「学生起業はやめとけ」と言われる理由と、失敗事例5選!

[更新日]2026年05月04日

「学生起業はやめとけ」と言われる理由と、失敗事例5選!

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バーチャルオフィス1編集部

バーチャルオフィス1編集部

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最近では、学生起業家がさまざまなところで話題に上がっていますよね。学生の頃から起業して、人より多くの収入を得て、毎日美味しいもの食べたり、ブランド物で身の回りは溢れていたり、そんな贅沢な生活に一度は憧れを持ったはず。

しかし、一方で起業して失敗した時のことを考えると“恐ろしい”と考えてしまいませんか?

起業に失敗して借金を負ってしまったら、借金取りに追われる毎日を過ごさないといけないのではないか…毎日食べるものに困って、ひもじい思いをしなければならないのではないか…

そんなことが頭によぎると、「起業に挑戦するよりも、会社で安定したお給料をもらいながら生活するほうが確実。だから就職しよう。」と考える学生がほとんどなのではないでしょうか?

一つこの記事を読んでくださる皆さんに問いたいと思います。「あなたは起業の何に不安を感じていますか?それは、ただ単に漠然とした不安ではないですか?

皆さんもご存知の通り、日本は海外に比べ、起業率が圧倒的に低いのが現状です。その背景にあるのは、起業に対するなんとなくの漠然とした不安や、親世代から安定した会社に入るように言われてきた固定概念であることがほとんどです。

実際に周りを見渡してみて、起業に失敗して、ほとんど飲まず食わず、挙げ句の果てには借金取りに毎晩追われているような人がいるでしょうか?きっと、いないことでしょう。

今皆さんが感じている不安というのは、本当に漠然としています。だから怖いのです。今回は、そんな不安を起業の失敗例と共に言語化していきたいと思います。

不安が言語化されることで、それは起業する上での課題になり対策を取ることができるミッションとなります。

この記事では、皆様の起業に対する悪いイメージを少しでも和らげられるように分かりやすく解説していきたいと思います。

目次

学生の起業率はどれくらい?

2021年に実施された大学生の起業意識調査「GUESSS 2021」によると、日本の大学生における起業率は1.5%でした。計算上、約66〜67人に一人、起業していることになります。

また、経済産業省が実施した「令和6年度 大学発ベンチャー実態等調査 調査結果」によると、大学発ベンチャー数は増加傾向にあります。

大学発ベンチャー数

出典:令和6年度大学発ベンチャー実態等調査 調査結果|経済産業省

2023年度調査では4,288社だったのに対し、2024年度には5,074社と2割近くも増加しました。ただし、大学発ベンチャーは、学生が起業した企業だけでなく、大学の技術・知識をもとに設立された企業、大学との共同研究を行う企業などが該当します。実際の学生による起業数は多くない可能性があるでしょう。

学生起業の成功率・失敗率はどれくらい?データで解説

起業を考えるうえで、どのくらいの確率で事業が継続できるのかは気になるポイントです。特に学生起業の場合、一般的な起業と比べてどのような傾向があるのかを知っておきたい方も多いのではないでしょうか。

以下では、起業に関する成功率や失敗率のデータをもとに、実態をわかりやすく整理します。

起業全体の生存率は80.7%(中小企業白書より)

2023年版中小企業白書」によると、起業してから5年後の生存率は80.7%です。アメリカやイギリス、フランス、ドイツにおける起業後の5年後生存率は35.5〜49.3%にとどまっています。これらの数字と比べると、日本は8割超と高い起業生存率を誇っているように見えるでしょう。

しかし、これら数字はあくまで起業全体の平均値であり、学生起業のみに絞ったデータではありません。業種・資金力・経験値によって、企業生存率や可能性は大きく変わります。社会人の起業と比べて、社会人経験がなく資金調達のハードルが高い学生起業に絞れば、実態はさらに厳しくなると考えられます。

参考:第2章:新たな担い手の創出|第2部 変革の好機を捉えて成長を遂げる中小企業|2023年版中小企業白書

学生起業家に特化した成功率データは存在するのか?

学生起業家に関する起業データとしては、経済産業省の「令和6年度大学発ベンチャー実態等調査」が挙げられます。

出典:令和6年度大学発ベンチャー実態等調査の結果を取りまとめました|経済産業省

学生起業以外のデータは含まれるものの、2024年10月時点での大学発ベンチャー数は5,074社と過去最高を記録し、前年度から786社もの大幅な増加となりました。

特筆すべきは、地方での創業が拡大傾向にあることです。前年度から増加した大学発ベンチャーである786件のうち約57%は東京都以外で創業されています。地方創生で国や自治体として起業支援を強化していること、SNSの広がりやIT、AI系など場所に依存しないビジネスの可能性が拡大していることが要因として挙げられます。

学生起業の成功率を上げるために知っておくべきこと

活力と柔軟な思考、対応力で学生でも起業しスタートを切ることはできますが、勢いだけで突き進んでも途中でつまずいてしまうものです。途中でつまずかない経営を続ける、学生起業として軌道に乗せ成功率を上げるために知っておくべきことは以下のとおりです。

  • 学業との両立、資金調達、起業後の運営など現実的なプランの立て方
  • 相談相手やサポーターの必要性
  • 多方面からの情報収集
  • PDCAサイクル(計画→実行→評価→実行)の重要性

学業と起業とのバランスを崩してしまい共倒れする危険性もあるので、無理のないペースで進められる計画を立てましょう。

計画に沿ってPDCAサイクルを回すべく、さまざまな角度から情報を得ること、頼れる存在を見つけることがカギとなります。自分の力で起業する努力や気力も大切ですが、成功率を上げるためには必要に応じて頼ることも大切です。

「学生起業はやめとけ」と言われる理由

周りの大人に「学生起業をしたい」と言うと、多くの場合「学生起業はやめとけ」と言われるでしょう。

自分は本気で挑戦したいと思っているのに、なぜか否定的な意見ばかりが投げかけられます。

ただ、これにはちゃんとした理由があります。

具体的には、学生が起業する場合、主に以下3つの課題に直面しやすいため、安易に賛同できないのです。

  • 資金調達が難しい
  • 時間が足りない
  • 経験が不足している

ただ見方を変えると、上記の問題を解決に導ければ、「学生起業はやめとけ」と言われることもないでしょう。

本章では、上記3つの課題とあわせて、学業と起業を両立する具体的なタイムマネジメント術を詳しく紹介します。「自分なら、どのようにして問題を解決するのか?」を想像しながら、参考にしてみてください。

資金調達が難しい

学生起業で最もネックとなるのが、資金調達の問題です。

事業を始めるには、設備や商品・サービスなどをそろえるために、少なからずお金が必要になります。事業の内容によっても金額が異なりますが、日本政策金融公庫の「2023年度新規開業実態調査」によると、開業資金の平均は1,027万円、中央値で550万円です。

これだけの金額を用意するのは、たとえ社会人であっても容易ではありません。一般的に開業資金は、自分で働いて貯めた「自己資金」、銀行や投資家からの「借入金」などで賄います。

学生の場合、自己資金をアルバイトで稼ぐのが一般的ですが、学業と両立しながらとなれば、月に5〜10万円程度が限度でしょう。また、融資を受けようにも、学生は返済能力が低いうえに実績が無いと見なされやすいため、まとまった金額を調達するのが困難です。

こうした資金調達の難しさから、多くの人は「学生起業はやめとけ」と言うのです。ただ、学生でも開業資金を調達する方法はいくつかあります。

たとえば、学校と共同でビジネスをしたり、まずはエンジニア・Webライターなどのスモールビジネスで自己資金を増やしたりなどです。いずれも乗り越えるべき障壁はありますが、着実に段階を踏めば乗り越えられるでしょう。

経験が不足している

耳の痛い話ですが、学生のうちは、社会人よりもあらゆる面での経験が不足しています。これは当然で、私たちよりも生きてきた年数が少ないですし、その間に取り組んだ内容も限定的なためです。

たとえば、自分のこれまでを振り返って以下のような経験があるでしょうか。

  • 目標に対して取り組み、成果を出した経験
  • 失敗した際に、その責任を自分で果たした経験
  • 人をマネジメントして成果を出させた経験
  • 人になんらかの価値を提供してお金を得た経験

ごくごく一部を抜粋しましたが、上記を見て、「自分は十分に経験してきたから大丈夫」と考える人もいれば、「まだまだ経験不足だからやばい」と思う人もいるでしょう。ただ、ここで最も危険なのは、前者の人です。

起業して事業を行うということは、ライバルとの競争を勝ち抜かなければなりません。当然、ほとんどのライバルは自分よりも長くビジネスに携わってきた社会人ないし企業です。

もちろん競合は、これまでに培ったお金・人脈・実績などの持てる力をフル活用してきます。こうしたライバルと渡り合い、売上を確保していくことが容易でないことは想像にたやすいでしょう。

あえて脅すような言い方をしましたが、これは紛れもない事実です。ただし、ここで間違えて欲しくないのは、「経験が少ない=学生起業ができないではない」ということです。

事実、Appleを創業したスティーブ・ジョブズや、ホリエモンでお馴染みの堀江貴文氏は、学生時代に起業し大きな成功を収めました。彼らの共通点は、「人一倍行動し、失敗を含めて多くの経験をした」ことです。

もし、学生起業を目指すのであれば、ぜひ自分の経験不足を真摯に受け止め、多くの行動を起こし、あらゆる失敗・成功を経験してみてください。

時間が足りない

学生起業は、まさに時間との勝負です。

これを聞いて、「いや、学生は時間があるから大丈夫」と考える方も多いはずでしょう。実際、確保できる時間だけを見れば、学生のほうが多いです。高校生で言えば、登校前の時間・昼休み・放課後・休日を確保できますし、大学生で言えば、登校前や放課後以外に空きコマなどもあります。

ただし、前述した経験不足も加味すると、どうでしょうか?たとえば、すでに多くの経験を積んでおり、起業家として活躍する人が確保した10時間と、起業して間もない学生が確保した15時間を比べてみます。

仮に、前者のすでに事業が成功している起業家が、10時間を丸ごと休息にあてたとします。一方、起業して間もない学生が、15時間で戦略を考えたり、資金集めに奮闘したりしても、両者の差が一瞬で埋まることは決してありません。

少し極端な例にも思いますが、ビジネスの土俵に上がれば「経験値のあるライバル」も「学生」も同じ起業家として扱われます。経験・能力で劣る学生は、ライバル以上の努力をしなければ、競争に負けてしまうのです。

こうした理由から、今起業する(土俵に上がる)のではなく、多くの経験を積んでから起業するように言われるのです。しかし、冒頭でも述べたように、学生は社会人よりも時間を確保しやすい側面があります。

この期間に人一倍努力し、起業準備を着々と進めれば、効率良く事業を始められます。学生起業を目指すなら、「時間があるから大丈夫」と考えるのではなく、「今ある時間を何に費やすのが最適か?」を意識し、効果的に活用してください。

学業と起業を両立する具体的なタイムマネジメント術

上記で学生起業を成功させるためには、時間の使い方がカギとなることについて触れました。しかし、学業に加え起業に関わる行動や資金集めを両立させることは簡単なことではありません。

学業と起業を両立させるためには、具体的かつ現実的なタイムマネジメントが必要です。限られた時間を有効に活用するために、タイムマネジメントするうえで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 優先順位の設定
  • タスク管理ツールの活用(Todoリスト、カレンダー共有アプリなど)
  • スモールステップのスケジュール管理

タスクの重要度と緊急度を精査し、優先順位を明確にすることで時間を無駄にすることなく行動できます。

はじめから大きな目標に基づいたスケジュールを組むと失敗しがちです。スモールステップで少しずつタスク処理していくことで、無理なくモチベーション維持にもつながります。やるべきことを整理し、漏れをなくすためにも、タスク管理ツールの活用はおすすめです。

「学生起業家はうざい」「気持ち悪い」と言われる理由と対処法

近年、学生起業家に対して「うざい、気持ち悪い」などのマイナスイメージをぶつける人もいます。目標やビジョンを持ち起業に向けて動き出しているなかで心外ともいえる言葉ですが、これらのマイナスイメージの印象を抱かれてしまう原因は、以下だと推測されます。

  • 意識高い系アピールや自慢話でマウントを取る
  • 人脈や実績をひけらかす
  • 価値観の強要

「学生で起業=イレギュラー、他とは違うことをする自分」というセルフイメージから、会話のなかでマウントや自慢が見え隠れしがちです。このことから、うざい、気持ち悪いなどのマイナス感情を引き出してしまう傾向にあります。

学生起業のマイナスイメージに対しての対処法や心構えは以下のとおりです。

  • 学業との両立
  • 謙虚さ、誠実さを大切に人と接する
  • スモールスタートを意識する

学業と起業を両立させることで信頼を獲得し、誰もが納得する成果につなげようとする意識が大切です。勢いだけで突き進むのではなく、小さなことからコツコツと積み重ねる、スモールスタートを徹底してみましょう。

着実に実績を積む経験からそして学生であることを理解し、周囲への配慮や関わり方を振り返ることも時には必要といえます。

学生起業家の失敗事例と末路

学生起業家の失敗例

学生起業家を含め起業を行う上で、先人たちはたくさんの失敗をしてくれています。その失敗事例を分析しながら、どこに気をつけていけば良いのか考えていきましょう。

失敗例その1:なんとなく起業

学生が起業する際に一番やってはいけないのが、このなんとなく起業です。「学生のうちに起業とかかっこよくない?」「とりあえず起業してみればいいんじゃない?

そんな、学生の“ノリ”での起業は絶対にやめましょう。

実際に、起業を行うこと自体は非常に簡単です。株式会社も今では、20〜30万円でできてしまうため、学生がバイトで稼ぐ金額で簡単に起業ができてしまう世の中なのです。

では、起業した後に事業を長く続けていくには何が必要なのでしょうか。

ズバリ、「目的を決めること」です。

当たり前のように感じますが、この目的がしっかりしていないと事業はうまくいきません。目的は、経営における“地図”だといっても過言ではないでしょう。

会社として目指す目的地をまず決めないことには、「どのような交通手段でそこにたどり着くのか」「そこにいくまでにどのような道筋でいくのか」「そこにいくには何円かかるのか」など、戦略的なことが何一つ決まりません。もちろんそんな計画性のない経営者の元で働きたいと思う人はいませんし、協力したいと思う人もいないでしょう。

これを読んでいる皆様に声を大きくして伝えたいのは、「起業を目的にしない!!」です。今この記事を読んでいただいている方は、少なからず起業に対して関心をもち、できることなら自分でも事業を起こしたいと思っている方だと思います。

ただ、「起業は手段であって目的にはならない」ことは、しっかりと理解しておいてもらいたいと思います。起業は、何か解決したいミッションがあって行うものです。起業するなら、自分が何を解決したいのか、何をもっと豊かにしたいのか、しっかりと目的を決めた上で挑戦しましょう。

失敗例その2:友達同士での起業

起業を1人でするのは、非常に不安ですし、モチベーションも維持しにくいため、仲間を募って起業したいですよね。一般的には、気の知れた友人同士で起業を目指すケースが多いでしょう。

ただし、この仲間集めの方法には、思わぬ落とし穴があります。具体的には、起業に対する熱意のズレにより、内部分裂する恐れがあることです。

誘う側は、本気で起業に取り組みたいので、バイトの量を減らしてでもビジネスのための時間を確保するでしょう。しかし、誘われた側の友人は、必ずしも本気で起業を成功させたいと思っていないかもしれません。

熱意に差があれば、本気で起業したい人は多くの行動をとり、単に誘われただけの人は事業そっちのけで遊びやバイトにいそしむ可能性があります。一緒に起業を目指していたはずが、いつしか自分だけで取り組んでいたなんてケースもあります。

また、お互いの意見がぶつかり合い、「本気で起業するために誘った仲間のモチベーションが低い!」・「バイトも学校も遊びもあるのに起業にそんなに時間が割けられるわけない!」と、仲違いしていくことは、皆さんでも容易に想像できるでしょう。

一緒に起業さえしていなければ、きっと良い友達のままだったはずなのに、事業に対するモチベーションの違いだけで縁を切ってしまうケースもしばしば見られます…。こうした事態を防ぐためには、同じ熱量を持って同じゴールを目指せる仲間を見つけることが大切です。

失敗例その3:風呂敷を初めから広げすぎる

目的が決定し、一緒に起業する仲間が見つかったら、いよいよ事業に入っていきます。起業するからには、もちろんしっかり稼ぎたいですよね。なんなら、日本で知らない人はいないくらいのサービスを売り出す会社にしていきたいものです。

そんな時によくやってしまうミスが、「身の丈に合わない、大規模な事業プランを検討・実行してしまうこと」です。大きい事業を行うには、多くの資源(ヒト・モノ・カネ)が必要になります。

もちろんビジネスプランの内容によっては、金融機関やVC、エンジェル投資家から資金を借りて事業を始めることができるでしょう。しかし、いくら資金が準備できたといっても、起業したてのころは経営のノウハウを持っておらず、高い確率で失敗します。

RPGで例えるなら、レベル1のキャラクターが強い武器だけでラスボスに挑むようなものです。どんなに優れた武器があっても、スキルや能力が不足していれば負けてしまいますよね。

ゲームの世界ならリセットで解決しますが、現実は違います。事業に失敗すれば、それまでに投入した資源がムダになりますし、多額の借金を背負うことだってあります。

なお、大風呂敷を広げていきなり事業を大きくすると、この失敗による損失がさらに拡大するケースも少なくありません。関係先が少ない場合には、ビジネスは比較的すぐに畳むことができます。

しかし、融資や投資を受けていたり、多くの顧客を抱えていたりする場合には、各所への責任を果たす必要があるため、簡単に事業を終了できません。Amazonやトヨタみたいな会社が「よし!このビジネスを畳もう!」と思って簡単に畳めるわけはないですよね?イメージはそんな感じです。

結果、事業の撤退に時間がかかり、損失が拡大する恐れがあるのです。

こうした失敗を防ぐには、小規模な事業から始めるのがおすすめです。事業が軌道に乗り、技術やノウハウが蓄積されたタイミングで少しずつ拡大していくほうがリスクを最小限に抑えられます。

失敗例その4:起業のつもりが下請け状態

これは、失敗とは言えないかもしれませんが、気をつけたほうが良いことの一つです。

当たり前の話ですが、起業をするとお金を稼がないといけません。そのため、請負の仕事をもらい、お金を稼ぐようになります。本当は、別にやりたいことがあって起業したはずなのに、お金を稼ぐために、請負ばかりに時間を追われ、気がついたら自分のやりたいことができていない状況になってしまう…そんな人も少なくありません。

そうならないためには、きちんとやりたいことが決まったら、請負の仕事をやるにしても、自身のやりたいことと近い仕事を請け負い、将来の自分のビジネスにつながるようにすることも意識していきましょう。

失敗例その5:資金不足

学生が起業に踏み出せない1番の壁になるのが、資金の問題ではないでしょうか?

やりたいこともあるし、起業もしてみたいんだけど、やっぱり上手くいかなくてご飯を食べられないようになるのが不安。だから起業に踏み出せない…

ただ、そのイメージは前半にも書いた通り、あくまでイメージにほかなりません。もちろん、起業した人全員がすぐにゆとりのある稼ぎができるわけではありません。

しかし、資金不足を理由に起業ができないと思っている人は、圧倒的に情報不足のことが多いです。やりたいビジネスがある場合でも、そのビジネスに使えそうな補助金や助成金について調べたことはあるでしょうか?考えたビジネスの何にお金がどのくらいかかって、毎月どれくらいの利益が見込めるか考えたことはあるでしょうか?

きっとないですよね?

資金調達の方法や知識は、このネットの世の中にたくさん転がっています。(すべてが使える情報ではありませんが。)まずは、色々調べてみて利用できる制度や資金調達の方法を情報として手に入れるところから始めてみましょう。

失敗例その6:学業との両立に失敗し中退

大学時代は、学業を通じて知識や経験を身につけ、将来自分の道を切り開く手段を確立する期間です。しかしながら学業との両立がうまくいかず、中退してしまうケースも少なくありません。

起業に自分の持っているすべてを注ぎ込み学業が疎かになってしまう、最悪の場合は学業も起業も失敗という共倒れの危険性があるでしょう。「起業に集中したいから、いっそのこと中退してしまおう」と、目先の状況だけを見た勢いで中退するのはおすすめしません。

大学中退によって大学で得られる知識や経験を手放してしまうこと、そして何より将来の可能性を狭めてしまうのはデメリットです。起業を理由にした中退は大きなリスクと隣り合わせのため、慎重な判断が必要です。できる限り学業と両立しながら進めることが望ましいでしょう。

失敗例その7:怪しい起業塾・情報商材に騙される

将来への不安など心理的な問題や経験不足、起業のキラキラした側面への憧れから、怪しい起業ツールに騙されてしまうことがあります。

無料セミナーをフックにしたコンサルや高額講座契約から金銭的な負担が大きくなり、起業に支障をきたしてしまうことも少なくありません。「儲かりたい」「楽して成功したい」「失敗したくない」などの不安から、甘い言葉に踊らされているといえます。

怪しい起業塾・情報商材に騙されるケースを防ぐためにも、知識を持つこと、相談する相手を見つけておくことは重要です。自分だけで判断せず、誰かに相談したり調べたりするようにしましょう。

学生起業に失敗した後の末路とは?3つのキャリアパス

仮に学生起業に失敗したとしても、起業で身につけた経験から新たな道が開けます。万が一失敗したとしてもリカバリーできるよう、その後のキャリアパスを見ていきましょう。

パターン1:起業経験を武器に就職活動で有利に進める

学生起業に力を注いできたものの、何らかの理由で軌道に乗らないことも多々あります。学生起業に失敗した場合、起業した経験など得られたものを武器に、就職活動にシフトするのも方法のひとつです。

学生起業は誰でも行っているものではないからこそ、ライバルと差別化を図る大きな武器となります。学生起業を通じて得られた知識や経験、知見を元に自分がやりたいこと、進みたい方向で就職活動ができるでしょう。

起業経験を通じて得られたものは、エントリーシートや面接で「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をアピールする際の強力なエピソードとして活かすことも可能です。

パターン2:失敗を糧に再起業・事業ピボットする

学生起業ではじめからすべてがうまくいくことは極めて稀です。失敗や後悔もつきものですが、失敗を次のアクションに活かすことで将来は大きく変わるでしょう。失敗を糧に再起業、事業ピボットすることで良いリスタートが切れるはずです。

事業ピボットとは、目指すべきビジョンを維持したまま、製品、ターゲット、ビジネスモデルなど事業の根幹を大幅に軌道修正することです。失敗することで見えてきた原因や気付きを核に方向性を修正し、新たな方向へシフトします。

失敗しなければ見えない景色、気付けないことも数多くあります。失敗で得たものを活かすも活かさないままにするのも自分自身であることを忘れないでください。

パターン3:借金を抱えた場合の具体的な対処法

学生起業するうえで資金は必要不可欠ですが、資金繰りに失敗する場合もあります。借金を抱えた場合の具体的な対処法は、以下のとおりです。

  • 家計・資金の見直し
  • 専門家への相談

家計を見直し、返済に充てられるお金を捻出すると同時に、弁護士などの専門家に相談してみましょう。なるべく早い段階で専門家に相談することでリスクやダメージを最小限に抑えられます。

学生であっても、起業によって抱えた借金に関する法的な返済義務を負うことになります。家計や資金を見直し、実現可能な返済スケジュールを立てることが重要です。詳細は後述しますが、個人再生や任意整理など法的手段も含めて専門家へ相談する必要があります。

学生起業で借金を負うリスクはどれくらい?現実を解説

借金を負うリスクは、事業を行うために必要な費用の多さと比例します。費用をあまりかけず小さく始める場合借金リスクは低い一方で、人件費や在庫管理費用など何かとお金がかかる事業では借金リスクは高くなります。

起業する以上、金銭面の不安はつきものです。借金せずに学生起業する方法とともに借金を負うリスク、万が一借金を負った場合の対処法を知ることで、今後やるべきことが見えてくるでしょう。

個人事業主と法人設立で借金リスクはどう変わる?

個人事業主と法人では、借金の返済責任が変わります。個人事業主の場合、借金は自分の借金を意味します。

たとえば、自分が個人事業主として100万円借金し事業が失敗したとしても、自分が返済しなければなりません。一方で法人の場合、個人とは別扱いで有限責任となります。仮に、事業で100万円借金し事業が失敗したとしても、法人設立であれば返済責任は会社にあります。

個人事業主のリスクはかなりの大きさですが、「リスクを小さくしたいから法人設立」とはできない理由があります。学生起業に関わらず、法人を設立する場合は個人保証を求められるケースも多々あるためです。一例ですが、日本政策金融公庫などの融資では代表者の個人保証や連帯保証を求められることがあります。

学生が借金せずに起業する具体的な方法

学生が借金せずに無理なく起業するために押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • あらかじめ撤退ラインを決めておく
  • もしもの時に相談する専門家を見つけておく
  • スモールスタートを徹底する

無理なく起業し、学業と両立させていくためには、撤退ラインの設定とスモールスタートは鉄則です。「いつまで、どのくらい損失が出たら辞める」という引き際を決めておくことで、ズルズルと長引かせ、損失を大きくしてしまうことを防ぎます。

また、起業において大風呂敷を広げると、資金回収に時間がかかり、リスクも大きくなるのが懸念点です。スモールスタートが鉄則であり、焦らず事業を広げていき、収益を積み上げていく方法が確実です。

学生起業で借金せずに起業するためには、専門家の存在が必要不可欠です。専門的な知識や経験に頼ることで失敗した場合のダメージを最小限に抑えられます。

万が一借金を負った場合の救済制度と相談窓口

万が一借金を負った場合、自分の力で返済することが基本ですが、金額によっては自分の力だけではどうしようもできないこともあるでしょう。万が一、自分の力だけではどうしようもない借金を負った場合は、債務整理を行うことになります。債務整理に伴う救済制度は、以下のとおりです。

特徴メリットデメリット
任意整理将来の利息カットや返済期間の延長を相談する裁判所を通さず迅速にできる債務者と直接交渉する必要がある
個人再生借金を大幅に減額し、3年以内に返済する現在の生活を維持しながら再建できる裁判所を通して行うもので、借金がすべてなくなるわけではない
自己破産裁判所を通して、生活再建のためすべての借金を免除する手続きをとる原則すべての借金返済が免除されるすでに持っている財産はすべて処分

借金を負った場合に避けるべき行動は、自分の力だけでどうにかしようとすることです。借金が増える悪循環に陥ることもあります。各都道府県にある弁護士会主催の債務相談窓口や消費者センターなど相談先は数多くあるため、早い段階で周囲に適切な助けを求めることが重要です。

学生が起業するメリット

学生が起業するメリット

「学生起業はやめとけ」と言われることもありますが、実は学生起業ならではのメリットもあります。たとえば、以下の3つです。

  • ビジネスの知識やスキルを身につけられる
  • 周りから支援を受けやすい
  • 人脈を広げやすい

上記のメリットは、社会人になれば得られない、いわば賞味期限付きの恩恵です。もちろん、学生起業にはリスクもあるため安易な決断はおすすめしませんが、こうしたメリットがあることをぜひ頭の片隅に入れておいてください。

ビジネスの知識やスキルを身に付けられる

学生のうちに起業し事業を行えば、ビジネスの知識やスキルを身につけられます。たとえば、事業をとおして以下の知識やスキルを習得できます。

  • マネジメントスキル
  • 営業スキル
  • 対人・コミュニケーションスキル
  • 税金の知識
  • 資金調達の知識

これらの知識やスキルは、実際にビジネスをしなければ習得が難しいものです。もちろん、アルバイトやクラブ活動で上記を磨くことも可能ですが、起業家と比較すれば雲泥の差です。

事業をするということは、自分の判断に責任を持ち、物事を最後までやり遂げるということです。アルバイトやクラブ活動のように、社員や先輩のサポートはありません。

この厳しい環境でビジネスを行えば、必然的に上記の知識やスキルが身に付きます。また、冒頭でも述べたように学生の起業率は低いため、仮に就職活動をした場合は即戦力と見なされ、大きなアドバンテージとなります。

周りから支援を受けやすい

学生起業は、周りからの支援を受けやすい傾向があります。大学などの公的機関をはじめ、地方自治体が支援体制を構築している場合もあります。

事業アイデアを相談できたり、資金調達をサポートしてもらえたりするため、比較的スムーズに起業できるでしょう。

なお、「学生」というネームバリューは、非常に強力な武器です。

少しイメージが湧きづらいかもしれませんが、社会人や先輩起業家からすると、「学生起業家」は積極的に応援したくなるものです。自分よりも若く、社会を経験していない学生が大きな挑戦をするというのは、それだけで何か力になってあげたくなります。

こうした周囲からの支援を受けやすいというのは、学生起業ならではのメリットです。

人脈を広げやすい

学生は、社会人に比べて人脈を広げやすいです。「いや、社会人のほうが多いだろう」と思うかもしれませんが、実は反対です。

なぜかというと、学生は参加できても、社会人には参加できないコミュニティがたくさんあるためです。たとえば、大学にはさまざまな価値観を持つ同級生がいますし、サークル活動に参加すれば多くの人と知り合う機会があります。

一方、すでに大学を卒業した社会人がこれらの人と関わりを持つのは、非常に難しいものです。また、学生であっても、社会人サークルへは入れます。

もちろん、積極的にコミュニティへ飛び込む必要はありますが、学生は人脈形成のチャンスが豊富です。

人脈を広げていけば、学生起業を目指す仲間ができたり、一緒に事業進めるパートナーができたりと、さまざまな恩恵が期待できます。

学生起業におすすめの業種5選【低コスト・低リスク】

さまざまな起業のやり方がありますが、学生ならではの特徴や強みを活かす業種がおすすめです。低コスト・低リスクで始められる学生起業におすすめの業種は、以下のとおりです。

  • IT・Web制作
  • SNS運用代行・Webマーケティング
  • コンテンツ販売・オンラインスクール
  • プログラミング・アプリ開発
  • コンサルティング・スキルシェア

IT・Web制作

IT・Web制作はパソコン1つで始められる起業です。参入のしやすさや手軽さから、学生起業に適しています。在庫管理や事務所レンタル費用など固定費を大幅にカットできること、スモールスタートで無理なく始められることが魅力です。

具体的な仕事例では、WebサイトやECサイトの制作・運用などが挙げられます。スキルを活かして仕事をこなしていくなかで、実務経験を積みながら実績も築いていけます。学生起業のイメージも掴みやすいので、就職活動におけるアピールポイントとして大いに活用できるでしょう。

SNS運用代行・Webマーケティング

近年注目を集めているSNS運用代行・Webマーケティングも、学生起業に適した仕事といえます。

IT・Web制作同様、初期費用を抑えての起業が可能なことに加え、需要の高まりが顕著であることがポイントです。気軽にはじめられる集客・情報発信ツールとして注目されている一方で、「よくわからない」「取り組む時間がない」という業種も少なくありません。稼働可能時間や流行に対してのアンテナなど、学生・若者としての強みとマッチしやすく、需要と供給が一致することも多くみられます。

さらに、継続的な仕事・収入につながりやすい面もあることから、起業後に仕事が安定する見込みがある業種といえます。

コンテンツ販売・オンラインスクール

自分の強みや知識・経験などを商品として販売したり、オンラインスクールで多くの人々に伝えたりすることも立派な起業です。コンテンツ販売・オンラインスクールは可能性と利益率の高さがメリットの学生起業です。

販売・展開するコンテンツを一度作成すれば、何度でも販売できます。「学生ならではのコンテンツ」も高いニーズがあるため、学生もチャンスを掴むことが可能です。

しかし、どんな人が作っているのか、どんな中身か、価値のあるものなのかなどを正しく魅力的に伝えることは難しいものがあります。突然「コンテンツ販売します!」といえどもそう簡単に売れるものではありません。実績づくりと信頼構築がカギとなる事業内容といえるでしょう。

プログラミング・アプリ開発

学生ならではの知見や強みを活かしたプログラミング・アプリ開発も学生起業との相性が良いといえます。プログラミングやアプリを通じて、「こんなサービスがあったら便利かもしれない」など日常の小さな気づきができます。そのままビジネスのアイデアとなるため、痒いところに手が届く情報やサービスが提供可能です。

学生の立場・目線だからこそ気付ける課題やニーズは、大きな差別化ポイントとなるでしょう。プログラミング・アプリ開発は、効率よく多くのユーザーにアクションを起こせる起業です。一度提供すれば、多くのユーザーに対して同時にアプローチできます。労働時間に収益が左右されにくい仕組み作りができる点も、この分野の魅力のひとつです。

学生の特権である膨大な時間、実験できる自由さ、そして失敗も過度に恐れないマインドや環境は学生起業におけるプログラミング・アプリ開発と相性が良いといえるでしょう。スキルを磨きながら世間を相手に自らが作り出したものを発信できるため、学びと実績を同時に積める点でも非常におすすめです。

コンサルティング・スキルシェア

自らの知識やスキルを元にアドバイスしたり代行したりするのも、学生起業として多くみられるものです。コンサルティングはアドバイスや改善の提案を行う仕事、スキルシェアはスキルを教えたり、代わりに行うことで自分の得意分野の技術を提供する仕事です。

「受験勉強のアドバイス」「SNSでバズるまでの道のり」など、初期費用をかけることなく、自分の経験やスキルをそのまま起業のタネにすることができます。

自らの経験や知識をそのまま仕事に活かせる点は魅力ですが、需要と供給のマッチングが難しい、実績や信頼がないと収益化が難しいなどハードルが高い側面もあります。効率的に進めるため、コンサルティングやスキルシェアはSNS運用代行など他の分野と組み合わせて行う方法もおすすめです。

学生が起業するポイント

学生が起業するポイント

最後に、学生が起業する際に押さえておくべきポイントを紹介します。

起業の目的やビジョンを明確にする

1つ目のポイントは、起業の目的やビジョンを明確にすることです。目的やビジョンは、いわば起業や事業運営のゴールです。

ゴールが明確なら、ムダな寄り道をしたり、誤った決断を下したりするリスクを抑えられます。学生起業では、この目標がどれほど明確になっているか、またどれほど実現したいかが重要だと思います。

本来は学業という目的があるなかで、あえて起業の道を選択しているためです。また、多くの誘惑があるなかで自分を律し、ゴールへと進まなければなりません。

学生起業は、一般的な社会人の起業よりも難易度が高い取り組みです。この取り組みを成功させるには、ゴールとなる目的やビジョンを鮮明に描き、実現したいという強い思いを抱くことが重要です。

周囲の理解を得てから始める

たとえ、二十歳を超えている場合でも、学生起業では周囲の理解を得てから始めるのがおすすめです。一般的に、「二十歳を越えれば大人」とされていますが、それでも周囲からの理解があるとないとでは、事業の成功率が変わります。

両親や親戚からの理解を得て起業すれば、直接的でないにしろ、なんらかの支援を受けられるかもしれません。たとえば、事業が軌道に乗るまでは実家で養ってくれたり、事業資金を貸してくれたりなどです。

一方、反対を押し切ってムリに起業した場合、支援してもらえなかったり、関係が悪化したりする恐れもあります。「それでも起業したい」という場合、良いかもしれませんが、それでも本来得られたであろう支援のチャンスを自ら蹴るのは、ビジネスとしてナンセンスです。

もちろん起業にはリスクが伴うため、反対される恐れもあります。ただ、だからといっておっくうになるのではなく、まずは自分が掲げている目標やビジョンを伝え、理解を得る努力をすることが大切です。

セミナーやインターンなどに参加する

学生起業をするなら、まずは良質な情報を集めることが先決です。そこで効果的なのが、セミナーやインターンに参加することです。

近年では、学生起業を支援するセミナーやインターンも開催されており、ビジネスや起業に関するさまざまな知識を学べます。さらに、学生を対象とするセミナーやインターンは、基本的に無料です。

仮に内容が自分に合わなかった場合でも、交通費程度の損失で済むため、ぜひ多くのイベントへ足を運び情報を集めましょう。さらに、こうした場所には、同じ志を持つ起業仲間との人脈が形成できます。

仲間の存在は事業を進めるうえで大きなアドバンテージになるため、積極的に交流していくと良いでしょう。

参考:ログシップ|よりリアルな就活・転職をサポートするサイト

スモールスタートを目指す

学生起業に限らず、事業はスモールスタートが基本です。もちろん多額の資金を投じれば、得られるリターンは大きくなりますが、同時に失敗時の損失も膨らみます。

また、起業直後から賃貸の事務所や設備投資に資金を投じれば、ランニングコストが負担となり、せっかく売上を立てても利益が残らない恐れがあります。さらに、学生は信用面の関係で資金調達が難しいため、できるだけコストを抑えるのがおすすめです。

ただ、そうは言っても、作業場や取引先との商談場所など、最低限のオフィス設備は必要です。低額でオフィス設備を借りるなら、シェアオフィスを検討するのも一つの手です。

シェアオフィスは文字どおり、複数の個人または起業で一つの大きなオフィス空間をレンタルするサービスです。賃貸オフィスのような専有スペースはありませんが、月額数万円と格安で利用できます。

なお、弊社バーチャルオフィス1では、バーチャルオフィスを提供しています。作業場所は不要で、事業用住所のみが欲しいという方であれば、シェアオフィスよりも格安で利用できます。

気になる方は、ぜひホームページをご確認ください。

学生が使える起業支援制度・補助金・助成金まとめ

学生は学業がメインとなるため、一般的な起業と比べると起業資金の部分で不足が生まれやすいものです。ここでは、資金面の不足を補い、効率的に起業を進めるべく活用すべき支援制度や補助金・助成金について解説します。

学生が使える起業支援制度・補助金・助成金は以下のとおりです。

【国】

  • ものづくり補助金:
    革新的なものづくりやサービス開発を行う人たちを補助するための制度
  • IT導入補助金:
    課題やニーズにあったITツール導入のための経費を補助する制度
  • 小規模企業者持続化補助金:
    販売活動に必要な費用や企業全体の管理活動にかかる費用に利用できる制度

【自治体・企業・大学】

  • ビジネスコンテストや起業資金支援
  • 起業講座
  • 学生起業助成金

学生起業人口が増加傾向にある今日では、積極的な支援が行われています。国で行っている制度や補助金・助成金はもちろん、自治体や企業・大学などでも学生の起業をサポートする取り組みは増えています。

学生起業に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、学生起業に関するよくある質問について紹介します。

学生起業で頼りたいメンターや専門家はどこで出会える?

学生起業は「何をするか」と同じかそれ以上に「誰に頼るか」も重要になります。学生起業において、適切な方向に導いてくれる存在に頼ることは必要なことです。

メンターとして学生起業に関する経験や知見がある人、アドバイスができる人と出会える場に、起業イベントや交流会、ビジネスマッチングが挙げられます。起業や自治体主催の交流会なども積極的に行われているため、活用してみてはいかがでしょうか。

学生起業で特に気をつけたいことは?

学生起業で気をつけたいことは多々ありますが、のちのトラブル防止のためにも気をつけておきたいことは以下のとおりです。

【甘い言葉で近寄る人に注意】
本来であれば起業は時間もかかり苦労や失敗、多少のトラブルもつきものです。起業において「簡単にすぐ稼げる」「スキル不要」などの甘い言葉で近寄る人には気をつけてください。

【「紹介で稼げるビジネス」は起業にあらず】
「知り合いや友人に声をかけて広げていくことで稼ぐ」とするネットワークビジネスやマルチ商法や学生起業とは別の存在です。学生起業して何をやりたいのか、ビジネスの本質は何かを考えて行動するべきです。

【SNSや紹介で近づいてくる起業家には気をつける】
上記でメンターや専門家に出会い、頼ったり、アドバイスをもらったりすることも大切と伝えましたが、SNSで近づいてくる人にも注意が必要です。甘い言葉で近づいてきたのをきっかけに、高額なセミナーや金銭トラブルに巻き込まれるおそれがあります。人を見る目を養うこと、自分のビジネスや資金は自分で守り育てる気概が大切です。

まとめ

学生企業のメリット・デメリット

今回は、学生の漠然とした不安についてまとめていきました。

学生起業には、「やめとけ」と言われる理由がある一方で、学生起業でしか得られないメリットもあります。もちろん、本記事で紹介した失敗例に直面する可能性があるのは事実です。

ただし、これらは事前の対策次第で乗り越えられる課題ではないでしょうか。なお、近年の日本では、若者やシニア層の起業を支援する制度がどんどん整ってきています。

起業を考える若者のための支援資金や、知識不足を補うために相談に乗ってもらえる窓口、支援機構も増え、サポートも手厚くなってきています。過去と比べると、現在は一番起業がしやすい環境といっても過言ではないでしょう。

学生起業を考えているのであれば、メリット・デメリットをしっかりと把握し、挑戦を検討してみると良いでしょう。この記事が皆様の背中を少しでも押すことができる情報になっていたら幸いです。

 

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