広島で個人事業主が開設できる屋号口座(屋号付き口座)メリットと開設方法を解説

[投稿日]2023年06月13日 / [最終更新日]2023年07月04日

個人事業主として開業されている方で、自分の屋号(事業の名前)のついた銀行口座を開設しようと考えている方も多いのではないでしょうか。今回は、広島で開業を考えている方に向けて、屋号付き銀行口座とは一体何なのか、屋号付き口座を開設するメリットや金融機関ごとの開設方法をなどを詳しく説明していきます。

屋号とは

個人事業主として、ぜひとも持っておきたい屋号付き口座。
しかしながら、これから事業を始めようと考えている方に取っては、イマイチ屋号付き口座?と言われても、ピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

まず、屋号とは何かを解説していきます。
「屋号」とは個人で行う事業の名前を指すものです。もっと単純に言うと「お店の名前」というものがイメージしやすいでょう。○○屋や、○○商店、○○事務所、など看板に掲げられている名前が屋号である、というイメージです。個人事業主として開業する際に、必ずしも屋号をつけなければいけないわけではありません。自分の名前で仕事をすることも可能です。しかしながら、屋号を付ける事によって大きなメリットがあります。

屋号付き口座を開設するメリット

まず言えることは、何をしている人なのか、クライアントに理解してもらいやすいということでしょう。
デザインをしているのか、はたまた物販をしているのか、名前を工夫することで、個人の名前だけよりも、識別してもらいやすくなります。

また、これ以外にも、法人成りした際に、過去の実績を示しやすいというメリットがあります。
事業が波に乗り、法人化を考えている人もこれから事業を始める方の中には多いと思います。そんな中で同じ名前を継続的に利用することによってこれまでの実績を示しやすいというメリットもあります。

個人事業主として開業して、屋号をつけるとその屋号の名前のついた銀行口座を作成することができる場合があります。
事業を始めた後に、自分のプライベートで使用している銀行口座をそのまま使用していると、どれが事業で得た収入なのか、またどの取引がプライベートのものなのかわかりづらくなってしまう場合があります。
そこで事業用の口座を持っておくことによって、便利になるケースが多くあります。

屋号付き口座の開設は多少手間がある

屋号付き口座の開設は、個人口座の開設と比較した際に、多少の手間や制約が増えるということも抑えておきましょう。

まず、屋号付き口座の開設の際には、提出書類の種類が非常に多くあります。具体的な書類は口座を開設する金融機関によって異なる部分がありますが、基本的には「本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)」「個人事業主であるという確認書類(開業届、確定申告書等)」「事業概要の確認できる書類(パンフレット、納品書等)」が必要になる事が多いです。

次に、屋号付き口座を申し込む際は、窓口でしか申込できないというケースが多いです。ネットバンキング等は例外ですが、基本的に窓口での受付が主のため、金融機関の営業時間内に足を運ぶ必要があり、手間となる場合があります。

これらを踏まえた上で、屋号尽き銀行口座を実際に開設していきましょう。

広島の地元銀行で屋号口座開設をする方法

今回は、広島県で開業をする人向けの記事ということで、広島銀行、もみじ銀行、広島信用金庫の3行での、屋号付き口座の解説方法について解説してきたいと思います。

広島銀行で屋号付き口座開設をするには

広島県の銀行と言えば、いうイメージの広島銀行。広島銀行で個人事業主の屋号付き口座を開設するにはどのような手順、準備が必要なのかを聞いてきました。

 

必要なもの

・一般の口座開設に必要なもの(顔写真付き証明書)、印鑑など、

・預け金

・事業を証明できるもの(開業届や事業の内容がわかるもの)

となっているようです。また、オンラインでの口座開設の受付は不可能で、来店する際には来店予約をする必要があります。

もみじ銀行で屋号付き口座開設をするには

カープとのコラボなどで、広島県民の方にとっても馴染み深いもみじ銀行。こちらでも同じく個人事業主の屋号付き銀行口座開設の方法についてお伺いしてきました。

こちらでも同じく、

・一般の口座開設に必要なもの(顔写真付き証明書)、印鑑など、

・預け金

・事業を証明できるもの(開業届や事業の内容がわかるもの)

が必要とのことでした。

こちらもオンラインでの口座開設は不可能とのことです。来店予約が必要な店舗と、必要でない店舗があるので、近くの支店がどちらなのかを事前に確認しておきましょう。

広島信用金庫で屋号付き口座開設をするには

地域密着な銀行というイメージのある広島信用金庫。こちらでも屋号付き銀行口座は開設可能です。開設の際に必要になるものは、

・一般の口座開設に必要なもの(顔写真付き証明書)、印鑑など、

・預け金

・事業を証明できるもの(開業届や事業の内容がわかるもの)

が必要とのことでした。

こちらもオンラインでの口座開設は不可能とのことです。来店予約は基本的に不要なので、近くの支店に向かいましょう。

屋号口座開設の審査、難易度

ここまで、屋号口座開設について開設してきましたが、実際のところ審査などはあるのか?口座開設を断られてしまうことはあるのか?と考える人もいるでしょう。基本的に、開業している人で、使用用途が異なった使い方をしない限りは、口座開設を断られることは少ないようです。以下で実際に弊社のバーチャルオフィス1の住所を利用して、屋号つき口座を開設した事例を紹介していきます。

バーチャルオフィス1での口座開設事例

バーチャルオフィス1広島店で、実際に屋号付き口座開設された会員さんの事例を紹介します。

広島信用金庫で屋号付き口座開設

大学を卒業後、直ぐにデザイナーとして開業された、touch much Creative Studio 代表の畑中さくらさんは、打合せや取引先との関係で広島市内中心部で開業(住所利用)をしたいと、バーチャルオフィス1広島店へ入会されました。「広島市内中心部で開業の利用」として、打合せ時の交通アクセスの利便性や、自宅住所でなく広島の中心部にオフィス住所を持つことで信用力もあげたいという理由から、バーチャルオフィス1を利用されおります。

開業1年にも満たない経歴ではありますが、地元地域に密着というイメージのある「広島信用金庫」で、屋号付きの口座開設ができました。

口座開設時には、広島信用金庫の一般の窓口で「本人確認書類(顔写真付き証明書)」「印鑑」「事業を説明する書類(開業届や事業の内容がわかるもの)」を提出して、特に面倒な面談などもなく口座開設できたそうです。

屋号付き口座開設してみての感想

プライベート用と事業用の口座が分かれてることで、会計処理が明瞭化されたことと、クライアントへの費用請求時に発行する請求書に「屋号付きの振込先名」で「地元で有名な信用金庫」の金融機関名が入ることで、少し見栄えや体裁が整ったように感じるそうです。以前は、某ネットバンクで個人名義でさらに果物名の支店名ということもあり、ビジネス的に見栄えに・・・という状況だったそうです。

まとめ

今回は、広島で開業を考えている人向けに、屋号付き銀行口座開設について解説していきました。これから事業を始めるにあたって大きなメリットがあることなので、開業を考えている人、またすでに開業をした後だけれど口座を持っていない人などは、ぜひ活用してみてください。

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1 広島店

バーチャルオフィス1広島店は、広島県広島市中区大手町にあります。

広島電鉄の紙屋町西駅・原爆ドーム前駅からも近く、郵便物の受取で来館する際も非常に便利な立地となっております。

広島市中区は広島市の中心地で、起業の際の法人登記の住所としてはグレード・信頼度も高いエリアです。そのためオフィスを持とうとすると坪単価も高く、起業段階ではかなりハードルが高くなります。

>住所

〒730-0051 広島県広島市中区大手町1-1-20 相生橋ビル7階 A号室最寄駅

>交通アクセス

バス停広島電鉄 / 原爆ドーム前駅 徒歩2分
広島電鉄 / 紙屋町西駅 徒歩2分
アストラムライン / 県庁前駅 徒歩5分
広島バス / 紙屋町バス停 徒歩2分
広島バス / 広島バスセンター 徒歩5分

>受付時間

平日11:00〜16:00(土日祝・年末年始除く)

起業記事一覧
トップへ