バーチャルオフィス利用者の法人口座開設｜実績インタビュー3

会社の設立時は、法人口座を開設することが一般的です。しかし、「バーチャルオフィスで法人登記をすると、法人口座が開設できない」と、誤解をされている方は多いのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、バーチャルオフィスで法人口座の開設は可能です。多くのバーチャルオフィス利用者は法人口座開設を実現しています。

今回は、実際に法人口座の開設を実現した、バーチャルオフィス利用者さまのお声をご紹介します。「本当にバーチャルオフィスを利用していて法人口座が開設できるの？」と不安な方は、ぜひ参考にしてくださいね。

三井住友銀行を開設｜バーチャルオフィス利用者の口座開設実績インタビュー

今回ご協力いただいたのは、業務委託ならびにコンサルティング業を営まれている利用者さまです。

インタビューを進めるなかで、個人事業主の頃から屋号口座で取引されていた銀行を選ばれたことや、長年のクレジットカード決済で信頼を積み重ねてきたことなどが、法人口座開設を成功させた理由だと感じました。

以下では、インタビュー内容を詳しくご紹介します。

Q1.バーチャルオフィス1を選ばれた理由を教えてください。

ーー数あるバーチャルオフィスのなかでも、バーチャルオフィス1を選んだ理由を教えてください。

価格が月額料金880円＋郵送費用と安いのに、対応が良かった点に惹かれました！他のバーチャルオフィスにはないメリットだと思います。

Q2.法人口座開設までの流れを教えていただけますか？

ーーどの銀行で法人口座を開設されたのでしょうか？

三井住友銀行で開設しました。三井住友銀行は個人事業主の頃から屋号口座で取引があったので、開設しやすいと思ったからです。また、クレジットカードも三井住友カードを複数所有していて、長年決済で使用していることも選んだ決め手になります。

ーー具体的な法人口座開設までの流れを教えてください。

だいたい2ヶ月ほどで法人口座の開設ができました。メガバンクは開設までに時間がかかるので、早めに準備に取り掛かることをおすすめします！

【利用者さまが体験された三井住友銀行の口座開設までの流れ】

時期	具体的な内容
3月30日	Webフォームより申し込み
4月下旬	法人担当者より電話で申し込み連絡確認
5月中旬	店頭来店の案内メール到着〜店頭来店予約
5月19日	店頭で手続き（登記簿謄本写し、印鑑証明書類を持参）
6月29日	ネットバンキング手続書、キャッシュカードがV1に簡易書留到着
6月1日	ネットバンキング手続書、キャッシュカードをV1で受領

ーーWebフォームではどのような項目を入力されましたか？

Webフォームでは、事業内容とホームページのリンクを入力しました。

ーー実際に提出された書類について教えてください。

書類は、開設フォームに従って提出しました。ほかに特別な書類を提出してほしいといった依頼はなかったです。

ーー口座開設の際に、面談はありましたか？

電話で申し込みの確認連絡があったのみで、面談はありませんでした。個人事業主の頃から屋号口座で取引をしていたからかもしれません。

Q3.これから口座開設される方へアドバイスがあればお願いします。

ーーお話をお伺いできて、大変参考になりました！最後に、これから口座開設される方へアドバイスがあれば、お願いします。

時期にもよるかもしれませんが、渋谷という場所もあって起業法人が想像より多かったです。銀行側もどうしても物理的に対応が間に合っていないようで、口座開設までに2ヶ月かかりました。

私は個人事業主時代の口座で対応しましたが、法人口座開設には時間がかかってしまいます。開設が遅いと事業に支障をきたす場合は、ネット銀行での口座開設をおすすめします。

また、来店の際は面談を想定していましたが粛々と手続きが終わりました。手続き時間の合間に銀行から営業があったほどです（笑）メガバンクでの開設が難しい場合は、書類審査で却下されるのではないかな、と思います。

私の経験がみなさんの参考になれば嬉しいです！

法人口座開設のポイントとは？

今回インタビューさせていただいた利用者さまのお話を踏まえて、法人口座開設のポイントを紹介します。

①事業実態の証明をできるようにする

まず、事業実態をしっかりと証明できる書類を準備することが大切です。

創業計画書やホームページのスクリーンショット、直近の取引の請求書など、銀行側が事業実態を把握できるものを提出しましょう。目に見える証拠があることで、信頼してもらいやすくなります。

②口座開設に向いていないバーチャルオフィスは避ける

バーチャルオフィスのなかには、法人口座の開設に向いていない事業者があります。たとえば、過去に犯罪を犯した利用者がいた経歴のあるバーチャルオフィスや、口座開設の実績がないバーチャルオフィスなどです。

また、契約の審査がゆるいバーチャルオフィスも注意しておきましょう。信頼性の高いバーチャルオフィスを選ぶことが、口座開設成功のポイントです。

③特定の銀行にこだわらない

「必ずメガバンクで口座開設する」など、特定の銀行にこだわらないようにしましょう。特定の銀行にこだわらないことで、口座開設の可能性が高まります。

大手銀行の法人口座を持っていることが、信用度の向上に必ずしも結びつくわけではありません。起業したばかりの段階なら、開設しやすいネット銀行を選択することをおすすめします。

【おすすめ銀行一覧（メガバンク）】

おすすめの銀行	開設可否
三菱UFJ銀行	〇 可能性あり
三井住友銀行	〇 可能性あり
みずほ銀行	〇 可能性あり

※信用金庫は登録住所と実際の事業所が異なると否認されてしまうため、法人口座開設は難しいと考えられます。

【おすすめ銀行一覧（ネット銀行）】

おすすめの銀行	開設可否
GMOあおぞらネット銀行	〇 可能性あり
楽天銀行	〇 可能性あり
PayPay銀行 （旧ジャパンネット銀行）	〇 可能性あり
住信SBIネット銀行	〇 可能性あり
りそな銀行	〇 可能性あり
ゆうちょ銀行	〇 可能性あり
新生銀行	〇 可能性あり

④すでに個人の銀行口座を開設している銀行に相談する

今回インタビューした利用者さまのように、個人事業主の頃から取引があった銀行を選択するのもおすすめです。すでに口座を利用してきた実績があることで、信頼を得やすくなり、口座開設できる可能性が高まります。

⑤SNSアカウントを持っておく

ビジネスにおいて、SNSの活用は効果的なマーケティング手法のひとつです。

会社の事業をアピールするSNSアカウントがあれば、提出してみましょう。信頼性を得られそうな情報は、すべて出すことをおすすめします。

⑥自身の経歴書を準備しておく

会社に関することだけでなく、代表者自身の経験や実績がわかる経歴書を準備しておくことも、口座開設には有利に働きます。

事業の分野にいかに精通しているのか、どんな経験・実績があるかなどをアピールすることで、今後事業が成功するイメージを持ってもらえるでしょう。

⑦バーチャルオフィスとの契約書をもっていく

口座開設の際は、バーチャルオフィスを利用していることを隠すのではなく、しっかりと伝えましょう。

「自社オフィスを使っています」などの嘘をついてしまうと、それだけで不信感が募ります。住所で検索すればバーチャルオフィスだということはすぐバレますので、隠さず伝えることが大切です。

⑧会社ホームページを用意しておく

会社ホームページを用意しておくことで、事業実態や会社概要を証明する資料として役立ちます。今回インタビューした利用者さまは、申し込みの際に会社ホームページのリンクを入力されています。

会社ホームページは常に情報を最新にしておき、古い情報が残っていないようにしましょう。

⑨知人に銀行を紹介してもらう

大手銀行の場合、口座開設の実績がない事業者に対して、慎重になる傾向があります。実績のある知人に紹介してもらうことで、口座開設が成功しやすくなるかもしれません。

紹介してもらえるような知人がいる場合は、ぜひ相談してみましょう。

⑩本店所在地近隣の銀行で開設する

大手銀行や地方銀行などの実店舗をともなう銀行の場合は、登記で記した本店所在地の近くにある銀行支店で口座開設を申し込みましょう。

銀行によっては担当している管轄区域があるため、離れた場所にある銀行からは口座開設ができない可能性があります。なお、ネット銀行の場合は実店舗がありませんので、気にせず口座開設が可能です。

バーチャルオフィスでの法人口座開設について詳しく知りたい方はこちら▼

バーチャルオフィスでも銀行口座（法人口座）の開設可能！ 開設するポイントまとめ

まとめ

今回は、三井住友銀行を開設された利用者さまにお話をお伺いしました。インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました！

ネット銀行よりは時間がかかるものの、三井住友銀行のようなメガバンクでも法人口座開設が可能なことがわかりました。今回スムーズに開設できたのは、個人事業主の頃から屋号口座で取引を行われていたことや、長年銀行のクレジットカードで決済されていたことなどが挙げられるでしょう。

そもそも法人口座の開設が難しいとされるのは、銀行口座の悪用を防ぐためです。信頼できる企業であることが証明できれば、バーチャルオフィスを利用していても口座を開設できます。

バーチャルオフィス1では、バーチャルオフィスをご契約いただいている会員さまを対象に、法人口座開設の進め方のアドバイスを行っております。「法人口座の開設は不安……」という方は、バーチャルオフィス1をご契約のうえ、法人登記したい旨をお伝えください。当サービスでは、法人登記のために別途追加料金は発生しません。基本料金880円（税込）で法人登記&住所利用が可能なので、ぜひ安心してご利用ください。