードは、高いセキュリティを維持しながら従業員用カードを発行したい企業におすすめです。

AI機能を使って経理業務を効率化できる

バクラクビジネスカードを使えば、AI機能を活用して経理業務の効率化を図れる点がメリットです。従来手作業で行っていた領収書のチェックや仕訳作業を、AIで自動化できます。

具体的には、AIがカードの利用明細と領収書を自動で突合し、内容の整合性をチェックします。また、過去の仕訳データを学習して、勘定科目や税区分を推定し、仕訳案を生成してくれます。

また、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しており、登録番号の有無や適格請求書かどうかの判定まで自動化が可能です。経理担当者による手入力を最小限に減らせるため、業務効率化やミスの削減が期待できます。

ガソリンカード機能で経費削減につながる

バクラクビジネスカードには、法人向けに特化したガソリンカード機能があります。ガソリンカードとは、特定のガソリンスタンドでのみ利用できるカードのことです。

リアルカードをガソリン専用のカードとして発行でき、利用可能なスタンドも管理画面から簡単に設定できます。燃料費の支出先を特定のガソリンスタンドに限定することで、経費の使途を明確にしやすくなります。これにより、従業員による私的利用や不正使用の防止につながるでしょう。

なお、ガソリンカードでの決済には会員価格が適用され、燃料費の削減にもつながります。ガソリンを多く使用する営業車や社用車を保有する企業にとって、管理負担の軽減とコスト削減の2点で大きなメリットが期待できます。

付帯保険の補償額が高い

バクラクビジネスカードは、他のコーポレートカードと比較して、付帯保険の補償額が高く設定されています。以下では、バクラクビジネスカードと主要なコーポレートカードの付帯保険を比較しています。

バクラクビジネスカードUPSIDERカードマネーフォワード ビジネスカード
付帯保険国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:最高3,000万円
※リアルカードのみ
国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:なし
国内ショッピング保険:なし
海外ショッピング保険:なし
国内旅行傷害:なし
海外旅行傷害:なし
年会費無料無料無料
※前年に支払い実績がない場合1,100円
追加カードの発行手数料バーチャルカード:無料
リアルカード:1,540円
バーチャルカード:無料
リアルカード:無料
バーチャルカード:無料
リアルカード:990円

ほかのコーポレートカードは、バーチャルカード・リアルカードともに付帯保険がありません。一方で、バクラクビジネスカードのリアルカードには、最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。

また、補償額も高額なため、海外への出張が多い企業に適しています。

バクラクビジネスカードのデメリット・悪い評判

バクラクビジネスカードのデメリット・悪い評判

一方で、バクラクビジネスカードの以下の点はデメリットと言えます。

  • リアルカードの発行に手数料がかかる
  • 機能拡張オプションに料金がかかる可能性がある
  • ETCカードが発行できない
  • 優待・特典が少ない

リアルカードの発行に手数料がかかる

バクラクビジネスカードのデメリットとして、リアルカードの発行に手数料がかかる点が挙げられます。具体的には、1枚あたり1,540円(税込)の発行手数料が必要であり、複数枚発行する場合はその分コストが増加します。

他のコーポレートカードと比較すると、バクラクビジネスカードの発行手数料はやや高めです。たとえば、UPSIDERカードはバーチャルカード・リアルカードともに完全無料で提供されており、発行コストが一切かかりません。

また、マネーフォワード ビジネスカードもリアルカードは1枚990円(税込)で発行でき、バクラクビジネスカードよりも安価です。そのため、リアルカードを複数枚発行したい場合は、注意が必要です。

機能拡張オプションに料金がかかる可能性がある

バクラクビジネスカードは、高度な経理機能を「機能拡張オプションプラン」として提供しています。これは、領収書の保管や仕訳の自動作成、電子帳簿保存法への対応といった、経理業務を効率化する機能が含まれているオプションサービスです。

ただし、機能拡張オプションプランは、バクラクビジネスカードの月間決済金額によって料金の有無が異なるため注意が必要です。具体的には、以下のとおりです。

  • バクラクビジネスカードの月間決済金額が30万円以上:無料
  • バクラクビジネスカードの月間決済金額が30万円未満:月額13,000円(税抜)

月間決済金額が30万円未満の場合、機能拡張オプションプランの利用で追加コストが発生します。お得に利用するには、毎月の決済金額を30万円以上にすると良いでしょう。

ETCカードが発行できない

一般的なビジネスカードでは、年会費無料〜約500円程度でETCカードを発行できます。

一方、バクラクビジネスカードではETCカードの発行に対応していないため、必要な場合は別の方法をとらなければなりません。

特に、高速道路の利用機会が多い業種の場合、大きなデメリットと言えます。対処法としては、主に以下の2つがあります。

  • ETCカードを発行できる別のビジネスカードを発行する
  • ETCパーソナルカードを発行する

コストを抑えたい場合は、ETCカードに対応した別のビジネスカードを発行するのがおすすめです。年会費や保証金が不要のカードもあるため、比較的安価にETCカードを発行できます。

一方、首都高速道路株式会社や東日本高速道路株式会社などが発行するETCパーソナルカードは、1,257円の年会費と、最低3,000円以上の保証金(デポジット)が必要なため、注意が必要です。

優待・特典が少ない

バクラクビジネスカードのデメリットとして、優待・特典の内容が少ない点が挙げられます。具体的には、AWSやfondesk、Zoomなどのビジネス用サービスの割引のみです。

空港ラウンジの無料サービスやトラベルデスク、福利厚生サービスなどの優待・特典は利用できません。そのため、コストを抑えつつ経費管理に特化した機能を重視する企業には向いていますが、カードの優待・特典を求める方はやや物足りなさを感じるでしょう。

優待・特典を活用したい方は、別のビジネスカードを併用するのがおすすめです。

バクラクビジネスカードの導入事例3選

バクラクビジネスカードの導入事例3選

ここでは、バクラクビジネスカードを導入した以下3社の事例を紹介します。各社が抱えていた課題と導入効果をまとめていますので、ぜひご参考ください。

  • 旭シンクロテック株式会社
  • 株式会社プルータス・コンサルティング
  • 公益財団法人日本ゴルフ協会

旭シンクロテック株式会社:従業員約200名のキャッシュレス化

旭シンクロテック株式会社は、従業員約200名のキャッシュレス化を目指し、バクラクビジネスカードを導入しました。​

同社では今まで、仮払による小口現金運用を行っており、現金管理の業務負荷や突発的な支出に対する立替が課題となっていました。​また、経費申請時にはカード利用明細、申請書、領収書の3点を手作業で突合する必要があり、業務効率の改善が求められていました。​

そこで同社は、バクラクビジネスカードを導入。全従業員に法人カードを配付し、仮払金運用を廃止しました。​これにより、立替精算の金額を約1/4まで削減することに成功します。​なお、スマホアプリを活用した領収書の撮影・申請により、ペーパーレス化を実現し、印刷や郵送のコスト削減も実現しました。

旭シンクロテック株式会社は、バクラクビジネスカードの導入で、経費管理業務の効率化と業務負担の軽減を実現しました。

株式会社プルータス・コンサルティング:領収書回収率を250%改善

株式会社プルータス・コンサルティングは、バクラクビジネスカードの導入により、経費精算業務の効率化と法令対応を実現しました。

以前は、法人カードの利用明細が上がってくるまでに約1ヶ月半のタイムラグがあり、領収書の回収率も40%程度と低く、インボイス制度への対応に懸念がありました。​また、適格請求書発行事業者の登録番号を確認する作業に、経理の業務負荷がかかっていました。

こうした業務課題を解決するために、バクラクビジネスカードの導入に踏み切ります。

導入後は、カード利用明細の即時連携や、スマホアプリを活用した領収書の撮影・申請が可能となり、領収書回収率は100%に改善されました。​また、AIによる適格請求書発行事業者の登録番号の自動判定や、カード利用明細との自動突合により、インボイス制度への対応もスムーズに行えるようになりました。

​これらの取り組みにより、経費の90%をカード支払いに集約でき、経理業務の大幅な効率化を実現できています。

公益財団法人日本ゴルフ協会:請求発行業務を90%削減

公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は、創立100年を迎えるにあたり、経理業務の効率化とペーパーレス化を目指してバクラクビジネスカードを導入しました。​

同協会は今まで、会計ソフトを使用して請求書を手入力で作成していました。しかし、消費税の自動計算ができない点や、請求書の発行に時間がかかるなど、多くの課題がありました。

バクラクビジネスカードを導入したことで、基幹システムと連携し、請求書の一括作成を実現しました。結果、請求書の発行業務が90%削減され、20件の請求書発行が10分以内で完了するようになります。​また、紙の資料を保管庫から郵送する手間もなくなり、さらなる業務の効率化が実現しました。​

​これらの取り組みにより、日本ゴルフ協会は、経理業務の効率化とペーパーレス化を実現し、業務の生産性向上に成功しています。

バクラクビジネスカードのよくある質問

バクラクビジネスカードのよくある質問

ここでは、バクラクビジネスカードのよくある質問とその回答を紹介します。

審査や限度額の決定はどのように行われますか?

バクラクビジネスカードの審査基準は公開されていません。一般的には、申し込み情報と提出書類に基づき、独自の審査基準で判断されるものと考えられます。

一方、限度額の審査については、上記の情報に加え、連携した法人口座情報をもとに判断されます。たとえば、キャッシュフローや残高などの実態に即したデータを分析し、限度額が柔軟に設定されるなどです。

過去には5億円以上の利用枠が設定された実績もあり、企業の状況に応じて比較的柔軟に限度額が設定されると考えらえます。

設立直後の法人でも利用できますか?

バクラクビジネスカードは、設立直後の法人でも申し込み・利用が可能です。審査では、連携された銀行口座情報をもとにキャッシュフローや残高を確認し、独自のモデルで限度額が設定されます。

そのため、決算書などの財務実績がないタイミングでも申し込みやすい仕組みになっています。また、与信審査を通過できなかった場合でも、「保証金プラン」を利用すれば、カードの発行が可能です。

保証金プランとは、あらかじめ指定の枠内で預け入れをすることで、その金額分の利用可能枠が毎月付与される仕組みです。いわゆるデポジット型の仕組みであり、このプランであれば審査なしでもカードの利用が可能です。

カードが発行されるまでの期間はどのくらいですか?

バクラクビジネスカードの審査は、最短で当日中、遅くとも3営業日以内に完了します。申し込み内容に不備がなければ、非常にスムーズに手続きが進む点が魅力です。

審査完了後、バーチャルカードが即時発行され、すぐに利用を開始できます。2枚目以降のカードも同様に、審査不要で即時発行が可能です。

一方、リアルカードの場合は、審査完了後に発行手続きが必要となり、最短で3日程度で手元に届きます。

まとめ

本記事では、バクラクビジネスカードのメリット・デメリットを紹介しました。同カードは、還元率の高さや付帯保険の充実度以外にも、経理業務の効率化につながる機能を提供している点がメリットです。

導入事例からもわかるとおり、AIによる領収書のチェックや仕訳作業の自動化は、大きな導入効果があるようです。一方で、リアルカードの発行に手数料がかかる点や、ETCカードが発行できない点には注意が必要です。

メリット・デメリットを考慮し、バクラクビジネスカードの導入を検討してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

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