バーチャルオフィスで法人口座を開設できる大手銀行|大手銀行はおすすめなのかを徹底解説

[投稿日]2025年02月04日

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バーチャルオフィスで法人口座を開設できる大手銀行|大手銀行はおすすめなのかを徹底解説

バーチャルオフィスを利用していても、大手銀行で法人口座を開設できる可能性は十分にあります。しかし、大手銀行の法人口座にはメリット・デメリットがあり、おすすめできるかどうかは状況によって異なります。

本記事では、バーチャルオフィスで法人口座を開設できる大手銀行を紹介。さらに、大手銀行で法人口座を開設するメリット・デメリットを解説します。大手銀行で法人口座を開設すべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

バーチャルオフィスでの法人口座開設について詳しくはこちら

大手銀行の定義

大手銀行に明確な定義はありませんが、一般的に「三菱UFJ銀行」、「三井住友銀行」、「みずほ銀行」の3行を「3大メガバンク」と呼びます。また、金融庁の分類によると、3大メガバンクに「りそな銀行」を加えた4行が「都市銀行」とされています。そのため、以下の4行を大手銀行として考えましょう。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

なお、上記の4行に「埼玉りそな銀行」を加えて「5大銀行」と呼ぶケースもあります。

バーチャルオフィスで法人口座を開設できる大手銀行

バーチャルオフィスを利用していても、以下の大手銀行4行すべてで法人口座の開設が可能です。以下では、各銀行について詳しく解説します。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

三井住友銀行

三井住友銀行に問い合わせたところ、「バーチャルオフィスが理由で法人口座を開設できないことはない」との回答を得ました。実際に、弊社バーチャルオフィス1でも、三井住友銀行の法人口座の開設実績が存在します。

三井住友銀行は、法人向けに以下のようなサービスを提供しています。

  • ビジネスマッチング
  • 事業承継サポート
  • 人材育成サービス
  • 外貨取引サービス

また、インターネットバンキングは計3種類のプランが提供されており、「ライトタイプ」であれば、初期費用・月額料金無料で利用可能です。ただし、高額・一括での振り込みを行う場合などは、月額2,200円(税込)の「デビュープラン」が適している可能性があります。

初期費用ライトタイプ:無料
デビュータイプ:無料
エキスパートタイプ:55,000円(税込)
口座維持手数料ライトタイプ:無料
デビュータイプ:2,200円/月(税込)※1
エキスパートタイプ:22,000円/月(税込)
振込手数料(同行同一支店宛)3万円未満:110円(税込)
3万円以上:220円(税込)
※インターネットバンキング(Web21(ライト)を除く)の場合
振込手数料(同行本支店宛)3万円未満:220円(税込)
3万円以上:440円(税込)
※インターネットバンキング(Web21(ライト)を除く)の場合
振込手数料(他行宛)3万円未満:495円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※インターネットバンキング(Web21(ライト)を除く)の場合

※1お試し期間をご利用の場合、お試し期間中は無料になります。

参考:プラン機能料金比較一覧 : 三井住友銀行
参考:振込手数料 : 三井住友銀行

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行に問い合わせたところ、「バーチャルオフィスが理由で法人口座の開設を断ることはない」旨の回答を得ました。弊社バーチャルオフィス1でも、三菱UFJ銀行の法人口座の開設実績が存在します。

三菱UFJ銀行は、法人向けに以下のようなサービスを提供しています。

  • スタートアップ支援
  • 経営コンサルティング
  • ビジネスマッチング
  • 成長企業支援

インターネットバンキングのプランは、「BizSTATION」と「BizSTATION Light」の2種類です。「BizSTATION Light」であれば、初期費用と口座維持手数料が無料です。また、月額1,760円(税込)の「BizSTATION」に登録すると、24時間サービスやスマホアプリなどを利用できます。

初期費用無料
口座維持手数料BizSTATION Light:無料
BizSTATION:1,760円/月(税込)
振込手数料(同行同一支店宛)3万円未満:110円(税込)
3万円以上:330円(税込)
※BizSTATIONの場合
振込手数料(同行本支店宛)3万円未満:110円(税込)
3万円以上:330円(税込)
※BizSTATIONの場合
振込手数料(他行宛)3万円未満:484円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※BizSTATIONの場合

参考:ご利用料金 | 三菱UFJ銀行

みずほ銀行

みずほ銀行では、バーチャルオフィスであることを理由に法人口座の開設を断ることはない旨のインタビュー記事が存在します。弊社バーチャルオフィス1でも、みずほ銀行の法人口座の開設実績があります。

みずほ銀行は、以下のような法人向けサービスを提供している点も特徴です。

  • 事業承継・財務コンサルティング
  • 経営コンサルティング
  • 経営戦略アドバイス
  • ビジネスマッチング

インターネットバンキングは、「みずほビジネスWEB」と「みずほe-ビジネスサイト(ベーシック/スタンダード)」から選択可能です。無料プランはありませんが、コストを抑えたい場合は、月額3,300円(税込)の「みずほビジネスWEB」が有力となります。

初期費用みずほビジネスWEB:無料
みずほe-ビジネスサイト(ベーシック):27,500円(税込)
みずほe-ビジネスサイト(スタンダード):55,000円(税込)
口座維持手数料みずほビジネスWEB:3,300円/月(税込)
みずほe-ビジネスサイト(ベーシック):5,500円/月(税込)
みずほe-ビジネスサイト(スタンダード):22,000円/月(税込)
振込手数料(同行同一支店宛)無料
※みずほe-ビジネスサイトの場合
振込手数料(同行本支店宛)3万円未満:220円(税込)
3万円以上:440円(税込)
※みずほe-ビジネスサイトの場合
振込手数料(他行宛)3万円未満:490円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※みずほe-ビジネスサイトの場合

参考:法人向けインターネットバンキング サービス比較 | みずほ銀行
参考:みずほe-ビジネスサイト ご利用料金 | みずほ銀行

りそな銀行

りそな銀行に問い合わせたところ、「バーチャルオフィスが理由で法人口座を開設できないということはない」旨の回答を得ました。弊社バーチャルオフィス1でも、りそな銀行の法人口座の開設実績が存在します。

りそな銀行では、法人向けに以下のようなサービスを提供しています。

  • M&Aサポート
  • ビジネスマッチング
  • 事業承継コンサルティング
  • サステナビリティ関連ファイナンス

また、インターネットバンキングのプランは、「りそなビジネスダイレクト」「りそなビジネスダイレクト(Mini)」の2種類です。無料プランは存在せず、月額3,300円(税込)の「りそなビジネスダイレクト(Mini)」が最安です。「りそなビジネスダイレクト」では、総合振込口座振替や給与振込、住民税納付などが可能となります。

初期費用無料
口座維持手数料りそなビジネスダイレクト(Mini):3,300円/月(税込)
りそなビジネスダイレクト:7,700円/月(税込)
振込手数料(同行同一支店宛)無料
※りそなビジネスダイレクトの場合
振込手数料(同行本支店宛)330円(税込)
※りそなビジネスダイレクトの場合
振込手数料(他行宛)605円(税込)
※りそなビジネスダイレクトの場合

参考:りそなビジネスダイレクトとは|りそな銀行
参考:手数料情報│金利・手数料│りそな銀行

大手銀行で法人口座を開設するメリット

大手銀行で法人口座を開設する主なメリットは、以下の通りです。以下では、各メリットを詳しく解説します。

  • プロパー融資を受けられる可能性がある
  • 全国各地に支店がある
  • 経営サポートを受けられることがある

プロパー融資を受けられる可能性がある

大手銀行で法人口座を開設すると、プロパー融資を受けられる可能性があります。プロパー融資とは、信用保証協会などの保証をつけず、銀行が直接融資を行う制度です。

大手銀行は資金力に優れており、事業計画によっては大規模な融資を受けられる場合があります。信用金庫や地方銀行と比較して、低金利の傾向がある点も魅力です。将来的な事業拡大時に大規模な融資を受ける見込みの場合、大手銀行での法人口座の開設が適している可能性があります。 

ただし、起業直後にプロパー融資を受けることはとてもハードルが高いものです。プロパー融資を受けるには、数期分の決算書で安定的な黒字の実績があり、将来にわたって黒字を確保できることを容易に予見できなければなりません。そのため、あくまでも将来的にプロパー融資が受けられる可能性があると考えておいてください。

全国各地に支店がある

全国各地に支店があることも、大手銀行で法人口座を開設するメリットです。出張や引っ越しなどのエリアを移動する場合でも、全国各地からATMや銀行窓口を利用できます。信用金庫や地方銀行は、営業エリア内にしか支店が存在しないので、大手銀行のメリットといえるでしょう。

ただし、地域によっては、大手銀行の支店が存在しない可能性があります。特に、現在は各銀行で支店を減らしている傾向があるため、注意が必要です。

また、全国各地で銀行を利用したい方は、ネット銀行の法人口座も有力な選択肢となります。窓口での手続きはできませんが、コストを抑えつつ、全国どこからでも振り込みや出金が可能です。

経営サポートを受けられることがある 

大手銀行では、以下のような経営サポートを提供しているケースが多くあります。

  • ビジネスマッチング
  • スタートアップ支援
  • IPO支援
  • 経営コンサルティング
  • 財務コンサルティング
  • 事業継承サポート
  • M&Aサポート

専任の担当者にサポートしてもらえるケースもあり、事業を円滑かつ有利に進められるでしょう。ただし、各銀行で提供している経営サポートは異なるため、事前に確認することが大切です。

大手銀行で法人口座を開設するデメリット

大手銀行での法人口座の開設には、以下のデメリットが存在します。以下では、各デメリットを詳しく解説します。

  • 審査が厳しい可能性がある
  • ネット銀行と比べて振込手数料が高め
  • 口座維持費がかかるケースがある
  • 会社の信用度には大きく影響しない

審査が厳しい可能性がある

大手銀行の法人口座は、ネット銀行などと比較して審査が厳しい傾向があります。大手銀行は、融資の金利差などで収益を得るビジネスモデルであり、法人の収益性や成長性が審査基準に入っている可能性があるためです。

バーチャルオフィスという理由で審査に落ちることはありませんが、起業直後で実績のない法人の場合、口座を開設できない恐れがあります。また、審査が厳しいことで、事前準備に時間がかかる点もデメリットです。

ネット銀行と比べて振込手数料が高め 

大手銀行は、ネット銀行と比較して振込手数料が高い傾向にあります。大手銀行と代表的なネット銀行における他行宛の振込手数料を比較します。

大手銀行ネット銀行
三井住友銀行3万円未満:495円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※インターネットバンキング(Web21(ライト)を除く)の場合
GMOあおぞらネット銀行通常:145円(税込)
振込料金とくとく会員:129円(税込)
三菱UFJ銀行3万円未満:484円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※BizSTATIONの場合
住信SBIネット銀行130~145円(税込)
※月間の振込件数によって異なる
みずほ銀行3万円未満:490円(税込)
3万円以上:660円(税込)
※みずほe-ビジネスサイトの場合
楽天銀行3万円未満:150円(税込)
3万円以上:229円(税込)
りそな銀行605円(税込)
※りそなビジネスダイレクトの場合
PayPay銀行160円(税込)
※前月の預金平均残高が3,000万円以上の場合、月5回まで無料

振り込みの回数が多い法人の場合、振込手数料の負担が重くなる可能性があります。振込手数料を低減して事業を展開したい方は、ネット銀行のほうが適しているでしょう。

なお、ネット銀行のなかでも「GMOあおぞらネット銀行」と「住信SBIネット銀行」は、通常時の振込手数料が最安です。手数料優遇制度もあるので、ぜひチェックしてみてください。

口座維持費がかかるケースがある

大手銀行の法人口座では、インターネットバンキングの口座維持費(月額料金)がかかるケースがあります。各銀行の口座維持費を紹介します。

銀行名口座維持費
三井住友銀行ライトタイプ:無料
デビュータイプ:2,200円/月(税込)※1
エキスパートタイプ:22,000円/月(税込)
三菱UFJ銀行BizSTATION Lignt:無料
BizSTATION:1,760円/月(税込)
みずほ銀行みずほビジネスWEB:3,300円/月(税込)
みずほe-ビジネスサイト(ベーシック):5,500円/月(税込)
みずほe-ビジネスサイト(スタンダード):22,000円/月(税込)
りそな銀行りそなビジネスダイレクト(Mini):3,300円/月(税込)
りそなビジネスダイレクト:7,700円/月(税込)

※1お試し期間をご利用の場合、お試し期間中は無料になります。

上記の通り、みずほ銀行とりそな銀行では、無料プランが存在しません。口座維持費がかさむと年間数万円のコスト増につながる可能性があるので、コストを削減したい場合はネット銀行の法人口座を検討しましょう。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の開設はこちら

会社の信用度には大きく影響しない

大手銀行で法人口座を開設したからといって、会社の信用度が大きく高まるわけではありません。「会社の信用を高めたい」という理由で大手銀行を選択する場合、維持費や振込手数料がかさんでしまうデメリットのほうが大きい可能性があります。

反対に、ネット銀行で法人口座を開設しても、信用が大きく低下することは考えにくいでしょう。対外的な信用を獲得するためには、法人口座の開設場所よりも財務状況や充実した取引実績などが重要です。

まとめ

バーチャルオフィスであっても、大手銀行の法人口座を開設可能です。大手銀行は大きく4種類あり、いずれの銀行でもバーチャルオフィスが原因で法人口座の審査に落ちることはありません。

大手銀行は全国に支店を展開しており、大規模な融資や経営サポートを受けられる可能性がある点が主なメリットです。しかし、振込手数料や口座維持費など、ネット銀行と比較した場合に費用がかさむといったデメリットがあります。メリット・デメリットや各銀行の特徴を把握し、自身の事業に最適な法人口座を選択しましょう。

また、弊社バーチャルオフィス1では、ご利用者さまを対象に法人口座開設の相談を承っています。月額880円+郵送費用(税込)で東京都渋谷区、広島市中区の住所を利用できるので、ぜひご検討ください。 

この記事の投稿者

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1

月額880円で法人登記・週1回の郵便転送・郵便物の来館受取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。

https://virtualoffice1.jp/

この記事の監修者

株式会社バーチャルオフィス1代表取締役 牧野 傑

株式会社バーチャルオフィス1 代表取締役

2022年2月に株式会社バーチャルオフィス1の代表取締役に就任。東京(渋谷)、広島にて個人事業主(フリーランス)、法人向けにビジネス用の住所を提供するバーチャルオフィスを運営している。自ら起業した経験も踏まえ、「月額880円+郵送費用」といったわかりやすさを追求したワンプランで、利用者目線に立ったバーチャルオフィスを目指している。

東商 社長ネット 株式会社バーチャルオフィス1 牧野 傑
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