埼玉県桶川市の起業・創業支援

[投稿日]2024年02月09日

埼玉県桶川市の起業・創業支援
出典:https://www.city.okegawa.lg.jp/index.html

桶川市は埼玉県の中央に、また日本列島のほぼ中央に位置している市で、かつては中山道の宿場町として栄えました。近隣から農産物が集まりやすい地域であり、尚且つ昔の宿場町だった名残もあり、あちこちから人が移り住み、過ごしやすい地域として知られています。

当時の繁栄を今に伝えながら、新しい人々が移り住み豊かな暮らしを育んでいることから、「みんなで つくり 育む 活気あふれる交通拠点都市 おけがわ」のキャッチコピーでまちづくりを行っています。桶川市で新しい生業を作りたい、活性化をしていきたいと思う人を受け入れる体制が整っている地域で、補助金や創業サポートも充実しているといえます。

桶川市の起業・創業支援体制

桶川市の起業・創業支援体制
出典:https://www.city.okegawa.lg.jp/soshiki/shiminseikatsu/sangyokankou/sangyo/sangyoshien/8831.html

桶川市で創業・起業を考えている人の相談窓口として「桶川市」「桶川市商工会」「公益財団法人埼玉県産業振興公社」があります。これらの団体から創業支援窓口に繋がり、具体的に創業に関する相談を行った上で「経営・財務・人材育成・販路開拓」についての支援が実施されます。定期的に行われているセミナーや窓口による相談(特定創業支援等事業)などを受講することで、産業競争力強化法による優遇措置を受けることが可能です。

【特定創業支援等事業】

  1. 創業ワンストップ相談窓口【桶川市】【桶川市商工会】
  2. 創業窓口相談【公益財団法人埼玉県産業振興公社(創業・ベンチャー支援センター埼玉)】
  3. 創業セミナー【公益財団法人埼玉県産業振興公社(創業・ベンチャー支援センター埼玉)】

桶川市起業・創業支援一覧

項目 内容
斡旋融資・創業融資 起業家育成資金・新事業創出貸付
女性・若者/シニア起業家育成資金(日本政策金融公庫)
補助金・助成金 桶川市空店舗対策事業補助金
創業セミナー・起業塾 創業・ベンチャー支援センター埼玉
桶川市商工会
交流会 COCOオフィスで随時開催
個別相談 アドバイザーによる起業・経営相談
桶川市産業観光課・桶川市商工会
創業・ベンチャー支援センター埼玉
日本政策金融公庫 さいたま支店
埼玉県信用保証協会
専門家の紹介制度 創業・ベンチャー支援センター埼玉
桶川市商工
シェアオフィスなどのインキュベーション施設 COCOオフィス
認定特定創業支援事業 桶川市創業支援等事業計画
その他支援 × なし

桶川市の斡旋融資・創業融資

桶川市の創業融資制度

【起業家育成資金・新事業創出貸付】

対象
  • 1ヶ月以内に個人で開業した方
  • 2ヶ月以内に会社を設立し開業する具体的な計画を持つ創業者
  • 開業後5年未満の中小企業者
  • ※NPO法人は対象外となります。
内容 ①設備
②運転
担保 不要
保証人 個人:不要
法人:代表者以外の連帯保証人は原則不要

起業家育成資金・新事業創出貸付の内容

貸付使途 期間 限度額 融資利率 使用保証保証料
設備 10(1)年 3,500万円 ①1年超〜3年以内:0.9%
②3年超〜5年以内:1.0%
③5年超=10年以内:1.1%
付する
年0.8%以内
運転 7(1)年 3,500万円 ①1年超〜3年以内:0.9%
②3年超〜5年以内:1.0%
③5年超=10年以内:1.1%
付する
年0.8%以内

参考:融資制度

【女性・若者/シニア起業家育成資金】
日本政策金融公庫では女性の方、35歳未満または55歳以上の方の創業を「新規開業資金」にて支援しています。

対象
  • 女性または35歳未満か55歳以上であって、新たに事業を始める方
  • 事業開始後おおむね7年以内の方
内容 ①設備
②運転
担保 不要
保証人 個人:不要
法人:代表者以外の連帯保証人は原則不要

女性・若者/シニア起業家育成資金の内容

資金使途 融資期間 限度額 融資利率 担保保証人
信用保証料
設備 20(2)年 7,200万円
うち運転資金
4,800万円
用途や返済期間、担保の有無などによって異なります。 Web または電話にてご確認ください。 要相談
運転 7(2)年 7,200万円
うち運転資金
4,800万円
用途や返済期間、担保の有無などによって異なります。Web
または電話にてご確認ください。
要相談

参考:融資制度 新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)/ 女性、若者/シニア起業家支援資金

【必要書類】

  • 埼玉県中小企業制度融資申込書
    (県所定様式1) ・受付機関にて配布、もしくは県HPからもダウンロードできます。
  • 事業税の納税証明書等
    (納期限が到来している場合)
    個人事業税の課税対象とならない事業を営んでいる個人は、県民税及び市町村民税の納税証明書等
  • 最新2期分の確定申告書(決算書)の写し
  • 2期目の確定申告又は決算が終了していない場合は1期分、1期目の確定申告又は決算が終了していない場合は不要
  • 許可書・登録書等の写し
    必要な業種の場合
  • 特約書(ひな形:県所定様式28)
    融資実行に先立ち取扱金融機関に提出
  • 見積書の写し等(設備資金の場合)
    見積書、カタログ等の資金使途が分かる資料
  • 本資金の利用に必要な書類
    ・創業・再挑戦計画書(県所定様式8-1)(①~③要件で決算又は確定申告が終了していない場合)
    ・保証協会所定の創業計画書(スタートアップ創出促進保証用)(④要件の場合)
  • ・市町村長の発行する認定特定創業支援等事業による支援を受けたことの証明書
    (認定特定創業支援等事業による支援を受けた者で融資実行日から所定の期間(要件①アは1ヶ月、①イは2ヶ月)を超えて開業する計画がある場合)
    ・資格要件申告書(県所定様式8-2)(③要件の場合)
    ・廃業届出書、税務申告書の控え、破産手続開始決定通知等事業の廃止日が確認できる書類の写し(③ア要件の場合)
    ・解散登記のある商業登記簿謄本又は閉鎖事項全部証明書の写し(③イ要件の場合)
  • 【信用保証協会必要書類】
    ・印鑑証明書、登記事項証明書等
    ※ 金融機関や保証協会の審査過程において、上記以外の書類が必要となる場合があります。

【融資対象者の詳細】

開業前 ア~ウのいずれかに該当する具体的な計画を持つ。
ア 事業を営んでいない個人で、融資実行日から1ヶ月以内(※2)に開業。
イ 事業を営んでいない個人で、融資実行日から2ヶ月以内(※2)に会社を設立し開業。
ウ 中小企業である会社が、事業の全部・一部を継続しつつ新たに会社を設立し開業。
開業後・会社設立後 ア~ウのいずれかに該当し、開業後又は会社設立後5年未満である。
ア 事業を営んでいない個人が新たに開業。
※開業後に法人成りした場合も含む。(ただし、開業後5年未満に限る。)
イ 事業を営んでいない個人が設立した会社。
ウ 他の会社が、事業の全部又は一部を継続しつつ、新たに設立した会社。
再挑戦支援補償を利用 ア、イのどちらかに該当し、かつ、①又は②のア、イのどちらかに該当する。
ア 過去に自らが営んでいた事業をその経営状況の悪化により廃止してから5年未満。
イ 過去に経営状況の悪化により解散した会社の当該解散の日において業務執行役員で
あり、解散の日から5年未満。
※申し込み前に埼玉県信用保証協会に要相談

スタートアップ創出促進保証を利用 ①イウ又は②イウのいずれかに該当する。
保証申し込み受付時点において税務申告1期未終了の会社にあっては創業資金総額の10分の1以上の自己資金を有する。

参考:起業家育成資金

桶川市の補助金・助成金

出典:https://www.city.okegawa.lg.jp/soshiki/shiminseikatsu/sangyokankou/sangyo/sangyoshien/1716.html

桶川市の創業に関する補助金として、桶川市空店舗対策事業補助金があります。桶川市の商店街空店舗対策補助事業では商店街の出店を応援するために、内装などの改装費や家賃を補助します。対象の経費や補助額、注意点などの詳細は以下のとおりです。

【桶川市空店舗対策事業補助金の補助金について】

補助 対象の経費 補助額
改装費 内装・外装・設備工事など 改装費の1/2以内
(補助上限額50万円)
家賃 店舗の貸借料
(敷金礼金などを除く)
家賃の1/2以内
(補助上限額50万円)

参考:桶川市空店舗補助事業

【桶川市空店舗対策事業補助金申請の流れ】

  1. 桶川市産業観光課へ問い合わせる
  2. 出店する場所を選定
  3. 家賃・改修費を清算後、申請書を提出
  4. 書類審査
  5. 交付決定通知書が送付される
  6. 契約後に工事着工し、開店準備を行う
  7. 営業開始後、完了報告書を提出する

参考:桶川市空店舗対策事業補助金

【注意事項】

  • 対象業種は小売業と一般飲食店
    (百貨店やスーパーマーケットは除く、主にアルコールを提供しないもの)
  • 募集期間は定めなく、随時募集を行っているが先着順のため、各年度ごとに予算額に達した場合は受付終了となる
  • 改装費補助を受ける場合の施工業者は、市内に事務所又は住所を有する業者に限る
  • 事業開始から1年以内の閉店・業種変更・移転は、補助金の返還を求める場合がある
  • 原則として、事業所の賃貸契約および改装工事着工の1ヶ月前までに申し込むこと

参考:桶川市空店舗対策事業補助金

【桶川市商店街空店舗対策事業・必要書類】
桶川市商店街空店舗対策事業実施要綱 (PDFファイル: 527.3KB)
桶川市商店街空店舗対策事業補助金交付申請書 (PDFファイル: 14.9KB)
確約書 (PDFファイル: 12.4KB)

参考:桶川市空店舗対策事業補助金

【桶川市空店舗対策事業補助金に関する問い合わせ先】
桶川市産業観光課 商工・労政係:
〒363-8501
埼玉県桶川市泉1-3-28
048-788-4928

桶川市の創業セミナー・起業塾

桶川市の創業セミナー・起業塾
出典:https://www.saitama-j.or.jp/sogyo/

桶川市の創業セミナーは「創業・ベンチャー支援センター埼玉」「桶川市商工会」で行っております。

【創業・ベンチャー支援センター埼玉】
創業・ベンチャー支援センター埼玉は、埼玉県が地域経済の活性化を図るため設置したものです。平成24年度から、埼玉県の外郭団体である(公財)埼玉県産業振興公社に移管され運営している、公的な創業支援の総合相談機関です。

創業に関するさまざまな疑問や不安に対して、経験豊富なアドバイザーがアドバイスするため、初めての創業の人も利用しやすいといえます。HPには先輩創業者の紹介も掲載されているため、創業事例や成功例を参考にしたい方はぜひご確認ください。

住所 〒338-0001
埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2
新都心ビジネス交流プラザ3F
電話 048-711-2222
FAX 048-857-3921

引用:創業・ベンチャー支援センター埼玉について

創業までの流れや手続きを知ることができるセミナー、事業計画の立て方を学ぶセミナー、創業後の経営に役立つセミナーなど定期的に開催しています。最新の情報や申し込みは公益財団法人埼玉県産業振興公社のHP「セミナー・イベント」からご確認ください。

【桶川市商工会】
桶川市商工会は埼玉県内にある53箇所の商工会のうちのひとつであり、桶川市内のビジネスや経営、金融、労働など多方面のサポートを行っています。

住所 埼玉県桶川市鴨川1-4-3
電話 048-786-0903
FAX 048-786-0904
アクセス JR高崎線桶川駅 徒歩10分
営業時間 8:30~17:15

参考:桶川市商工会

桶川市商工会ではビジネスや起業に関するセミナーを随時行っております。詳細は桶川市商工会のHPでお知らせしておりますので、セミナー参加希望の方は随時ご確認ください。

桶川市の交流会

桶川市で「創業者交流会」としての場は設けていませんが、下記の「桶川市のシェアオフィスなどのインキュベーション施設」で紹介するCOCOオフィスで交流会を行うこともあります。

COCOオフィスはインキュベーション施設として、同じ創業を目標・目的とする仲間が集まっていることから、創業者間のネットワークや交流が盛んです。プチセミナーやランチ会などCOCOオフィス独自の交流イベントなどもあるため、互いに切磋琢磨しあいながら仕事に取り組むことができるでしょう。

桶川市の個別相談

【桶川市産業観光課・桶川市商工会】
創業ワンストップ窓口
桶川市商工会
8:30~17:15 平日
(年末年始を除く)
048-786-0903

桶川市役所産業観光課
8:30~17:15 平日
(年末年始を除く)
048-788-4928

【創業・ベンチャー支援センター埼玉】
9:00~17:00 月~土曜日 (祝日・年末年始を除く)
048-711-2222
創業前、創業時、創業後のステージに合わせて、事業計画や販路、金融、IT、福祉などの分野に経験豊富な民間の専門家が相談に応じます

【日本政策金融公庫 さいたま支店】
創業サポートデスク
9:00~17:00 平日
0570-017202

【埼玉県信用保証協会】
創業サポートデスク
9:00~17:20 平日
048-729-7911

桶川市では創業に関する窓口を開設している他、埼玉県として設置している相談窓口やその他団体のサポートデスクの利用も可能です。

アドバイザーによる起業・経営相談を行っています。創業前、創業時、創業後のステージに合わせて、事業計画や販路、金融、IT、福祉などの分野に経験豊富な民間の専門家が相談に応じます。

桶川市の専門家の紹介制度

桶川市の専門家の紹介制度
出典:https://www.saitama-j.or.jp/sogyo/soudans/

桶川市では「創業・ベンチャー支援センター埼玉」「桶川市商工会」で経験豊富な民間の専門家や士業等による相談会を行っております。相談日時や予約方法は、ホームページやお電話にてご確認ください。

【創業・ベンチャー支援センター埼玉】
創業・経営相談、事業計画や販路、金融、IT、福祉などの分野に経験豊富な民間の専門家が応じます。パソコンやスマホから相談の予約もできますので、興味がある方はぜひネット上で予約をしてみてください。相談対応可能日時は月曜〜土曜の9:00〜17:00で年末年始・祝日を除きます。

【桶川市商工会】
専門アドバイザーによる個別相談会
公認会計士、社会保険労務士、中小企業診断士など労務のスペシャリストが創業に必要な制度や労務管理などについて相談に応じます。制度改正による経営課題や、日頃悩んでいる経営課題などの相談が可能です。詳細や開催日時は随時桶川市商工会のHPに掲載されますので、興味がある人はご確認ください。

桶川市のシェアオフィスなどのインキュベーション施設

桶川市のシェアオフィスなどのインキュベーション施設
出典:https://www.saitama-j.or.jp/sogyo/woman/coco-office/

桶川市では女性の起業を支援するインキュベーションオフィス「COCOオフィス」を設けております。COCOオフィスは創業・ベンチャー支援センター埼玉と同じフロアにあるため、支援を受けやすい環境にある点がメリットです。

【COCOオフィスのデータ】

住所 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2新都心ビジネス交流プラザ3F
利用時間 月~土曜日 9:00~20:00(祝日・国民の休日・年末年始を除く)
利用料金 月額 5,230円(税込)
利用対象者 県内で事業を営む原則創業5年未満の女性
1年以内に埼玉県内で創業を予定している
女性
設備 フリーデスク(12席)
インターネット(無線LAN)
個別デスク(2席)
コピー機/プリンター
打合せスペース
個別ロッカー/メールボックス

参考:女性起業支援ルームCOCO オフィス

【COCOオフィスのポイント】
・自由に利用できる
週や月ごとに、自分の好きなペースで好きなときに利用できるフリーデスクと個別デスクあり
(フリーデスク12席、個別デスク2席)
打ち合わせスペースもあるため、商談にも利用可能
・アドバイザーによる相談対応あり
経営や創業に関するちょっとした悩みから、実際の事業計画に関する相談まで幅広い悩みや疑問に対応可能
事業継続のための定期的な支援も受けられる
・セミナー無料参加
創業・ベンチャー支援センター埼玉が行っている起業セミナーに無料参加可能(一部セミナーを除く)
・創業者間のネットワークづくりができる
共有オフィスで同じ目的・目標を持つ創業者が集まるため、情報交換やネットワーク構築にも活用可能で、ビジネス交流も盛んに行われる
プチセミナーやランチ会などCOCOオフィス独自のイベントを通じて事業のブラッシュアップが可能
今後の事業発展に活かせる
・オフィスの住所としての利用可能
ホームページや名刺などに事業所所在地としてCOCOオフィスの住所が利用可能
郵便受けポストの利用も可能
(※登記住所としての利用不可)
参考:女性起業支援ルームCOCO オフィス

桶川市の認定特定創業支援事業

「桶川市創業支援等事業計画」では、以下の事業を特定創業支援等事業として位置づけています。

  1. 創業ワンストップ相談窓口【桶川市】【桶川市商工会】
  2. 創業窓口相談【公益財団法人埼玉県産業振興公社(創業・ベンチャー支援センター埼玉)】
  3. 創業セミナー【公益財団法人埼玉県産業振興公社(創業・ベンチャー支援センター埼玉)】

この事業による支援を4回以上(組み合わせによる受講も可能)、1ヶ月以上の期間にわたり継続的に受講することで、市発行の照明を受けられます。産業競争力強化法による優遇措置を受けることができます。

登記にかかる登録免許税の軽減 登記にかかる登録免許税が軽減される
ア) 株式会社または合同会社の場合、資本金の0.7%から0.35%に軽減
イ) 合名会社または合資会社の場合、1件につき6万円から3万円に軽減
創業関連保証の特例 創業関連保証の特例について、事業開始6ヶ月f前から利用の対象になる
(通常であれば創業2ヶ月から対象となる)
新創業融資制度・新規開業支援資金の利用 創業前または創業後税務申告を2期終えていない事業者が対象
日本政策金融公庫の融資制度である新創業融資制度を、創業資金総額の1/10以上の自己資金要件を満たす方として利用可能
・日本政策金融公庫の新規開業支援資金の貸付利率の引き下げの対象として、同資金を利用できる

参考:特定創業支援等事業を受けたことによる優遇措置

桶川市のその他支援

なし

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

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