海外送金におすすめの法人口座3選を比較!手数料の仕組みを理解しておこう

[更新日]2026年10月01日

※本ページにはプロモーションが含まれています

海外送金におすすめの法人口座3選を比較!手数料の仕組みを理解しておこう

投稿者

バーチャルオフィス1編集部

バーチャルオフィス1編集部

東京都渋谷区道玄坂、千代田区神田神保町、広島市中区大手町にあるバーチャルオフィス1です。 月額880円で法人登記・月4回の郵便転送・郵便物の来館引取ができる起業家やフリーランスのためのバーチャルオフィスを提供しています。 翌年以降の基本料金が最大無料になる割引制度もございます。 ■店舗一覧 バーチャルオフィス1渋谷店 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8B バーチャルオフィス1神保町店 東京都千代田区神田神保町2-10-31 IWビル1F バーチャルオフィス1広島店 広島県広島市中区大手町1-1-20 相生橋ビル7階 A号室 https://virtualoffice1.jp/

監修者

金融・マネーライター 荒井 美亜

金融・マネーライター 荒井 美亜

FP事務所シルバースプーン 代表 立教大学大学院経済学研究科修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業の経理等を経験して現在は金融・マネー系の記事を主に手掛けるライターとして活動中。カードゲームを通じて全国の高校生・大学生に金融教育を行うプロジェクト「Gトレ」の認定ファシリテーター(講師)として教壇にも立つ。取得資格はAFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、貸金業務取扱主任者(試験合格)、宅地建物取引士(試験合格)

海外の企業と取引が多い場合、海外送金サービスの手数料がネックとなりがちです。銀行によって、送金手数料や為替手数料が異なるため、細かく比較しなければムダなコストがかかるおそれがあります。

本記事では、FP事務所シルバースプーン 代表 荒井氏監修のもと、法人口座を開設でき、なおかつ海外送金に適した3つの銀行を比較します。送金サービスの仕組みもあわせて説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

※個別に注記がある場合を除き、本記事の表示価格はすべて税込の総額を表示しております。

更新日更新内容
2026/10/01ドコモSMTBネット銀行の他行宛振込手数料を更新しました。
2026/09/08監修者にFP事務所シルバースプーン 代表の荒井美亜氏が加わりました。ネット銀行・店舗型銀行の送金手数料を更新しました。

おすすめ法人口座の総合比較はこちらの記事を参考にしてください。

法人口座の海外送金サービスの対応比較表

ここでは、法人口座にて海外送金を利用できる銀行の各種手数料を比較します。前提として、メガバンクや都市銀行などの店舗型銀行は、ネット銀行よりも手数料が高く設定されています。

以下では、主要11行の海外送金サービスの手数料を、契約金・為替手数料が抑えられている順にまとめています。表の一番右の列には「ネット銀行」「店舗型銀行」の別を記載しています。なお、PayPay銀行の海外送金は自社サービスではなく提携先の外部サービス(PayForex)である点、イオン銀行はPayForexと提携しているものの個人向けのみで法人は利用対象外である点にご注意ください。

■法人口座の海外送金サービス手数料比較表

銀行名契約金送金手数料為替手数料(米ドル)種類
GMOあおぞらネット銀行 ロゴ
GMOあおぞらネット銀行
無料送金金額に応じて変動※10円ネット銀行
三菱UFJ銀行 ロゴ
三菱UFJ銀行
無料当行在外支店:2,500〜7,500円
他行:3,000〜7,500円
※申請窓口に応じて変動
25銭/ドル店舗型銀行
三井住友銀行(Trunk) ロゴ
三井住友銀行(Trunk)
無料当行在外支店:2,500〜7,000円
他行:3,000〜7,500円
※申請窓口に応じて変動
※別途「Global e-Tradeサービス」の契約が必要
50銭/ドル店舗型銀行
みずほ銀行 ロゴ
みずほ銀行
無料当行在外支店:7,000円(3,500円)
他行:7,500円(4,000円)
※申請窓口に応じて変動
100銭/ドル店舗型銀行
楽天銀行 ロゴ
楽天銀行
無料1,000円※2100銭/ドルネット銀行
りそな銀行 ロゴ
りそな銀行
無料オンライン:4,500円
店舗:7,500円
要確認店舗型銀行
SBI新生銀行 ロゴ
SBI新生銀行
無料着金通貨・送金先国・受取方法により異なる着金通貨・送金先国・受取方法により異なる店舗型銀行
ドコモSMTBネット銀行 ロゴ
ドコモSMTBネット銀行
55,000円3,500円/件6銭/ドルネット銀行
PayPay銀行 ロゴ
PayPay銀行

(PayForex)
PayForexの料金に準ずるPayForexの料金に準ずるPayForexの料金に準ずるネット銀行
イオン銀行 ロゴ
イオン銀行
※3
ーーーネット銀行
ゆうちょ銀行 ロゴ
ゆうちょ銀行
非対応ーー店舗型銀行
※1 送金額10,000米ドル、1米ドル155円(仲値)の場合、送金手数料は11,351円(2025年6月9日時点の情報)。なお、為替手数料は無料。
※2 円建てで送金する場合は手数料(リフティングチャージ)2,500円が必要
※3 PayForexと提携しているが、18歳以上の個人向けサービスであり、法人は利用対象外

契約金がかからないのは、GMOあおぞらネット銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行(Trunk)・みずほ銀行・楽天銀行・りそな銀行・SBI新生銀行の7行です。なかでも為替手数料が最も安いのはGMOあおぞらネット銀行の0円で、送金金額に応じて送金手数料がかかる仕組みになっています。次いで三菱UFJ銀行(25銭/ドル)、三井住友銀行(Trunk)(50銭/ドル)と続きます。

一方、楽天銀行は送金手数料が1件あたり1,000円と一律・比較的安価に設定されているため、一度に多くの送金をする機会がある方におすすめです。海外送金サービスの各種手数料を重視して銀行を選ぶ方には、GMOあおぞらネット銀行や楽天銀行が適しています。

なお、ドコモSMTBネット銀行は契約金に55,000円がかかり、PayPay銀行の海外送金は提携先PayForexの料金に準ずるため、事前に確認が必要です。ゆうちょ銀行は海外送金サービスに非対応、イオン銀行はPayForexと提携しているものの法人は利用対象外のため、比較の対象外となります。

実際のところ、手数料は着金通貨・送金先国・受取方法により大幅に異なります。ただし、上記の表に出てきた銀行のうち、SBI新生銀行は、シンガポールのグローバル決裁企業Nium Pte. Ltd.と提携しており、米ドル、ユーロ、英ポンドであれば以下のように送金手数料が比較的安価になっています。

着金通貨送金先国送金手数料
米ドル(USD)アメリカ1,500円
ユーロ(EUR)ユーロ圏1,500円
英ポンド(GBP)イギリス1,500円
出典:銀行口座宛送金サービスにおける送金手数料大幅引き下げについて | 海外送金はお得な手数料のSBIレミット 国際送金サービス


条件に合えばかなりお得になる可能性があるので、検討する価値はあるでしょう。

事前に知っておこう!法人口座で海外送金手数料がかかる仕組み

法人口座で海外送金手数料がかかる仕組み

ひとえに海外送金手数料と言っても、実はさまざまな手数料が発生します。一般的な銀行で請求されるのは、以下の4種類です。

  • 送金手数料
  • 為替手数料
  • 銀行中継手数料
  • その他手数料

ここでは、上記手数料がどのような仕組みで発生するのかを詳しく解説します。

送金手数料

まず、海外送金にて必ず発生するのが、送金手数料です。海外送金をする場合、送金人が、法人口座を開設している銀行へ海外送金を依頼します。

この、依頼を受けた銀行(法人口座の開設元)へ支払うのが、送金手数料です。銀行からすると、送金人から取引の依頼を受けたという形になるため、これを処理するために独自の料金形態で手数料を徴収します。

送金手数料の相場は銀行の形態によっても異なるのが特徴で、主に以下のように設定されます。

  • ネット銀行:最低0円〜(取引金額に応じて変動)
  • 店舗型銀行:2,000円〜

また、円貨を両替せずに送金する場合は、別途「円貨送金時手数料(リフティングチャージ料)」が発生します。円貨送金時手数料の相場は以下の通りです。

  • ネット銀行:2,000円程度
  • 店舗型銀行:送金額の0.05%

ただし、これはあくまで相場であって、実際の手数料は時期や利用する銀行によっても異なります。利用する際には最新の情報を入手したうえで手続きを進めましょう。

為替手数料

為替手数料は、通貨を両替する際に発生する手数料です。たとえば、「日本」から円通貨で「アメリカ」へ送金する場合、円→米ドルの両替が必要です。

海外の旅先で両替する際、本来のレートよりも多く請求されるのが、まさに為替手数料にあたります。法人口座の海外送金サービスの場合は、1ドルあたり3〜50銭が為替手数料の相場です。ただし、GMOあおぞらネット銀行のように、為替手数料を無料にしている銀行も一部存在します。

銀行中継手数料

銀行中継手数料とは、海外送金の「依頼を受けた銀行(法人口座の開設元)」と「海外の受取銀行」の間に入る金融機関へ支払う手数料のことです。一見すると、海外送金は「依頼を受けた銀行」と「海外の受取銀行」の2社で成立しているように思いますが、実は取引を円滑に進めるために中継銀行が入っています。

この中継銀行に支払う手数料こそが、銀行中継手数料なのです。相場は、1件あたり1,000〜3,000円です。

その他手数料

上記で説明した手数料以外にも、海外送金では以下の手数料が発生するケースがあります。

  • 受取手数料
  • 外貨取扱手数料
  • 紹介手数料
  • 組戻手数料
  • 変更手数料

受取手数料は、「海外の受取銀行」に対して支払う費用です。送金先の銀行によって料金形態が異なるため、取引の前に確認しておく必要があります。

法人口座の海外送金手数料のシミュレーション

ここでは、法人口座の海外送金手数料をシミュレーションします。以下は、手数料の安さに定評がある「GMOあおぞらネット銀行」と、手数料が定額の「楽天銀行」で1,000米ドルを送金する際のシミュレーションです。

GMOあおぞらネット銀行 ロゴ
GMOあおぞらネット銀行
楽天銀行 ロゴ
楽天銀行
送金手数料1,561円1,000円
円貨送金手数料ーー
海外中継銀行手数料ー1,000円
為替手数料0円ー
合計1,561円2,000円

1,000米ドルを送金する場合、GMOあおぞらネット銀行のほうが安く送金できます。また、以下では、10,000米ドルを海外送金した場合の手数料をまとめています。

GMOあおぞらネット銀行 ロゴ
GMOあおぞらネット銀行
楽天銀行 ロゴ
楽天銀行
送金手数料13,228円1,000円
円貨送金手数料ーー
海外中継銀行手数料ー1,000円
為替手数料0円0円
合計13,228円2,000円

楽天銀行の送金手数料は定額であるため、送金金額が大きくなっても変わりはありません。一方、GMOあおぞらネット銀行の場合、送金金額が大きくなれば当然送金手数料も高くなります。ただし、楽天銀行では海外送金サービスの通貨換算に適用される為替レートがやや特殊である点に注意しなくてはなりません。

海外送金サービスの通貨換算に適用する為替レートは、当行所定の時点・方法により特定される一般的な銀行間外国為替相場に当行所定の為替手数料を加算したものです。

引用元:送金手数料|外国への送金なら楽天銀行

そのため、条件次第では10,000ドルを送金する際のコストが大きくなる可能性が出てきます。「定額でわかりやすいこと」を重視するなら楽天銀行に一定のメリットはありますが、あくまで「全体としてどれだけのコストが発生するか」を主軸に考えましょう。

両者の手数料を詳しくシミュレーションしたい方は、以下をご参考ください。

参考:海外送金シミュレーター|法人のお客さま|楽天銀行
参考:GMOあおぞらネット銀行 海外送金(法人)powered by Wise | 法人口座の開設 | GMOあおぞらネット銀行

海外送金におすすめの法人口座3選を比較!

以下では、海外送金におすすめの法人口座を比較しています。なお、PayPay銀行は、PayForexという提携海外送金サービスを利用する仕組みです。外部サービスの紹介になるため、以下には含めていません。

銀行名契約金月額料金送金手数料為替手数料(米ドル)
GMOあおぞらネット銀行 ロゴ
GMOあおぞらネット銀行
無料無料送金金額に応じて変動0円
楽天銀行 ロゴ
楽天銀行
無料無料1,000円100銭/ドル
ドコモSMTBネット銀行 ロゴ
ドコモSMTBネット銀行
55,000円無料3,500円/件6銭/ドル

GMOあおぞらネット銀行:為替手数料が0円、送金スピードが1営業日以内

GMOあおぞらネット銀行
契約金無料
送金手数料送金金額に応じて変動
為替手数料(米ドル)0円
振込手数料(国内)同行宛:無料
他行宛:100円(※99円)
※振込料金とくとく会員
法人口座の審査期間最短即日~平均2営業日

GMOあおぞらネット銀行は、海外送金サービスの各種手数料が安い銀行です。送金手数料は、取引金額によって変動します。

GMOあおぞらネット銀行の海外送金サービスは、国際送金プラットフォーム「Wise Platform」を採用しています。これにより、最短当日着金や為替手数料0円など、ほかの銀行にはない多くのメリットを実現しています。

海外の取引先や顧客とのやり取りが多い会社におすすめです。また、国内の銀行への振込手数料も100円と非常に安価です。あらゆる送金・振込をGMOあおぞらネット銀行で行えば、コスト削減が期待できます。

海外送金サービスについて詳しく知りたい方は、以下からGMOあおぞらネット銀行の公式サイトをご確認ください。

楽天銀行:送金手数料が定額1,000円

楽天銀行
契約金無料
送金手数料1,000円
為替手数料(米ドル)100銭/ドル
振込手数料(国内)同行宛:52円
他行宛:
3万円未満:150円
3万円以上:229円
法人口座の審査期間1週間程度

楽天銀行は、送金手数料が定額かつ安価な点が特徴です。ほかにも送金手数料を定額にしている銀行はありますが、1件あたり2,000円〜が相場です。

相場の半額で取引できるのは、楽天銀行ならではの魅力です。なお、海外送金サービス以外にも、ネットバンキングのアカウント数上限が多かったり、給与・賞与振込サービスに対応していたりと、事業の成長後にも利用しやすいサービスになっています。

長期的に利用できる法人口座をお探しの方には、楽天銀行がおすすめです。

 

ドコモSMTBネット銀行:為替手数料が6銭と安い

ドコモSMTBネット銀行
契約金55,000円(税込)
送金手数料3,500円/件
為替手数料(米ドル)6銭/ドル
振込手数料(国内)同行宛:無料
他行宛:100円(税込)
法人口座の審査期間最短翌日

ドコモSMTBネット銀行は、為替手数料が安価に設定されています。1ドルあたり6銭の為替手数料のため、取引金額が大きい場合でも、少ない手数料で済みます。

しかし、前述した2行と比較すると、契約金がかかる点と送金手数料がやや高めに設定されている点はデメリットです。海外送金サービスの利用頻度が高い場合は、「GMOあおぞらネット銀行」や「楽天銀行」を検討するほうが良いでしょう。

ただし、国内の銀行への振込手数料が非常に安価なため、取引の目的や頻度を考慮して選択すると良いでしょう。ドコモSMTBネット銀行の詳細が気になる方は、以下より公式サイトをご確認ください。

 

手数料を安く抑えるなら、海外送金サービスを利用する手も

海外送金サービスのメリット・デメリット

ここまで、銀行が提供する海外送金サービスについて紹介してきましたが、手数料を安く抑えるには、外部の海外送金サービスを利用するのも一つの手です。海外送金サービスを専門で提供する会社は、ネット銀行の同サービスよりも手数料を安く設定しています。

また、料金形態が明瞭なため、「利用前からどの程度のコストがかかるのか?」を予測しやすい点が魅力です。実際に、海外送金の専門サービスと、一般的な銀行の手数料を比較すると、以下の通りです。

海外送金の専門サービス

・手数料: 送金額の0.5%~1% + 固定料金

銀行

・送金手数料: 3,000円~5,000円(送金元銀行)

・中継銀行手数料: 2,000円~3,000円

・受取銀行手数料: 1,000円~2,000円

なお、これらはあくまで相場であり、実際の手数料は個々のサービスや利用条件によって異なります。また、信用状(L/C)や為替予約などの特殊な海外取引をする場合は、金融機関である銀行を利用するほうがおすすめです。また、国や業種によっては、取引の規制やコンプライアンスの制限がかかる可能性もあります。

上記のような特殊なケースでは、信用力がある銀行を選択する方がトラブルのリスクを抑えられます。手数料を抑えることはもちろん重要ですが、取引の目的や相手国の事情も考慮し適切なサービスを選択してください。

まとめ

本記事では、海外送金におすすめの法人口座を比較しました。冒頭でも述べたとおり、海外送金の手数料は銀行によって大きく異なるため、取引規模や目的にあわせて選択することが重要です。

なお、国内での取引も多い場合は、通常の振込手数料も加味したうえで、銀行を選択する必要があります。以下の記事では、法人口座を開設できる主要な銀行を、用途・サービス内容別に細かく比較しています。

自社の用途にあった法人口座を開設したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

起業記事一覧
トップへ