起業時に自社の商品や企業イメージなどを高める「ブランディング」を行うことは重要です。「起業時にブランディングを行ったほうが良い」と耳にするものの、実際どんなメリットがあって、どのように進めていけばいいのかやり方がわからない方は多いと思います。
そこで本記事では、起業時にブランディングが必要なのか、重要性やメリットなどを解説します。また初めて起業する方のために、ブランディングとはどういうものなのかをわかりやすく解説していますので、参考にしてください。
目次
起業時におけるブランディングとは
まずは、ブランディングの意味や目的といった基礎知識から学んでいきましょう。
ブランディングとは?またブランディングを行う目的
起業時における「ブランディング」とは、自社の商品や企業のブランドを確立させるための取り組みです。
わかりやすく言えば、「炭酸飲料といえばコカ・コーラ」「コーヒーといえばスターバックス」といったように、「〇〇といえばこの会社」といったイメージを消費者にインプットしてもらう活動をいいます。
企業側のブランドアイデンティティ(こう思われたい)と、消費者側の心像(こう思う)を、いかに一致させるかが重要です。そのためには、競合にはない独自性やブレない一貫性などを持続的に発信し続ける必要があります。
自社の商品や企業について知ってもらうことだけが目的ではなく、競合とは「違うもの」として認識してもらうことが最終目的です。
ブランディングの種類
ブランディングといってもその種類は多種多様です。そのため代表的な5つのブランディングについて解説します。
企業ブランディング
企業ブランディングとは、サービスや商品といった小規模な単位ではなく企業の社会的イメージを向上させる戦略で、この手法はBtoCだけでなくBtoBにも有効です。
主なアプローチ方法としては、テレビCMや新聞などのメディアに露出し、より多くの方に企業について知ってもらうことです。ブランディングを展開する相手は、消費者はもちろん、世間、取引先、株主、従業員などたくさんいます。
商品・サービスブランディング
商品・サービスブランディングとは、名前の通り商品(製品)やサービスのブランドを確立させる戦略です。マーケティング戦略と似ており、この商品をどんなターゲットに向けて販売するかを考えます。
主なアプローチ方法としては、商品のパッケージデザイン、商品のロゴ作成、キャッチコピーの作成、宣伝方法の改善などがあります。
今まで「ゲームは任天堂のSwitchしか買わない」という価値観を持っていた方も、商品・サービスブランディングによって「ソニーのPlayStationも買ってみよう」と思わせるのが目的です。
商品ロゴの作成などが消費者に浸透し認知されれば、持続的に売上を向上させることも可能です。
インナーブランディング
インナーブランディングは、従業員など社内向けのブランディングです。目的としては、企業理念やビジョンを従業員一人ひとりに共有することで、自社に対する意識の変化、モチベーションの向上、優秀な社員の定着などがあります。
ブランディングによって顧客の満足度を高めるアウターブランディングも重要ですが、それに応える従業員を育てることも大切です。
アウターブランディング
アウターブランディングはこれまでに紹介した「企業ブランディング」「商品・サービスブランディング」のように顧客や消費者に向けたブランディングです。
手法によって目的は少し変わりますが、主に自社や自社の商品を認知してもらいリピーターやファンになってもらうことを目的としています。新規顧客の獲得を図り、持続的に安定した収益を上げるのが狙いです。
リブランディング
リブランディングは、自社のブランドを再生させる戦略です。たとえば、過去に商品の価格を大幅に下げて販売していた場合、顧客は「この企業の商品は安い」という印象を持ちます。
一見メリットにも見えますが、価格を元の値段に戻すだけで「高い」という印象に変わってしまうため、正規の値段で商品を販売することが困難です。
そこでリブランディングを行うことで、これまでの企業のブランドイメージをすべて捨て、新たなブランドイメージの形成を目指します。成功すれば、ブランドの成長や新たな顧客を獲得できます。
ブランディングとマーケティングの違い
ブランディングは、似た意味合いをもつマーケティングと混合されることが多いです。ブランディングは「顧客に認知してもらい差別化を図る戦略」に対して、マーケティングは「商品販売に向けた総合的な戦略」のことをいいます。
もう少しイメージしやすいように言い換えると、「なぜ(WHY)ブランド価値が必要なのか」という存在意義を追究するのがブランディングです。一方のマーケティングは、「どのように(HOW)そのブランド価値を提供するのか」といった手段を考えます。
どちらも起業時には重要な項目なので、起業を考えている方はブランディングだけでなく、マーケティングについても学んでおきましょう。
起業時にブランディングを行う重要性(メリット)
起業時にブランディングを行う重要性について紹介します。まずはアウターブランディングについてのメリットを見ていきましょう。
競合との価格競争を回避できる
ブランディングをしっかりできていれば、競合との価格競争を回避できます。競合との価格競争は企業にとって大きな負担を与えます。価格を下げれば下げるほど、利益は生まれにくくなり、いずれ限界を迎えてしまうため、避けなければいけない課題です。
しかしブランディングができていれば、競合と差別化が図れているため、価格を下げなくても商品が売れます。また消費者からの支持を得ていれば、新たに競合が増えたとしても心配する必要がありません。
売上が伸びる
競合と差別化ができていれば、価格で商品を選ばれることがなくなります。つまり、たとえ競合より価格が高かったとしても、「この企業の商品がほしい」といった顧客が定着しているため、高単価な商品も売ることが可能です。
ブランディングによって自社の商品が消費者の記憶に刻まれていれば、購入行動を起こしやすくなり、売上増加に対する期待も高まるでしょう。
リピーターが増える
「この商品を買うならこの企業」というイメージが定着していると、リピーターがどんどん増えていきます。たとえば「牛丼といえばすき家」というイメージを消費者が持っていれば、近くに松屋や吉野家があったとしても、少し離れたすき家が選ばれます。
ブランディングができていなければ、「似たような商品なら何でもいい」といった考えからリピーターにつながることはありません。もちろん、リピーターを増やせるような品質やサービスを提供できているかが重要です。
企業のイメージアップにつながる
ブランディングを行い「ハロー効果」によって、企業(商品)のイメージアップにもつながります。ハロー効果とは、ある人物の特定の印象が良ければ、その人の他の部分まで印象が良くなる効果です。
デオドラント系商品を扱う企業は、ハロー効果を活用していることが多いです。清楚系な有名女優・俳優をイメージキャラクターにすることで、顧客に「清潔感」や「清涼感」を与えられます。
【ピックアップ】ブランディングによる消費者のメリット
ブランディングは企業だけでなく消費者にもメリットがあります。1つ目のメリットは「探索の手間が省けること」です。
たとえば、見知らぬ土地に行きカフェで時間を潰すとき、知らないカフェではなく「ドトールコーヒー」や「スターバックス」を選ぶ方が多いでしょう。これは本人が気が付かないうちに「探索の手間を省くこと」を行っているからです。
2つ目のメリットは「リスク回避」です。先ほどのカフェの話に戻りますが、知らないカフェを選ぶことはリスクを伴います。「自分の欲しい商品があるか」「店内は落ち着ける雰囲気をしているのか」など、情報量が少なすぎるとカフェの様子がわかりません。
しかし「ドトールコーヒー」や「スターバックス」であれば、確固たるブランド形成がなされているため、リスクを回避することが可能です。これらは消費者のメリットであると同時に、企業のメリットでもあります。
しっかりとしたブランディングが行えていれば、「手間を省くため」「リスクを回避するため」にリピーターとして利用してもらえます。つまりブランディングを行うことは、企業にとっても消費者にとっても、「Win-Win 」な関係だといえるでしょう。
ブランディングによる効果は社内にも有効
ブランディングによる効果は社外だけでなく、社内にも有効です。前述のとおりこれを「インナーブランディング」といいます。
優秀な人材を採用しやすくなる
ブランディングによって企業の社会的イメージが向上すれば、優秀な人材を採用しやすくなります。なぜなら、応募者が企業の経営理念や考え方に共感を得て、「ブランディングされた企業」を目的に入社するからです。
また、企業の求める人物像に近い人材からの募集が増えるため、採用コストも軽減できます。採用後も退職のリスクが軽減されるため、トータル的に見ても人材育成にかかるコストを削減することが可能です。
優良なビジネスパートナーが増える
優秀な人材が採用できるだけでなく、優良なビジネスパートナーも確保することができます。ブランディングによって企業の魅力が高くなれば、取引先からも魅力的な存在になるでしょう。
社員のモチベーションがあがる
すべての従業員が企業の価値観や理念を理解しているわけではありません。しかし、インナーブランディングによって社内の情報を積極的に発信していけば、自社を知るきっかけが増え、ファンになりやすくなります。
自社のファンになり興味を持てば、仕事に対するモチベーションが高くなり、生産性の向上にも期待ができます。
ブランディングを行う4つの手順
次はブランディングを行う方法について紹介していきます。
①自社・環境分析
ブランディングを行うときに最初に行うことは自社分析と環境分析です。自社の強みや弱み、競合との違い、自社の立ち位置、ターゲットの明確化などを分析することで、方向性を定めることができます。
分析に用いる手法は「PEST分析」「3C分析」「SWOT分析」「ファイブフォース分析」の4つです。
PEST分析
PEST分析は、「政治(Politics)」「経済(Economy)」「社会(Society)」「技術(Technology)」の4つのカテゴリーから、外部環境を分析するために用いられる手法です。
自社で制御することができない政治環境や法律、経済面、社会、技術革新などのマクロ環境を分析することで、外部環境から受ける影響を分析します。
3C分析
3C分析は、「市場(Customer)」「競合(Comprtitor)」「自社(Company)」の3つのカテゴリーから分析を行う手法です。PEST分析がマクロ環境を分析するのに対して、3C分析はミクロ環境を分析します。
環境分析においてマクロとミクロ、両方の分析は欠かせないため「PEST分析」と「3C分析」を併用して分析することが多いです。
3C分析は顧客ニーズの分析に役立つため、ターゲット・商品・サービスの設定を行うときに用いられます。3C分析で得た情報をもとに、次に紹介するSWOT分析を行うと良いでしょう。
SWOT分析
SWOT分析とは、「強み(Strong)」「弱み(Weakness)」「機会(Opporyunity)」「脅威(Threat)」の4つのカテゴリーから自社の現状を分析する手法です。
プラス要因 | マイナス要因 | |
---|---|---|
内部環境 | 強み(Strong) | 弱み(Weakness) |
外部環境 | 機会(Opporyunity) | 脅威(Threat) |
一般的に上記のような表を作成し、内部環境と外部環境の両方に目を向けて分析を行います。単純な現状分析から将来にわたり企業が抱える課題など、企業戦略の目標を定めるときに活用します。
ファイブフォース分析
ファイブフォース分析は、自社がさらされている5つの脅威(競争要因)から分析を行う手法です。この5つの脅威とは「新規参入企業の脅威」「代替品の脅威」「買い手(顧客)交渉の脅威」「売り手の交渉力の脅威」「業界内での競争の脅威」のことを指します。
いずれも自社に影響を与える外部環境からの脅威であるため、分析結果から自社の強みを模索して、成功への可能性を見つけることが重要です。
②ブランドアイデンティティを考える
ブランドアイデンティティを考えるとは、「自社の商品・サービス・企業について、消費者がどのようなイメージを持ってくれるのか」を考えるということです。消費者に持ってほしいイメージやブランド価値を決めることで、他社と差別化を図ります。
万人受けする商品を狙うのではなく、唯一無二の存在になる商品を作るのが目的です。消費者から唯一無二の存在になるために、どう思われたいのか、どう認識してもらいたいのか、を具現化したのがブランドアイデンティティです。
③ブランドアイデンティティを具体化する
ブランドアイデンティティが決定したらそれを具体化し、どう発信していくかを考えます。ブランドアイデンティティを「デザイン」として考える場合は、視覚的にみてわかりやすいデザインを表現することが大切です。
たとえばAppleならリンゴのマーク、ケンタッキー・フライド・チキンならカーネル・サンダースのマークなど、消費者たちの印象に残りやすいデザインが施されています。
また、具体化した内容をどう発信するか「媒体の選択」も重要です。情報を発信する媒体といえば、テレビ・新聞・YouTube・X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSなど多岐にわたります。
ターゲットに対して有効的な媒体を選択することが重要で、年配の方なら「テレビや新聞」、若者の方なら「SNS」が有効です。
④ブランディングの結果を考察
ブランディングを行った後は、フィードバックを行うことが大切です。しかし、ブランディングは抽象的なイメージなので、結果を測定することが容易ではありません。
またブランディング戦略のみを採用しているのではなく、他のマーケティング戦略も併用しているため、どの戦略による効果なのか判断しにくいもの。そんななか、目に見えにくい効果を測定するために用いられるのが「ブランドリフト」と「サーチリフト」です。
ブランドリフト
ブランドリフトは、ブランディングとして発信した情報のなかで、消費者が目にしたグループとまだ目にしていないグループに分けて、認知度や購買意欲を確認する方法です。
主に利用するものは「インバナーサーベイ」や、「リードバナーアンケート」といったアンケート調査です。リアルタイムの数値を測定することは難しいですが、アンケートによって詳細な部分までフィードバックできます。
サーチリフト
サーチリフトは、ブランディング後に対象の検索キーワードの自然検索数がどれほど上昇したかを測る方法です。検索キーワードの検索ボリュームや表示回数、クリック数、平均掲載順位などを確認します。
ブランドリフトと違い、比較的リアルタイムの情報を得られますが、詳細な部分までフィードバックすることはできません。
「ブランドリフト」と「サーチリフト」を用いて、ブランディングの成果が出ているのか考察し、効果が弱い場合は修正を繰り返しながら成功への道を模索していくことが大切です。
起業時にブランディングを行う注意点
起業時にブランディングを行う4つのポイントに注意してください。
顧客とのつながりを大切にする
顧客とコミュニケーションを取ることは、自社の価値観やメッセージを伝える重要な役割です。顧客(ファン)とのつながりを大切にすることで、認知度や好感度、信頼度が向上しブランドイメージを強化できます。
顧客とコミュニケーションをとる方法は、「SNS」「イベントやプロモーション」「従業員の行動や態度」などさまざまです。顧客の心に響くようなメッセージを伝え、ブランドへの愛情をより強固なものにしていきましょう。
独自性と一貫性を意識する
ブランディングにおいて重要なことは「独自性」と「一貫性」の両方を備えていることです。競合には真似できない独自性を見出し、唯一無二の存在になることがブランディングを成功へと導くカギとなります。
また、一貫性を持って「ブレないブランド」を構築することも重要です。ブランドにブレが生じると消費者たちは混乱してしまい、これまで築き上げてきたことが水の泡になってしまいます。
時代や社会の変化に合わせて修正を加えることは大切ですが、軸となる部分を変えることなく維持できれば、確固たるブランド形成が可能となります。
積極的に情報発信を行う
ブランディングにおいて、自社の情報を積極的に発信することは重要です。
特にSNSの活用が有効的です。SNSの利用者数は非常に多く、誰もが利用しているといっても過言ではありません。ユーザーとの距離感も近く、リアルタイムで生の声を得られる手法です。
長期的な目線で計画する
ブランディングは長期的な目線で計画します。すぐに結果が出ないからといって、途中で辞めてはいけません。徐々に成果が出ることを見越した計画を組むことが大切です。
また結果が出たあとは、PDCAサイクルを回しながら定期的に効果の検証を行いましょう。
ブランディングの成功事例
最後に、実際にブランディングによって成功した「マツダ」と「レッドブル」の事例を紹介します。
オンリーワンブランドを目指した「マツダ」の成功事例
国内トップクラスの自動車メーカーであるマツダは、バブル経済後に大幅な値引きを行い、ブランド価値の低下を招きました。ブランド価値の低下を打開するためにリブランディングを検討した結果「ナンバーワンではなくオンリーワン」になることを目指しました。
そのとき立てたコンセプトは「100人のうち2人だけは『絶対にマツダの車でなければダメだ』という車をつくること」です。ターゲットを大幅に絞り込み、他社との差別化を図った取り組みが成功したため今のマツダがあります。
現在は「Be a driver」をブランドアイデンティティとして設定し、主役は車ではなく「人」に焦点を置いているのがマツダのブランドです。
独自性を貫いた「レッドブル」の成功事例
長期的なブランディングによって成功を収める事例は多いですが、レッドブルは歴史がまだ浅い状態で成功を収めています。レッドブルが日本に参入したのは2005年で「冒険者を称え、翼をさずける」というブランドアイデンティティを掲げています。
レッドブルの特徴的なことはテレビCMなどで「カフェインゼロ」や「タウリン 1000mg 配合」といった商品の説明を一切しないことです。「レッドブル、翼を授ける」という言葉を強調し、独自性を持たせています。
この結果、価格の高いレッドブルでも若者から圧倒的な人気を誇り選ばれ続ける存在となりました。
まとめ
起業時にブランディングを行うことは重要です。ブランディングを行うと以下のようなメリットがあります。
- 競合との価格競争を回避できる
- 売上が伸びる
- リピーターが増える
- 企業のイメージアップにつながる
- 優秀な人材を採用しやすくなる
- 優良なビジネスパートナーが増える
- 社員のモチベーションがあがる
中・長期的に見て、競合との差別化を図りたい方は、必ずブランディングを行いましょう。ブランディングを行うときは、環境分析を行い「独自性」と「一貫性」を意識することが大切です。
ブランディングのやり方、メリット、注意点などをしっかり学び挑戦してみてください。
参考
株式会社セブンデックス|ブランディング
「セブンデックス」は東京都渋谷区の顧客体験からコミュニケーションまで一気通貫でデザインし、
企業価値の向上と事業成長を支援する デザイン&マーケティングカンパニーです。
UXUIデザイン・ブランディング・マーケティング・DXと、幅広い支援を行っています。
この記事の投稿者
バーチャルオフィス1編集部
東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1
月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。
この記事の監修者
株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑
株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役
2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。
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